自己紹介
シミュレーションゲームデザインや歴史・戦史記事、架空戦記の執筆等を行う歴史ソウゾウ家、福田 誠です。「歴史をソウゾウしよう」をモットーに、シミュレーションゲームデザイン、架空戦記の執筆などを行ってきました。
20代からシミュレーションゲームデザインを続けてきた私も60を過ぎ、このようなデザインができる残り時間がほぼなくなってきたことを実感しております。
長篠・設楽原の戦いも、原型となる前から数えると数十年、現在の形態となるまでにも5年以上の時間を要しました。今できるうちに、このゲームを出したい。そのような思いでプロジェクトを立ち上げました。
「歴史をソウゾウする」とは?
「ソウゾウ」は、「想像」と「創造」の両方を意味づけた表現です。シミュレーションゲームデザインや架空戦記の執筆では、テーマとなる歴史の「想像」と「創造」が必要となります。
しかし、なんの根拠もなく想像し、創造しては、ただの荒唐無稽な作品となってしまいます。よりリアルな創造世界を追求するためには、徹底した歴史のリサーチが必要です。
リサーチに基づいて歴史を想像し、歴史を創造していく。それが歴史ソウゾウ家の仕事なのです。
【代表作品】
ウォーゲームデザイン:光秀戦記(ホビージャパン)・戦国群雄伝シリーズ(ツクダホビー/ゲームジャーナル)・パンツァーカイル(ツクダホビー/ゲームジャーナル)・甲斐の虎(ツクダホビー)・ソコトラの一番熱い日(大サトー学会)・黄海の戦い(武士ライフ)・北太平洋船団護衛戦(大サトー学会)
架空戦記:機密空母赤城(学習研究社)・上杉軍神伝(学習研究社)・超時空イージス戦艦大和(コスミック出版)・戦国の両雄(コスミック出版)
『歴史群像』(学研/ワンパブリッシング)記事:榎本武揚の南進論・大和朝廷の三十八年戦争・上杉謙信、手取川合戦・織田信長、尾張統一戦・徳川家康、東部戦線の死闘・天正壬午の乱・上杉激震! 御館の乱・信濃惣大将、村上義清・鳥羽伏見の戦い・宮古湾海戦・北越戦争・黒船来航・品川台場・五稜郭・舞子砲台・日本要塞史・軍閥戦争と張作霖爆殺事件・スマトラ空挺作戦
ゲームの背景

天正3年4月末、武田勝頼は三河長篠城を奪回しようとこれを包囲し、激しい攻撃をかけた。徳川家康は織田信長に救援を要請、信長は今度こそ武田勢を撃破せんものと、設楽原に布陣して巧妙なる馬防柵陣地を構築し、武田勢を待ちうけた。
果たして、勝頼は5月19日に15,000の軍勢を率いて設楽原に進出し、決戦を企図して織田・徳川連合軍38,000に対峙した。
5月21日、勝頼は麾下に突貫を命じるが、織田・徳川連合軍はあらかじめ準備していた大量の鉄炮を駆使して迎撃し、攻め寄せる武田軍を完膚なきまでに撃破した。武田勢は馬場信春・山県昌景・内藤昌豊ら、信玄以来の重臣多数が討死し、勝頼は命からがら甲斐へ落ち延びるという大敗北を喫したのである。
このプロジェクトでデザインするゲーム
天正3年に起こった長篠・設楽原の戦いを2in1ゲームとして発行します。システムは、「光秀戦記」で採用したルールをベーシックシステムとして、合戦の重要な要素となった射撃ルールを発展させています。
【鳶ヶ巣砦奇襲戦】
設楽原の戦いに先んじて行われた、徳川・織田分遣隊による鳶ヶ巣砦をはじめとした武田方の砦に対する奇襲戦をテーマとしたシミュレーションゲームです。「決戦、設楽原」よりもユニット数が少ないため、プレイしやすいゲームとなっています。長篠城籠城兵もユニットにしているので、時間が許せば武田の長篠攻城戦もシナリオ化したいと考えています。
【決戦、設楽原】
織田・徳川連合軍と武田勝頼率いる武田軍との一大会戦をテーマとしたシミュレーションゲームです。果たして鉄炮隊は勝因となったのか、集中運用された鉄炮は1,000挺なのか、それとも3,000挺なのか? そのような長篠合戦に関する疑問を検証できるゲームとなっています。
リターンについて
長篠・設楽原合戦の2in1ゲームです。ユニットやマップはほぼ完成し、年内発売が可能なように現在テストプレイ中です。
シミュレーションゲーム(合戦級)/プレイ時間2時間〜/プレイ人数2人以上(ソロプレイ可)
コンポーネント:A2マップ2枚、ユニット・マーカー合計約300個、ルールブック1冊、早見表等
以上のツールをジップ袋に封入してお送りします。
*プレイには別途6面体ダイスが必要です。各自でご用意ください。
【マップ】
マップはA2サイズで、それぞれの戦場が描かれています。
1ヘクスは約68m。この数値は、200人の鉄炮衆が3列横隊になったとき、1ヘクス内にちょうど収まるスケールです。
〈部隊配備概念図〉

〈長篠城攻防戦〉
「長篠城攻防戦」のマップは、鳶ヶ巣山砦群の他に長篠城も詳細に描かれ、織田・徳川連合軍による鳶ヶ巣砦奇襲戦の他、武田軍による攻城戦も可能となっています。
〈決戦、設楽原〉
「決戦、設楽原」のマップは、戦場に流れている連子川を中心に、織田・徳川連合軍と武田軍が布陣しています。織田・徳川連合軍の陣営には、馬防柵のラインが描かれています。
※以上のマップは、いずれも開発中のものです。
【ユニット】
ユニット数は、両ゲーム合わせて約300個となります。
1ユニットのスケールは、基本的に250人です。鉄炮衆は銃手200人+守備兵50人、長篠籠城衆は50人となっています。
鉄炮衆を除く全てのユニットには、武将名と家紋が入っています。5年以上に渡るリサーチのほとんどは武将と家紋に費やされたといっても過言ではありません。
〈織田・徳川連合軍〉

〈武田軍〉

【ルールブック・早見表】
ルールブックは、16ページのA4中綴じ冊子として編集します。
早見表は、A4サイズが2枚付く予定です。
スケジュール
11月30日 クラウドファンディング終了
2025年12月 リターン発送
最後に
このプロジェクトが成功したら、三方原+一言坂の戦い、そして姉川の戦いをシミュレーションゲームとして発行する予定です。
他にも様々なジャンルのシミュレーションゲームを企画中ですので、皆様のご支援・応援をよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見るゲームタイトルとコンポーネント変更について
2025/12/01 08:03「オリジナルのシミュレーションゲームを出します。テーマは長篠・設楽原の戦い!」プロジェクトオーナーの福田誠(macfukuda)です。最終日にプロジェクトの目標金額を達成しました。皆様のご支援、ご協力によりプロジェクトが成功しましたこと、感謝申し上げます。【タイトルの決定】タイトルは『決戦、長篠・設楽原』、個々のゲームタイトルは「奇襲、鳶ヶ巣砦」「邀撃、設楽原」としました。【コンポーネント変更について】年内発送の予定で、すでにユニットシートの製造に入っております。リターンのコンポーネントのうち、ユニットシートが198枚×1、99枚×1となっていましたが、馬防柵マーカーとチット式混乱マーカーを追加した関係で、武田軍シートをフルシートに変更し、198枚×2となっております。 もっと見る
『奇襲、鳶ヶ巣砦』テストプレイ
2025/11/30 10:21『奇襲、鳶ヶ巣砦』のテストプレイシーンです。状況次第ですが、設楽原から脱出した武田勝頼が最終ターン近くに出てきます。ランダムな登場とはいえ、徳川軍が勝頼を捕らえるチャンスです! もっと見る
『邀撃、設楽原』セットアップ
2025/11/29 12:39『邀撃、設楽原』のセットアップ例です。鉄炮3,000挺説あるいは1,000挺説、佐久間信盛の布陣が左翼だったか右翼だったのか、柴田勝家が参陣していたのか否かなど、長篠・設楽原合戦に関するさまざまなシチュエーションを試すことができます。 もっと見る





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