作家の早助よう子さん、ルポライターの鎌田慧さんから応援コメントをもらいました!以下にご紹介させていただきます。
「永山の遺品が散逸しないよう、28年にわたり守ってきた市原さんの思いが報われますように」(作家・早助よう子)
早助よう子
小説家。雑誌「monkey business」でデビュー。主な作品に「非行少女モニカ」「犬走る」「妊娠同盟」『破流 永山則夫小説集成1』解説など。
「最底辺であえいでいた若い労働者の自殺代わりの暴走は、同じ地域出身者として気にかかる。 永山は同郷の親近感からか、私が選者をしていた「新日本文学賞」に応募した小説『木橋』で入選。それから、少年時代の短編を描き続けた。
同郷の編集者が短編集出版を決意、その面会に同行した。明るい笑顔だった。19歳の犯罪者だった永山は「永山基準」などという新たな特例を制定されて処刑された。
死刑囚と関わってきた安田好弘弁護士が「再審請求運動をしていればまだ存命していたかも、忸怩たる思いだ」というのを聞き、自分の不明を恥じた。」(鎌田慧)
鎌田慧
1938年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。鉄鋼新聞社勤務を経て、現在、フリー・ジャーナリスト。社会の弱者や差別・貧困を扱ったルポを多く執筆。永山則夫の死刑確定後の通信「新論理学ニュース」の読者でもある。著書に『自動車絶望工場――ある季節工の日記』(現代史出版会)、『反骨――鈴木東民の生涯』(講談社)、『ドキュメント屠場』(岩波新書)ほか多数。
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