【岐阜・郡上】"師匠の意思と山の恵みを未来へ!"天然食材解体場建設プロジェクト

猟師の⾼齢化に⼈⼝減少、搬⼊先の解体場も減少。このままでは、今ある⼭を未来に残せないかもしれない。私たちの大恩人ジビエITAYAの坪井さんご夫妻の意思を30代猟師2人が継承します!そして、猟師であり料理人・キノコハンターの強みを活かした【山の天然食材を届ける解体場】を作ります!

現在の支援総額

3,157,277

126%

目標金額は2,500,000円

支援者数

211

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/10/29に募集を開始し、 211人の支援により 3,157,277円の資金を集め、 2025/11/30に募集を終了しました

【岐阜・郡上】"師匠の意思と山の恵みを未来へ!"天然食材解体場建設プロジェクト

現在の支援総額

3,157,277

126%達成

終了

目標金額2,500,000

支援者数211

このプロジェクトは、2025/10/29に募集を開始し、 211人の支援により 3,157,277円の資金を集め、 2025/11/30に募集を終了しました

猟師の⾼齢化に⼈⼝減少、搬⼊先の解体場も減少。このままでは、今ある⼭を未来に残せないかもしれない。私たちの大恩人ジビエITAYAの坪井さんご夫妻の意思を30代猟師2人が継承します!そして、猟師であり料理人・キノコハンターの強みを活かした【山の天然食材を届ける解体場】を作ります!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています


目標達成!ご支援ありがとうございます!
ネクストゴールにもチャレンジいたします!!


皆さまの温かいご支援で、目標にしていた250万円を達成することができました!

170人を超える支援者さまのメッセージがとても励みになっております!

クラウドファンディング終了まで残りわずかですが、ネクストゴール280万円とさせていただくことになりました!

追加の支援金は解体所に欠かせない天井クレーンの設置費用に使用させていただきます。

どうぞ期間終了までの間、応援をよろしくお願いいたします!


我々の活動を記事にしていただきました!

クラウドファンディングページには記載されていない深いところを取材していただきましたので、是非ご覧いただけると幸いです。

・山の恵みが結ぶ、二人の道。 故郷・高鷲に息づく、新しい生き方



 

最⼤標⾼約900mに位置する郡上市⾼鷲(たかす)町。⽩⼭連峰が⾒渡せ、⼀級河川の⻑良川の源流に位置するこの場所、この⼤⾃然が私たちは⼤好きです。偉⼤なこの⼟地に⽣まれ育った私たちは【山の天然食材を届ける解体場】をつくることを決意しました。

「なぜ、【山の天然食材を届ける解体場】をつくる必要があるのか?」

この理由を説明するには、外せないある方がいます。

ジビエITAYA(坪井富男さん/由香子さん)

ジビエITAYAを営む坪井さんご夫妻、富男さんと由香子さん。
私たちがお願いしている搬入先(獲った後の解体をお願いしている解体場)です。

坪井富男さんはもともと猟師のみでしたが、2010年に郡上市大和町で解体場を設立。
現在は、解体を富男さん、精肉作業を由香子さんが担当し、夫婦二人三脚で営まれています。
当時はまだ“ジビエ”という言葉すら一般的ではなく、地元での消費が中心だったそうです。それから16年。今では「ITAYAの鹿肉は格別」と言われるほど、猟師や料理人から厚い信頼を集めています。

そんな坪井さんご夫妻と出会ったのは8年前。
もし坪井さんに出会っていなければ、猟師にもなっていなかったし、解体場を作ろうなどとは思いもしなかった。それほど私たちにとって欠かせない存在です。


猟師という職業柄、技術を教えてくれる人は多くありませんが、富男さんは私たちのようなひよっこにも惜しみなく技術を伝えてくれました。

最初のころは血抜きがうまくできず、「血が抜けとらん!こんなんじゃだめや!」と叱られながらも、一つひとつ丁寧に教えてもらいました。

「やる気のあるやつには教えないかん」が口癖で、古い慣習にとらわれず、若い世代を温かく応援してくれる。技術だけでなく、猟師としての心構えまで教えてくれる方で、世代を問わず多くの人から一目置かれる存在です。


そして、そんな熱く少年のような富男さんを支え、ともにジビエITAYAを育ててきたのが由香子さんです
「支える」という言葉では足りないほど、彼女はITAYAの味と信頼をつくってきた立役者。

解体後、肉の筋を取り、包丁を入れる手さばきはまさに職人。「自分が食べたいと思える肉じゃないと、人には出せんから」と一枚一枚の肉に心を込めています。


豪快な富男さんと、丁寧な由香子さん。
正反対のようでいて、そのバランスこそが“ITAYAの鹿肉”を特別なものにしている。
若い猟師たちに「よう頑張っとるね」と声をかけ、現場にやさしい空気を生み出す由香子さんの存在が、ジビエITAYAをよりあたたかい場所にしています。

「獲るならちゃんと⾷えよ、利⽤しろよ。かわええで(可哀想やで)。」

この言葉は、富男さんにアドバイスを頂く中で最も染み付いている言葉です。「獲るなら食べる。食べないなら獲らない」。

アドバイスをするだけでなく、富男さんは、若い自分たちを搬⼊先として受け⼊れてくれるため、⼼置きなく狩猟ができます。「獲って駆除する」のではなくて、「お⾁になる前提」で狩猟ができる事は⼤変ありがたい環境です。


そんな富男さんは御年76歳。あと何年続けられるか…。

もしここが無くなってしまったらどこから美味しいお⾁を届けるのか…。

獲物の受け入れ先がないと狩猟を続けられない、そうなると⼭の環境はどうなるんだ…

誰かがこの意思を継承して次の世代に繋げなければ…


「⾃分たちで作ろう!」


ここから【山の天然食材を届ける解体場】設⽴計画はスタートしました。

西杉山裕樹/水上淳平 ⻄杉⼭ 裕樹(にしすぎやま ひろき)
1988年 岐阜県郡上市高鷲町出身 
猟師×料理人
⾼鷲町内で、Gu-ni(グー⼆)という飲⾷店を営んでいます。猟師歴5年。


開業当初、坪井さんから⾁を仕⼊れていましたが、周りの猟師に高齢の方が多く、「獲る⼈がおらんくなったらどうしよう…」と思い猟師を始めました。今は、⾃分で獲ったものを、坪井さんにお⾁にしてもらって店に出しています。



僕の根本の想いは「美味しい地元のお⾁を⾷べたい!⾷べてもらいたい!」ってこと。 無くなってしまったら、それもできないから、⾃分たちが受け継いでやっていきたいんです。

私⽣活では、三児の父。3⼈⽬は今年⽣まれました!



⽔上 淳平 (みずかみ じゅんぺい)
1991年 岐阜県郡上市高鷲町出身
猟師、キノコハンター、Tabi Factory という屋号で活動中。
⾃然循環の中で”⾝近な森の恵みを当たり前にいただいて⽣きる”ことを⽬指しています。

身近な森林資源が活用されていないこと=山との距離が離れてしまっていることに危機感を感じて、森の恵みを伝える担い手になろうと決め、猟師と野生のキノコの採取、キノコ狩りのガイドをしています。

山で暮らす上で、狩猟で山の動物の肉を食べることが自然なことだと感じ狩猟を始めました。野生動物が増えすぎているという現状を知り、一年を通して狩猟に従事しています。

裕樹くんと同じく三児の父。
無理に⼦どもたちを⼭へ連れて⾏くことはないけど、「⼭にいきたい」って⼦どもたちが⾔えば、罠の⾒回りやキノコ採取へ⾏きます。
⼝癖は、"⽗ちゃんは⼭が好きなんよ"。その姿から⼦どもたちにも、⼭って楽しいんやなーと感じてもらえればいいなと思っています

最近では、森昭彦さん著「⾒つけて⾷べて愉しむ ⾝近な野草&キノコ180種」のキノコ部⾨の監修をさせていただきました。

「食べるために獲り、食べるならより美味しく頂く」

私たちは、駆除するために獲るのではなく、「食べるために」獲っているのです。


みなさん、“有害鳥獣駆除”は聞いたことがある人もいるかと思います

本来の狩猟期間は11月〜2月ですが、有害鳥獣駆除という制度で狩猟期間以外も鹿や猪などの捕獲対象動物を獲ることができます。増えすぎた野生動物から農作物や木々を守るため、捕獲して被害減少を図る許可捕獲制度です。


実際に郡上市では、年間約3,000頭の⿅、500頭の猪が捕獲計画頭数として挙げられています。


また、猪の豚熱(養豚に感染の恐れのある病気)による対策で猪肉の取り扱いに関して大変厳しい状況です。基準を満たす施設にするためには、猪専用の処理部屋が必要になり、施設の多額の資金がかかります。

※豚熱について詳しく知りたい方はコチラ


駆除という目的であれば必ずしも食べる必要はなく、破棄することも1つの答えではあります。
しかし、私たちは駆除のために捕獲して、もったいないから⾷べるという考えではないことをみなさんに知っておいてもらいたいです。

増えすぎて被害を及ぼすからただ数を減らすだけではない。第一に生きるために食べる、食べるなら美味しく、という気持ちが⼀番なのです。

猟師が山に出入りし、動物を獲ることで生息数が増えすぎず、⼭の⽣態系のバランスが保たれるようになる。⼭と⼈の暮らしが調和し循環している状態が私たちの理想です。

さらに美味しい肉を届けるには、早く衛生的に処理ができる施設が必要です。⾃分たちの猟場の近くで解体することで、「より美味しい」を届けられます。

私たちの強み

ジビエを取り扱う処理場は全国にありますが、猟師であり料理人、キノコハンターであることです。

◆ジビエ肉

料理人である西杉山が丁寧に解体処理をし、日々レストランで食材として取り扱っているからこそ家畜とは違い自然界に左右され肉質の安定しないジビエ肉の目利きができます。処理された肉はなるべく冷凍せず真空パックした肉を0℃の氷水で保存することで生肉の美味しさを提供いたします。

◆天然きのこ

キノコアドバイザーでもある水上は年間で約50種類ほどのキノコを採取しています。舞茸や占地など日本人に馴染みのあるものから、ヤマドリタケモドキやアカヤマドリなどのポルチーニ茸の仲間も採れ、産地直送で新鮮なキノコをお届けします。



現在の準備状況

レストランGu-niの隣にあった空き家を解体処理場に改装します。
処理場には床や壁が必要ない部分が多くあるため自分たちで出来る範囲でゴミ捨て、床や壁の解体作業を行っています。

改装前の建物


スケジュール

6月〜10月 空き家の掃除、解体作業

10月20日 クラウドファンディング開始

11月1日  改装工事開始

11月20日 クラウドファンディング終了

3月1日   改装工事終了

3月15日  営業開始

4月1日    リターン発送


資金調達方式・資金使途

本クラウドファンディングはAll-in方式(実行確約型)で実施します。目標金額に達しない場合にも、ご支援いただいた方へのリターン品の発送、解体所の建設を行ないます。本クラウドファンディングで集まった資金は下記に使わせていただきます。

・大型プレハブ冷蔵庫 購入 150万
・真空パック機 購入 50万
・業務用冷蔵庫、冷凍庫 購入 50万
・天井クレーン 設置 30万

我々が作りたい【山の天然食材を届ける解体場】は、鹿だけでなく猪などのお肉、天然キノコを中心とした山の食材を美味しく届けます。

坪井さんから学んだ命を扱う上での心得と、料理人の品質への追求、キノコハンターの季節の天然キノコ。

解体所を作ることで、私たちの⼦ども、その先の孫、もっと先のひ孫…⾃分が死んでもずっと 先まで、この⼭々が残っていること、⼀緒に暮らしがあることが⽬指す未来です。

そんな未来に向けて、ぜひにサポートをお願いいたします。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

もっと見る
  • 皆様の暖かいご支援のおかげで当初の目標金額250万円から、ネクストゴール280万円を達成することができました!本当に本当にありがとうございます!!私たちの想いに共感していただけた事が嬉しく、未来への希望となっています。残り6日間よろしくお願いいたします! もっと見る
  • クラウドファンディングのページに書けなかった私達2人の想いの深い所を記事にしていただきました!是非みていただけると嬉しいです!撮影と記事を書いていただいた松川さんありがとうございます!ほーかな!高鷲広報!https://takasu-koho.studio.site/posts/c-G1hDMW もっと見る
  • ”なぜジビエの解体所が必要なのか?”というテーマで地元の方向けの説明会を行いました!今後地域の方に関わってくる山と動物のことを、クラウドファンディングのページで書かせていただいたことに加え、そもそも猟師とは?有害駆除とは?ということをお話しさせていただきました。実は山村地域に住んでいても実際に山や野生動物と関わりのある方は多くはないのです。美味しい食材を届ける事はもちろん、山の事を伝えるのも猟師のこれからの大切な役割だと思います。以上活動報告でした! もっと見る

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


同じカテゴリーの人気プロジェクト

あなたにおすすめのプロジェクト

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!