
「徳を積む」とは、見返りを求めず良い行いを重ねること。
でも不思議なことに・・・ゴルフでも、これが“スコアアップ”につながるのです。
クラブと目土袋とスコップ
ちょっとめんどくさいですが…これもOK!
心が整うと、ショットも整う
ディボットに目土を入れる。
ボールマークをそっと直す。

そんな小さな行動を重ねると、自然と心が穏やかになります。
「誰かのために」「コースのために」と思う瞬間、
イライラや焦りが不思議と消えて、プレーに余裕が生まれるのこともあります。
例えば…
素振りやショットで地面に穴をあけて、
なんとも言えない申し訳ない気持ちになったことはありませんか。

目土袋を持っていなければ、足で踏んで誤魔化すくらいしかできない。
そんな経験、誰にでもあるはずです。
この“罪悪感の記憶”が残っていると、
次のショットで無意識にためらってしまい、
トップしたり、手前をすくったり・・・
まさに「あるある」です。
でも、もし目土袋が手元にあれば違います。
ディボットを作っても、すぐに埋め戻せる。
「大丈夫、自分で直せる」という安心感から、
しっかりと打ち込む勇気が生まれます。

その結果、ナイスショットにつながる。
これも立派な“徳の循環”なのです。
コースが整うと、運も整う
きれいなフェアウェイは、気持ちいいものです。
自分が少し手をかけたコースでナイスショットが出たとき、
まるでコースが「ありがとう」と返してくれたような気がします。

それは偶然ではなく、“循環”です。
芝に優しい行動をとる人のまわりには、
不思議と運が味方します。
ライも、風も、流れも、少しずつ自分に寄ってくる
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ゴルフは「技術」だけのスポーツではありません。
自然や仲間、芝への“思いやり”が、
めぐりめぐって、自分のスコアに返ってくる――そんな不思議なゲームです。

次回は
「目土袋を持つ習慣が当たり前になれば…」
というテーマでお届けします。




