ネットが普及して、遠くのものが簡単に手に入るようになりました。
誰かの想いも、ボタンひとつで遠くまで届けられる時代です。
でもその一方で、「自分の支援が誰に届いたのか」「どんな変化が生まれたのか」——その“あたたかさ”を近くで感じにくくなっているように思います。
今回のクラウドファンディングは、そんな“距離のある支援”を、もう一度“身近に感じられる支援”に戻す挑戦です。
あなたの想いが、武蔵野市で暮らす子どもたちやご家族に直接届きます。
私はこれまでずっと、医療と福祉の中で生きてきました。
物心ついたときから、医療と福祉のサービスを利用して生きてきました。
0歳で母子家庭となり、国の手当で支えられながら育ちました。
小学生の頃には家族が介護保険を利用し、仕事に出る母の代わりに、祖父母と私のごはんを作ってくれたヘルパーさん。
介護に疲れて喧嘩になってしまう家族の間を、優しく仲裁してくれたヘルパーさんの姿を、今でも覚えています。
思春期の私は、そんな優しさに反発してしまったこともありました。
でもそんな中でも家族の絆をつないでくれました。
でも、大人になって医療の道に進み、患者さんを支える側に立ったとき、ようやくわかりました。
——あのとき、支えてくれた人たちの想いの深さを。
今の医療福祉の現場は、決して楽ではありません。
人を想うあたたかさを持った人たちが、時間や制度に追われて疲れ、志をすり減らしてしまうこともあります。
勉強会に行けば、好きなものを買うことや、旅行に行くのは我慢。
「人のため」を想うほど、自分を削ってしまう現実があります。
そんな現場を、当事者としても支援者としても見てきて、どうしても悲しくなりました。
本来、医療や福祉って——誰かを想う力が一番輝く場所のはずです。
そこにもう一度、あたたかさと希望を取り戻したい。
私のまわりには、いつも“おせっかい”をしてくれる人がたくさんいました。
困っているときに声をかけてくれたり、必要以上に気にかけてくれたり。
子どもの頃は少しうるさく感じたその“おせっかい”が、いま思えば、どれほど心強くて優しい支えだったかと思います。
だからなのか、私の支援も、少し“おせっかい気味”なのかもしれません。
でも、福祉や医療の現場では、おせっかいなくらい一歩踏み込んだ支援が必要だと感じています。
ネットを通じて遠くの誰かを助けられる時代だからこそ、すぐそばにいる誰かの笑顔を支えることの尊さを、もう一度感じてほしい。





