あらためて、このプロジェクトを始めた理由を書かせてください。「喪失と再生のアートラボ」は、私自身の個人的な体験から始まりました。大切な人を自死で亡くしたことが、すべての出発点でした。その出来事は、言葉では語り尽くせないほどの痛みと衝撃を伴いながらも、同時に、生き残った者としてどう生きるかを問う時間でもありました。喪失とは、誰にでも起こりうることです。死別、病、社会からの孤立。卒業で離れ離れになった友人、今は連絡が取れない恩人…私たちは形を変えながら、いつも何かを失い、それでもまた生きていきます。このアートラボでは、そんな様々な「喪失」を抱えた当事者が、自らの手でそれを見つめ、形にすることを試みています。悲しみをただ癒すのではなく、そこから「新しいまなざし」を見出すための場所。全6回のワークショップを経て、参加者たちはそれぞれの言葉と素材を通じて、少しずつ自分の「再生のかたち」を紡いできました。11月の展覧会では、そのプロセスの痕跡が会場全体に広がります。静かな映像、触れるようなインスタレーション、沈黙の声。それぞれの作品が、誰かの痛みや記憶と呼応しながら、やさしく空間を満たしていきます。この展覧会を訪れる人たちが、「自分にも喪失がある」「でも、今ここに生きている」そんなことを、ほんの少しでも感じて帰ってもらえたら。それが、このプロジェクトを続けている理由です。クラウドファンディングは多くの支援者が集まり、現在達成率6割といったところです。10/31までに満額集まらない時は、規模を縮小して展覧会を開くことを検討せねばなりません。ここまで育てたメンバーの作品たちが無駄にならぬよう、ぜひご支援のほど、よろしくお願い致します。







