2017年春から始まったシニアの方のおうち訪問。既存の自宅でできるエクササイズアイテムを数点持ち込み、普段過ごしているリビングなどでお試しいただきました。
1人目は毎週2回は30分、外で歩くようにしているという80代の女性。コンビニまでお買い物に行き、流行のヘルシー食材も熟知している明るい闊達な方です。
腰の圧迫骨折をしてしまい、1年半の治療により、今はほとんど不調はなくなったそうで、つえもカートも使わずに歩くようにしているとのこと。
それでも、段差はつらくて家の階段にも手すりをつけていました。
しきりに「ボケたくはないわね」とおっしゃっていましたが、手先が器用で手芸作品も見事な腕前。夢中になれる趣味を持っていることも、明るさの秘訣かもしれません。
もちこんだバランスエクササイズのアイテムなども理解がとても速く、ぱっと試していただけましたが、唯一、座った状態で足への装着とリモコンでの電動操作が必要となるアイテムでは少し戸惑っていました。
座って行うとはいえ、かがみこんで装着したり、器具の向きの理解に時間を要するものは難しい様子。また、リモコンも操作にハードルを感じてしまう。
電動で座ってできるから楽なのではないか、と予想していた私たちの盲点をつく反応で、「一目でわかる」「すぐ使える」は大きなポイントになるとの発見がありました。