注目のリターン



はじめまして、(一社)Onaraの丘咲つぐみです。私たちは、どんな環境で育った子どもたちでも、「生きてきて良かった」と心から思える社会の実現を目指して活動しています。
私自身、子どものころから家庭の中で深く傷つき、複雑なトラウマを抱えて生きてきました。
その影響で、複雑性PTSDや摂食障害、解離性障害などを患い、何度も自殺未遂を繰り返しました。
実際に飛び降りて命を落としかけたこともあります。
ある日、自殺未遂の後に運ばれた病院で、生活保護のケースワーカーさんは言い放ちました。
「あなたの命はどうでもいい」
その言葉は、20年経った今も私の中で消えていません。
生きる価値もないと突きつけられたようで、すべてが崩れていく感覚でした。
でもその瞬間、「こんな社会はおかしい」という静かな怒りが芽生えました。
その問いが、今の活動の原点です。
これまでの活動の中で、多くの声に耳を傾けてきました。
トラウマの残酷さ、そして支援や理解が届かないことが重なって、傷が深まっていく現実――
それらは、決して私ひとりの痛みではありませんでした。
だからこそ、誰かの命が「どうでもいい」とされてしまうような社会を、皆さんとともに変えていきたいのです。
この映画は、その一歩です。

この映画では、虐待を生き延びた子どもたちが、どんな日常を生きているのかー
見えにくい「こころの傷」と共にある生活を、静かに、丁寧に描いていきます。
同時に、その中に灯る希望の姿も映し出します。
傷付きながらも、少しずつ回復し、自らの足で人生を歩んでいこうとする人たちの姿です。
監督は、私自身―丘咲つぐみ。
撮影・編集は、映像作家・絵本作家として知られる西坂來人氏。
そして構成には、長年テレビ局で社会課題に向き合ってこられた現役のプロデューサーが加わってくださっています。
私は、虐待を受けてきた子どもたちが、
「あの時、生き延びてよかったんだ」と心から思える社会にしたい。
その願いを、映画に込めて届けたいと思っています。
そしてこの映画が、「私たちにできることは何か?」を考えるきっかけとなり、
誰もが安心して生きられる社会を、あなたとともにつくっていけたらと願っています。
それはきっと、あなた自身や、あなたの大切な人をも守ってくれる社会へとつながっていくはずです。

Onaraでの活動を始めて、4年目になります。 これまでに1,523名の方の声に耳を傾けてきました。 そこから届いた言葉の数々は、どれも深く、静かに私たちの胸を打ち続けています。
この4年の間に、命を落とした方も少なくありません。
もう、黙っていてはいけない。
この声を、まっすぐ社会に届けなければ――。たくさんの声を聞かせてもらったからこそ、覚悟を決めました。



虐待からなんとか生き延びた子どもたち。
けれど、「助かったからもう大丈夫」なんて、とても言えない現実があります。
心の奥に刻まれた深い傷は、日常の中で何度も何度も痛み出します。
眠れない夜。突然のフラッシュバック
音に過敏、ふとした拍手や物音に体が強張る
「ごめんなさい」が口ぐせのように出てしまう
安心できるはずの家庭や職場に“居場所がない”
そんな日常の中で、自分を責め続けたり、何度も働けなくなったり、身を守るために社会とのつながりを断ってしまった人もいます。
――これは、誰か一人の特別な話ではありません。
私たちが行った全国調査では、
91%の人が死にたい気持ちを抱え
56%の人が自殺未遂の経験がある
と回答しました。(*
想像を超えるほど多くの人が、今も苦しみの中にいるのです。

しかし、その痛みは社会の中でなかなか見えません。「もう大人でしょ」「自己責任じゃないの?」――そんな言葉が、さらに深い傷となって積み重なっていくことも、少なくないのです。
(*こちらは、当団体が2023年11月に公表した統計データです。

一般社団法人Onaraとして、私たちは、これまでに1,523人の話を聞いてきました。
そして、虐待を生き延びた人たちが帰って来られる場所として、「おならカフェ」という居場所を作り、これまでの利用者さんは300人を超えました。
このような場所は、まだ全国的にもとても少なく、また、彼らの声を「統計データ」という形にしたことを評価して頂き、FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品への出演を始め、NHK、日経新聞、朝日新聞、読売新聞など多数のメディアに掲載していただいています。






ーあなたの声が、この映画の未来を変えるー
この映画は、「皆さんと共につくるもの」にしたいと思っています。
完成した作品をただお届けするのではなく、制作の始まりから完成までを伴走しながら見守ってくれる存在になっていただきたいのです。
まずは決起集会で、「こんな社会だったらいいな」「こんな映像を見たい」という声を寄せてください。
そこは共通の思いを持つ人たちとつながれる特別な場でもあります。
どうか、このリターンを選んで、映画を一緒に見守る“その一人”になってください。




撮影・編集






※ 五十音順に並んでいます。

最後まで目を通してくださり、本当にありがとうございます。
「あの時、殺してほしかった」
そんな言葉の奥には、「生きたい」という強い願いが込められています。虐待を生き延び、何度も心を殺されながら、それでもここまで生きてきた人たちが、「生きていてよかった」と胸を張って言える社会を、私は絶対に実現させます。
あの飛び降り自殺未遂から生き残った意味を、私は知っています。
その命の理由を、今、社会の形として返していきたいのです。
その第一歩となる今回のプロジェクトに、どうか力をお貸しください。
一般社団法人Onara 代表・監督 丘咲 つぐみ
最新の活動報告
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【ラジオ出演】なぜ、寝たきりから税理士になり、今の活動にいたったのか....
2025/11/04 19:18こんばんは!Onaraの丘咲つぐみです。私たちのクラウドファンディングを応援下さり、ありがとうございます。ラジオでお話をさせてもらいました。「虐待・逆境を生き抜く~実は深刻な虐待問題とACEサバイバーとは?~」https://youtu.be/0YM9QuMafGA?si=FUDId6Xswdb3RfJ4珍しく、なぜ、半身が動かずに寝たきりだった私が税理士を目指したのかどうやって、税理士になったのかどうして、この活動をしようと思ったのかそんなお話もしています。軽くではありますが、今の私に至るまでのほんの少しを覗いてみてもらえると嬉しいです。もちろん、映画に対する想いもお話しています! もっと見る
認定NPO法人かものはしプロジェクトの村田早耶香さんより、応援メッセージをいただきました!
2025/11/03 20:14こんばんは!Onaraの丘咲つぐみです。私たちのクラウドファンディングを応援下さり、ありがとうございます!認定NPO法人かものはしプロジェクトの村田早耶香さんより、応援メッセージをいただきました!早耶香さんには、特に、えんじゅさんを通して広く日頃より助けてもらっています。応援メッセージはこちら!***********************************最近、児童養護施設のことは色んなドキュメンタリーなどで知られることが増え、それに伴って関心が高まったり、応援が増えていくことは前に進む力になっていると感じています。ですが、虐待のトラウマはあまり知られることがなく、虐待のトラウマがその人の人生にどんな影響を与えるのかについてはまだあまり知られていないようにも思います。つぐみさんが虐待のトラウマに光を当て、希望を描く映画を作る活動を始めており、応援しています!!Onaraさんは、どんな環境で育った子どもたちでも、「生きてきて良かった」と心から思える社会の実現を目指して活動している団体さんです。私はえんじゅという、「親や家族に頼ることができない人たちをサポートする団体の全国ネットワーク」の運営を担っています(かものはしプロジェクトの事業の一つとして委託を受けています)。Onaraさんにはえんじゅにも加盟していただいており、先日も一緒に啓発のためのイベントをご開催いただきました。そんな風にご一緒する機会も多いつぐみさん。いつもとても優しく柔らかい雰囲気の方ですが、とても芯が強い印象の方で、誰かや何かを責めるというより、どうしたらより良い社会を作れるかを考えて行動している方です。映画も、つぐみさんの想いが反映された、理解が深まるのと当時に希望を持てる映画になることと思います。希望を描く映画を応援しています。 もっと見る
Yahooニュースさんに掲載していただきました(イベント活動報告)
2025/10/31 20:45こんばんは!Onaraの丘咲つぐみです。私たちのクラウドファンディングを応援下さり、ありがとうございます。取材・記事にして頂きました!「逆境を生き延びたACEサバイバー支援を行う「Onara」 小岩で報告会」https://news.yahoo.co.jp/articles/2f0f813f17efc97f7cd3ed351cbd100cb03ecd3010月12日、私たちOnaraの拠点となる江戸川区の小岩の街で、認定NPO法人かものはしプロジェクトさんによる導きのもと、活動報告を行いました。イベントの中で、私たちOnaraの活動の理念にも触れさせて頂く場面がありました。虐待を受けてきた全ての子どもたちが、「生きてきて良かった!」と思える社会へ私たちOnaraは、この「生きてきて」という言葉にとても思いを込めています。「生きてて」ではなくて、「生きてきて」なのです。それは...私たちの団体には、40代になってようやく「自分は虐待されていたんだ」と気づいてやっと支援に繋がれた、という人もいます。20年間、30年間、40年間と、本当に長い間ひとりで抱えてきて、しんどいことも乗り越えて、どうにかここまで生きて”きた”。そういう方々が、今生きていることだけではなくて、これまでの歩みすべてに対して自分でOKを出せて、ああ、生きて”きて”よかった!と思えるところまで辿り着いて欲しい、そういう思いが込められています。普段、余り、活動理念に込めた思いを語る機会がありませんでしたが、今回、改めて言葉にして伝える機会となり、私自身にとっても良い時間となりました。イベント開催をして下さいました、かものはしプロジェクトの皆さま、記事にして下さったみんなの経済新聞の皆さま、どうもありがとうございました! もっと見る







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