
中に入れたごはんはすっかり空になっていたので、追加しました。全力で警戒していて、ムスッとした表情がとても切なく感じられます。何もしない、ということを続けることで、少しずつ安心してもらいたいです。
そして気がかりなことがもう一つあります。昨日から、まだ1歳未満に見えるキジトラの子が、この子を捕獲した後に倉庫へ現れました。
どこで増えて、どうしてここに来ているのか…胸が詰まります。
ここは雪深い地域で、外猫を見ること自体がわたしは少ないです。寒くなり暖を求めて来たのか、暖かい季節はどこかでごはんをもらっていたのか。想像しても答えが出ません。
「可哀想だから」という理由だけでごはんをあげ続けると数は増えて、もっと可哀想な状況を生むことになり…。避妊去勢をしても追いつかなくなる可能性があります。
いま世の中で多頭飼育崩壊という言葉をよく耳にしますがその光景がふと頭をよぎることがあります。
私は、すべての猫を自宅に招き入れることはできません。現実的に難しいことと今、我が家にいる子たちへ目の届く愛情をしっかり注ぎたい気持ちがあるからです。
それでも、目の前にいる外の子たちも可愛いです。できる限りのことをしてあげたいと思っています。





