注目のリターン

一般社団法人まちなかプランのメンバー(西田千太郎旧居の縁側にて撮影)
「ヨーコソ、マツエシヘ。」
はじめまして! 私たち「まちなかプラン」は、明治の教育者であり、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の親友として知られる西田千太郎の旧居を未来に残すために結成された有志団体です。
昨年から放送がスタートした朝ドラ『ばけばけ』で、ヘブンの親友・錦織友一のモデルとなっている西田千太郎は、島根県尋常中学校の教師であり、小泉八雲が英語教師として松江に赴任して以来、公私にわたって支え続け、八雲が最も信頼を寄せた日本人の友人でした。
八雲が松江に滞在した約1年3か月の間に、この「西田千太郎旧居」を訪れたのは30回以上。
千太郎は八雲の日本研究を手伝うほか、八雲の妻となる小泉セツとの間を取り持ち、さらに帰化手続きにも尽力するなど、「小泉八雲」誕生の陰の立役者ともいえる存在でした。千太郎の友人には、出雲大社宮司の千家尊紀、「近代スポーツの父」と称された岸清一、内閣総理大臣を務めた若槻禮次郎といった後に日本の近代史を動かす人物の名が並びます。千太郎も将来を嘱望された知識人の一人でしたが、34歳の若さで病没したため、その功績は長く埋もれてきました。
左:西田千太郎、中央:島根県尋常中学校卒業記念写真、右:小泉八雲(いずれも西田家所蔵)
「ホゾン、シマショウカ。」
2024年に、町内会長の今岡克己さんと島根大学の宮澤文雄先生が、約30年空き家だった旧居を訪ねたところ、多くの史料が残されていることがわかりました。
それらは千太郎と八雲の友情を伝える貴重な資料から、西田家三代にわたる生活文化の記録まで多岐にわたり、幕末から昭和初期までの松江の歴史を一望できる内容です。この発見により、「西田千太郎旧居」は八雲研究のみならず、松江の近代史を語るうえでも重要な文化遺産として注目を集め始めました。
史料発見時の取材の様子(2024年9月)
「西田千太郎旧居を残そう!」という取り組みは徐々に広がりを見せ、地域の方々の善意の協力で、旧居の清掃活動や修繕などの保全活動を行ってきました。
善意の協力を得て庭木の手入れや室内の片づけ、掃除などを行いました。
「ドコ、モ、ヒドク。」
しかし、明治2年に建てられたこの建物は築157年を迎え、老朽化が深刻化していました。長年の雨漏りや凍害などでダメージが蓄積し、このままでは取り壊しも避けられない状況です。
現在の旧居の内部。天井が崩れかけ、1階部分にも雨漏りがしています。
明治2年(1869年)に建てられたこの家は、小泉八雲が訪れた当時の面影を残すだけでなく、松江でも数少ない足軽屋敷の形式を残し、今では入手困難な「左桟瓦(ひだりさんがわら)」を使った貴重な建造物です。
昨年秋から放送の始まったNHKの連続テレビ小説『ばけばけ』で注目が集まる中、
「松江の歴史を紡ぎ、小泉八雲の足跡を残すこの重要な旧居を修繕し、再生したい!」
その想いに賛同する仲間とともに、2025年7月1日、一般社団法人まちなかプランを設立し、修繕プロジェクトを軸に本格的に活動をスタートさせました。

今では入手が困難になってしまった「左桟瓦」。綺麗な状態のものを集め出来る限り活かします。
「マズ、カワラ、イチマイ。」
現在この旧居は深刻な老朽化に直面しています。屋根からの雨漏りは建物全体の構造に影響を与え、内部の傷みも進行。放置すれば、取り返しのつかない損傷が起こるのは時間の問題です。
専門業者による調査では、最低限の屋根修繕だけでも180万円以上が必要とされており、床や傾いた壁などを含めた全面改修となれば、家1軒を新築できるほどの費用がかかることが見込まれています。
さらに課題は修繕費だけではありません。この建物の屋根に使われている「左桟瓦」は、現在ではほとんど流通していない希少な瓦です。幸いにも、解体された古民家から譲っていただける可能性が見えてきたものの、数には限りがあり、交渉や運搬、保管、施工のための時間も限られています。
このままでは、千太郎の生きた証である旧居が、音もなく失われてしまう──。
そこで、まず屋根の修繕費用を確保することを目標に、このクラウドファンディングを立ち上げました。瓦を守ることは、建物全体を守る第一歩です。

西田千太郎旧居、現在の様子
「マツエ、スバラシ。」
「西田千太郎旧居」がある松江駅南側のエリアは、これまで観光客があまり訪れないエリアでした。私たちはこの旧居を再生し、人が集う場所として生まれ変わらせることで、地域全体の活性化にもつなげたいと考えています。
2025年10月には、皆さんの協力を得て片づけが終わった旧居で、写真家・高嶋敏展さんによる作品展を開催し、この建物の新たな可能性を感じていただく機会となりました。
ギャラリーのように使うなど、多くの方にさまざまな形で活用していただきたいと思っています
まちなかプラン代表自らお茶を点てて、おもてなしの会も開催しました。
また、宮澤先生の研究の進捗を皆さんに共有する会なども、折を見て開催したりしています。
研究の進捗状況を地域の方や郷土史などに関心がある方へ共有しています。
今後、旧居の修繕が進むに合わせて、以下のような取り組みにも着手したいと考えています。

支援いただいた皆さんには、末永く、この場所の応援団としてかかわっていただき、「こういうことができたら素敵だよね」「今度、この家でこういうイベントをやってみたいのだけど」といった会話をかわせるようにしたいと思っています。
みんなで守り、活用していく場所。千太郎もそれを望んでいると思うのです。


「ドノ、コース、シマスカ?」
皆様からお寄せいただいた支援は、まずは西田千太郎旧居の修繕や改装費用に使わせていただきます。
修繕、改装に必要な費用は最終的に500万円を見込んでいますが、まずは必要最低限の修繕を施し、不便なく活用できる状態にするために、300万円を目指していきます。それをうわ回る支援をいただけた場合には、西田千太郎の史書の研究費用や、多くの皆様にこの場所に足を運んでいただくための運営費用として使わせていただきたいと思います。また、本クラウドファンディングにかかる必要経費(返礼品、クラウドファンディングの手数料)にも充当させていただきたく予定です。
<リターン品について>
◉お気持ち支援の3,000円のコースから、各種のコースを用意しています。
◉修繕に使用する左桟瓦に記名させていただくメモリアルなコースのほか、西田千太郎にちなんだオリジナルグッズをご提供するコース、小泉八雲にまつわる特産品をお届けするコース、松江の名品をお届けするコースなど、バラエティに富んだコースを心を込めてご用意しました。
◉お届けのスケジュールなどはコースによって異なりますので、詳しくは各返礼品の紹介をご覧ください。
◉支援者様のお名前、企業名等を「まちなかプラン」HPや旧居の銘板などに記載するコースをお選びいただいた方は、コース内容欄をご確認いただき、必要な情報をご記入いただきますようお願い申し上げます。ロゴマーク等のデータ受け渡し方法については、クラファン終了後に個別にご連絡させていただきます。
◉なお、返礼品に関する具体的な情報などは、レポートで随時発信してまいりますので、そちらも楽しみにしていただければ嬉しいです。
<今後のスケジュールについて>
3月1日(日) クラウドファンディング開始
4月20日(月) クラウドファンディング終了
4月21日(火)~ 順次リターン品発送開始

「ナカマ、ナル、イイデスカ?」
かつて松江には、島根県尋常中学校の校舎や岸清一の生家など、明治の面影を残す建物が多くありました。しかし、時代とともにその多くが失われました。
千太郎が八雲との思い出をはぐくんだ旧居も、今にも崩れそうな佇まいになってしまっていますが、明治・松江の記憶を今に伝える数少ない生き証人です。しっかりと修繕することによって彼が生きていた空間を蘇らせ、彼が八雲と過ごした明治時代の松江に、時を超えて訪れたかのような体験ができる場所を創りたいと考えています。
未来の松江へ、この貴重な文化遺産を引き継ぐこのプロジェクトに参加いただき、どうか、この場所を一緒に守り、次の世代へと手渡す仲間になってください。よろしくお願いいたします!
是非一度、西田千太郎旧居へお越しください! あなたの訪問をお待ちしています!
最新の活動報告
もっと見る3月1日 クラファン初日!!
2026/03/02 00:223月1日、クラファン初日、ドキドキして過ごしました。最終的に65名の方に応援いただきました。本当にありがたくて、感激の1日でした。かえって、明日からが心配な夜を迎えております。これからが長丁場ですので、シェア 拡散にどうぞご協力ください。 もっと見る




本日はお抹茶ありがとうございました 広島から応援してます
応援しています
貴重な文化遺産保存 是非応援させて下さい。