NPO法人 自立生活センターSTEPえどがわについて
自立生活センターSTEPえどがわは、東京都江戸川区を拠点に、障害のある人が地域の中で自分らしく暮らせるよう、当事者が中心となって活動している団体です。
どんなに重度の障害があっても、自分の意思で人生を選び、地域で生活していける社会を目指しています。
私たちの考える「自立」とは
STEPえどがわでは、「自立」を次のように捉えています。
〇自分がどこでどんな暮らしをしたいか、選ぶ自由があること
〇誰と住むか、一人暮らしをするかなどを自ら決められること
〇食事・趣味・交友関係など、日々の生活を自分の意思で選択できること
〇誰かに決められた生活ではなく、自分の価値観に基づいた暮らしができること
これは「自分の収入だけで暮らす自活」や「身の回りのことを自分でするリハビリ的な自立」とは異なります。
また、「誰にも頼らないこと」ではなく、「信頼して依存できる人を増やすことも自立の一部」と考えています。
活動内容
障害当事者が中心となり、次のような活動を行っています。
〇日常生活に関する相談・情報提供
〇自立生活を目指す仲間へのプログラム実施
〇ヘルパー派遣による介助支援
〇地域の人たちとつながるイベント
〇人権擁護や交渉、啓発活動 など
利用者本人の意思を尊重しながら、一人ひとりの選択を支え、成長に寄り添う介助者も共に学び合う関係づくりを大切にしています。
団体概要
所在地:東京都江戸川区南篠崎町3-9-7
創立:2002年
職員数:25名(登録ヘルパー約60名)
主な事業:
・ピアカウンセリング
・自立生活プログラム(ILP)
・ヘルパー派遣事業
・無料相談・情報提供
・人権擁護活動・交渉
・各種イベント・啓発活動
HP:自立生活センターSTEPえどがわ
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
STEPえどがわでは、これまで3年にわたり、東京都江戸川区・タワーホール船堀で東京演劇集団 風さんによる「バリアフリー演劇」を開催しました。
演劇そのものが“バリアフリー”
東京演劇集団 風さんの舞台は、誰もが楽しめる環境づくりを前提としています。
〇音声ガイド
〇字幕投影(スクリーン表示)
〇舞台手話(手話役者が舞台上で演者と共に表現)
〇バックステージツアー(舞台装置・小道具に触れられる体験)
音声ガイドで役者の様子を言葉で伝え、字幕はリアルタイムに表示。手話表現は通訳にとどまらず、舞台の一部として共に演じます。
視覚・聴覚に障害がある方、長時間座っているのが難しい方、劇場から遠ざかっていた方など、さまざまな人が参加でき、同じタイミングで笑ったり感動を共有できる舞台です。
会場のつくりも“誰も排除しない”
〇段差のないフラットな構造
〇車いすユーザーが好きな席を選べるスペース
〇見学ツアーでは舞台上にも上がれる
〇劇中に動き回っても否定されない雰囲気
セットに触れたり、舞台裏を体験できることも好評でした。

実際に届いた声
これまでの公演では、こんな反応が寄せられています。
「耳が聞こえなくても、みんなと同じタイミングで笑えるなんて思わなかった!」
「呼吸器の音が気になり劇場に行けなかったけど、ここでは安心できた」
「知的障害があってじっとしていられなくても大丈夫だと言われて、初めて参加できた」
安心して来られる“演劇の場そのもの”が少ないからこそ、多様な人の心を動かしました。
開催には大きなコストがかかる
誰もが楽しめる公演を実現するためには、以下の費用が必要になります。
〇段差のない広い会場の確保(車いす対応のため)
〇手話通訳・文字通訳など情報保障体制の整備
〇バリアフリー演劇に特化した劇団の招聘費用
こうした環境づくりには多くの資金が必要であり、そこでクラウドファンディングに踏み切る決断をしました。
このプロジェクトに込めた思い
クラウドファンディングを通して、バリアフリー演劇に関わる人を増やし、
「誰もがバリアを感じず楽しめる空間づくり」を広げたい
演劇の場を“共生社会へのプラットフォーム”に育てたい
という思いがあります。
この取り組みが、文化・教育・地域福祉・共生社会の実現へつながる一歩になることを目指しています。

令和8年2月21日に、バリアフリー演劇鑑賞会を開催します。そのために、以下の費用が必要です。
劇団の招聘費
舞台手話・文字通訳などの情報保障費
車いすユーザーが多数入れる段差のない広い会場の確保費
▼資金使途(見込み)・目標金額
250万円
① 東京演劇集団 風さんの招待費 :約200万円
② 情報保障費・会場費 :約50万円
※災害等で開催が困難になった場合は、延期時にご支援金を活用します。
※劇団名・写真の掲載については、東京演劇集団風様より承諾を得ています。
※なお、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、自己負担等により必ず実施します。
STEPえどがわのマスコットキャラクター「ダンサナクセイバー」の絵本と漫画
▼地域から「共に生きる社会」をつくる一歩に
今回のバリアフリー演劇鑑賞会は、江戸川区に暮らす人たちを主な対象にしています。障害のある人もない人も同じ空間で一緒に楽しめる環境を整えることで、江戸川区が掲げる「共生社会(インクルーシブシティえどがわ)」の実現に近づけると考えています。
江戸川区には「江戸川区ともに生きるまちを目指す条例」があり、誰もが暮らしやすい地域づくりを進めています。私たちの取り組みも、その理念に深くつながるものです。
︎ https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e083/kurashi/kyosei/kyoseisyakai/tomoniikiru.html
継続して広げていくために
この公演は一度きりでは終わらせません。
年に1回のペースで継続開催し、障害のある人もない人も「同じ時間・同じ楽しさを共有できる空間」を地域の文化として根付かせていきたいと考えています。
――すべての人が安心して参加できる舞台づくりに取り組みます。
今回の開催をきっかけに、私たちが実際に感じた「共生社会に近い空間」を、地域や社会全体の仕組みに反映していきたいと考えています。
▼応援のお願い
このプロジェクトは、みなさまのご支援があって初めて実現できるものです。
温かいご協力をどうかよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る
支援協力地域周り~~~♪
2025/12/03 15:09こんにちは!STEPえどがわの布川です!今週はいつもお昼ご飯やSTEPの飲み会などでお世話になりまくっているお店へクラウドファンディングの支援をお願いしに歩き回るぞ===!!!と思っていた矢先、布川発熱・・・お休みさせてもらい戦力外となる中、理事長今村さんが、事務所のすぐ近くにある沖縄料理屋さん「Don」さんへ食事がてら支援依頼に・・・こちらのお店、本当にごはんがおいしい。私もこの間初めて連れて行ってもらいましたが、スパム揚げたスティックとか、お刺身とか、ラフティーとか、島らっきょうとか・・・全部最高でした!泡盛もたくさん種類があっておすすめです♡お店のスタッフさんも快く、クラウドファンディングのチラシを貼ってくださいました!ご協力ありがとうございます!!引き続きいいろんなお店にご挨拶に伺いたいと思います!! もっと見るHELP ME!!!
2025/12/01 08:38クラファンを始めて2週間。現在達成率16%!なんて見事なスロースターターなんでしょう(笑)今日、あるセミナー会場で「今村さん、これ寄付するわ!」と言って3,000円キャッシュで預かりました。金額の大小ではなく、そういうお気持ちが大変嬉しかったです。きっとこのエピソードから、今後グラフにしたら美しい曲線で尻上がりの伸びを示してくれることでしょう!(信ずる者は救われる)残り26日、12月はボーナスの月、クリスマスの月、私今村の姉の誕生月、私の結婚式を挙げた月、23年前、自前で介助派遣事業所を立ち上げることを決意した月でもあります。あと84%(約230万円)、なんとかして、目標達成の喜びを共に分かち合いましょう!そうそう、そういえば今年はビートルズの名アルバム『ヘルプ!』が誕生してちょうど60周年!Help Me!ちなみに、『レット・イット・ビー』は今年で発売55周年。どっちも切りがいいけど、嗚呼、なすがままに…(文責:今村:61歳) もっと見るインクルーシブって?
2025/11/28 21:07皆さまの温かいご支援、ご協力に心よりお礼申し上げます。ありがとうございます。STEPえどがわの土屋です。近年ではインクルーシブというキーワードをよく耳にするようになってきました。言葉としては何となく想像できるような、できないような・・・そんな感覚はないでしょうか。例えばそれって具体的に言うとどんな?と聞かれたら、皆さんはどうお答えになりますか?ちょっと戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。インクルーシブは包括的と訳されることが多いのですが、この包括的の解釈にも幅があるように感じています。そんな中でも、私たちの考える具体的な形の一つが、まさにこのバリアフリー演劇ではないかと思うのです。この演劇にかける想いや意味はこれまでの活動報告にも記されていますが、その具体的な形をぜひ多くの方に体験、体感、実感していただけたら嬉しいです。そしてその感想等をお寄せいただけたら幸いです。今回で4回目となりますが、皆さんの声を取り入れつつ常にバージョンアップしていきたいと考えています。誰もが一緒に楽しめる空間を、皆で作っていきましょう。皆さまのご支援、ご協力を改めましてよろしくお願いいたします。 もっと見る









コメント
もっと見る