滋賀県米原市の「あじっこパーク」は開園8周年。地域住民の手で作り上げてきた「冒険遊び場(プレーパーク)&子ども食堂です。
たき火、木登り、工作、ロープ遊具作りに鬼ごっこ。自然豊かな米原ならではの、子どもたちの自由で幸せな時間。
しかし近年の猛暑で、子どもの外遊びが難しくなっています。パーク内の納屋を「安心のシェルター=ほっと館」としたいのですが、断熱機能も電気・水道の設備もない厳しい状況です。
子どもたちに、大空の下で、心身を開放して過ごす喜びを!この改修プロジェクトに、どうかお力添えください。
あじっこパークの納屋、通称・ほっと館。近所の方からお借りしている、子どもたちの遊び場&休憩所。
大空の下、何をしてもいい、何もしなくてもいい自由な遊び場。風を感じ、土に触れ、空を見上げて過ごす時間は、子どもたちの心と体の成長に欠かせません。

「川で捕まえた魚とサワガニ、たき火で焼いて食べよう!」
「秘密基地つくろうと思って、設計図、描いてきたよ」
自然の中で、時間も疲れも忘れて自分らしい時間を過ごす姿。いつものあじっこパークの光景です。
しかし、近年の猛暑で、「夏の外遊びが危険」になっています。
暑さをしのぐためのシェルターが急務ですが、「ほっと館」には断熱機能も水道・電気もないため、暑さ寒さをしのげません。
子どもたちが一年中、のびのび遊ぶために、安心して休息できる避難場所が必要です。




これまで、熱中症の危険に重々気を付けつつ、大人の丁寧な見守りの下、日陰で水遊びしたり、かき氷を食べたりして、「暑いけど、あじっこパークでなら遊べる」という環境を作ってきました。
服のままでプールに飛び込み、濡れたままでタープの下で涼んでいると、心地よい風が吹き抜けていきました。
タープやテント、プール、大型扇風機の設置、冷たいおやつや昼食の提供などの対策をしてきました。
でも、シェルターがない現状では「暑くて外に出られない」という警戒感を拭うことは難しく、また、熱中症発生時に十分な処置ができるかという心配があります。
だから次の一歩として、どうしても改修が必要なのです。

これから先も、猛暑の夏は続くでしょう。来年の夏までにほっと館を改修して、こんな未来を実現したいのです――
🍉夏の外遊びの合間の休憩スペース
⛄冬の寒さや急な雷雨のときのシェルター
📖アウトドアが苦手な子も、屋内で遊んだりゆっくりしつつ、外遊びにも無理なくアクセス
👶小さなお子さん連れの親子がほっとできる居場所
🔨子ども、保護者、地域が一緒にDIYして創る空間

現在の「ほっと館」の中。「ほっとできる場所で、安心して過ごしてね」「あなたのことを放っておかない、大切にするよ」という思いを込めたネーミング。
夏も冬も雨の日も、頼もしい子どもたち。こんな遊びの光景を、異常気象の時代にも守りたいです。

改修費用の総額は約350万円。できるだけ費用を抑えようと、一部は子どもたち、保護者、地域ボランティアの皆さんとDIY改修をしています。
しかし、これまでにマルシェ出店や募金で積み立ててきた自己資金に加え、民間の助成金にも応募しているものの、全額の確保には到底及びません。
改修は、以下の優先順位で進める計画です。少しでも多くの資金を集め、安心度の高いシェルターにするため、今回、100万円を目標にクラウドファンディングに挑戦します!
①壁の断熱、サッシ取付け等 120万円
②屋根の断熱 55万円
③床張りと断熱 50万円
④電気・水道の新設 70万円
⑤環境改善のための費用(植樹や備品)55万円
DIYによる壁解体をスタートしています。

あじっこパークは、子どもたちが気軽に、自分の意志で来られるよう、参加費無料で運営しています。運営費の大部分は、「お気持ち募金」やイベント出店、食材のご提供等で支えていただいていますが、改修費の捻出までは非常に厳しい状況です。

(対談で、活動への思いを語っています)
「あじっこパーク」は、子どもたちの“やってみたい!”をとことん応援する米原市唯一の冒険遊び場(プレーパーク)&子ども食堂。
大人が決めたプログラムはなく、工作でも、たき火、楽器遊び、鬼ごっこ、ボードゲームでも、何をしてもいいし、何もしなくてもいい空間。
挑戦には失敗がつきもの!「遊ぶ自由」と「失敗する権利」を守るため禁止事項はなるべくなくしています。
「やりたい」も「やりたくない」も尊重。 大人はそっと寄り添い、その子の「今だ!」の瞬間を待ちます。
バドミントンのコートは竹を組んで手作り。べっこう飴作り初心者の子には常連の子が手を差し伸べます。
予約や参加費は不要で、出入りも自由です。 いつもの遊びに、たわいもないおしゃべり。 そんな何気ない日常の中に、温かさと安心感が満ち ています。
子ども食堂も野外で。羽釜で炊いたご飯やスープを空の下でいただきます。
「遊ぶ・食べる・休む・また遊ぶ」 ―― お腹と心を満 たす循環があります。
たき火の周りには自然と人が集まり、創作おやつも次々に誕生。

あじっこパークの世話人代表である私自身も3児の母。 東京で働きながら子育てを始めた頃にプレーパークの存在を知りました。
「いつか自分でもやりたい」という夢を胸に、2017 年の春に米原市大野木へ移住。地域の方々の力強い応援をいただいて、同年の夏休みに遊び場をオープンしました。
「あじっこ」には、自分や仲間の「持ち味」 を尊重し合える居場所に、という願いを込めました。
2020年からのコロナ渦でも、子どもたちの不安を少しでも和らげようと、感染対策をしながら活動を続けました。訪れた人の「ここなら安心して遊べる」「コロナ禍のしんどさを共有できる」という声に、居場所の大切さを実感。
感染状況に気を配りつつの活動は、悩み、迷うことの連続でしたが、「あじっこ、やってよ」の子どもの声に胸が熱くなりました。「やめてしまったら必要としている人に出会えない。とにかく続けよう」と決意し、今に至ります。
子どもが遊ぶ傍らで、大人もリラックス。我が子もヨソの子も、ごちゃまぜで見守り合います。
「もう夕方かぁ。毎日あじっこだったらいいのに」 「あじっこに来ると、一日が一瞬だな」 時間を忘れて遊んだ日々の記憶は、きっとその子の礎になるはず。

少しずつ開催日を増やし、現在は月4~5回の開催。 週末が中心ですが、平日も可能な限りオープンして います。
草刈り、食事づくり、ログハウスや工作小屋の建設など、地域の方々のご協力の輪も広がっています。
すべて無償のボランティア。手作りのログハウスは シンボル的存在です。
子どもたちからのメッセージ。子どもも大人も自分らしくいられる、そんな温かい居場所を・・・。




米原市は自然が豊かで、広い草地や清流が身近にあり、外で遊ぶにはとても恵まれた環境です。
確かに昨今の猛暑には厳しいものがありますが、私たちは「暑いから涼しい屋内で」という解決策だけに依存していてよいのでしょうか?
私は、暑い日でも安心して外遊びを楽しめるシェルターを整備し、米原らしい子育てを未来につなぎたいのです。
今回のクラウドファンディングでは、資金を集めるだけでなく、子どもにとっての外遊びの大切さを改めて広く伝え、子育て環境をさらによくすることにつなげられたらと願っています。
「暑いから仕方ない」と繰り返していると、子どもたちは“思いっきり外遊びができる夏”を知らないまま成長してしまうかもしれません。
ここまでお読みいただき、あじっこパークの思いに 寄り添ってくださり、本当にありがとうございます。
子どもたちが、夏の空の下で汗をかき、冬の澄んだ空気の中で走り回る。そんな当たり前の幸せを守るために、どうか力をお 貸ください。
これまでの8年間、保護者・ボランティア・地域の 皆さまが支えてくださったからこそ、ここまで歩んでくることができました。
米原のまちでのびのび育つ子どもたちを、今後も いっしょに見守っていただけるとうれしいです。
お力添えのほど、どうかよろしくお願いいたします。

【改修のスケジュール】
2025年11月~ DIYによる解体作業スタート
2025年12月1日~2026年1月31日 クラウドファンディン グ実施
2026年1月~ 工務店による施工スタート(夏までに完成予定)
※本文等の掲載画像は使用承諾を得ています。




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