
すでにお気付きかもしれませんが、私たち株式会社靴飾りのクラウドファンディングは、支援総額が 500 万円を超えました。それより嬉しゅうございますのは 669 名になった支援者数でございます。数字はいまひとつ、ぴんと来ないのですけれども、たったひとりがお求めくださったら十分だと思っていたご縁が、数百も…くらっと眩暈がいたしました。
なお昨晩、追加させていただきましたレースの靴飾り「Fly Me to the Moon」は、ご用意した数と同じご支援を賜りました。もう一つの「Light as a Feather」は、現時点で残り 10 点ございます。何とぞよろしくお願いいたします。

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覚悟の
表明のようなもの。
私たち株式会社靴飾りが、こう名乗る前からずっと、お足に悩みをお抱えの方や、世にあるお靴が合わずお困りだった方のお役に立ちたいと思いまして、アタッチメントの意匠登録から、リボンやクリスタルなどの試作に励んだ経緯がございます。ただその頃は、あくまで仮説であって、本当に必要とされるかは全くわかりませんでした。
皆様もお心当たりがあろうかと存じますが、何か新しいものを始めたとき、見つけたとき、いいね、一緒にしよう、一緒に行こう…と盛り上がったのに、いつまでも叶わないまま時が過ぎる、というパターンがございます。それは何というか、お話の目的が計画やお約束ではなく、いまある感情に寄り添うことになっているからではないか…と思いますが如何でしょう?
それを私たちは「優しい嘘」だと思っていて、決して悪いことではないのです。本当のこと、本音のことばかりだったらきっと、もっと早い段階で心が折れていたと思います。しかし「靴飾り」がホビーではなく、ビジネスであるからには、本当に求められるかという事実を確かめる必要があって、その方法の1つが CAMPFIRE さんでのクラウドファンディングでした。
それが「たったひとりがお求めくださったら十分」という考えの大元にございまして、これは強がりでもなく、恥をかかないための予防線でもございません。むしろ、たったひとりしかお求めいただけなかったとしても、私たちがこの事業に尽力するという覚悟の表明のようなものとして受け止めていただければ、まことに幸いでございます。
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しかし、やはり
この物語においても。
ほんとうなら、プロジェクトを終えてから振り返る内容かもしれませんが、半分をすこし過ぎた時点でたくさんの経験をさせていただいております。先ほど述べたように、お金を払って、時間がかかっても、お迎えしたいとおっしゃる方がいらっしゃるというのは何よりも尊く、ありがたく、そして様々な素材でお作りした「靴飾り」へのご支持、ご助言も嬉しゅうございました。
もとより「靴飾り」のホームページや SNS で通してきたトーンがございました。自分たちで申し上げるのは憚られますが、ブランディングという観点でも、CAMPFIRE さんでは少し柔らかい印象を試したり、広告からの流れを見守ったりすることで、多くの発見がございました。
昨日の活動報告でも申し上げましたように、国内外の企業様や、クリエイター様からお声がけをいただけますのも、支援をくださいます方々が繋いでくださっているものと存じます。また水面下で打診、交渉いたします企業様などに、CAMPFIRE さんの画面をご覧いただくだけで話が弾んで助かっております…クラウドファンディングが、ある種の存在証明の色を帯びている気がいたしました。
そして何より、ご支援くださった皆様との対話を通じて、閃きを得られること、そして励みになることが素晴らしゅうございます。ご自身にとっては、小さなワガママかもしれませんが、それを叶える過程で誰かの救いとなったり、新たな社会の実現に繋がるといっても過言ではないと存じます。
しかし、やはりこの物語においても、主役は皆様のほうであり、私たちは影にいたいと思う次第でございます。そのほうが性に合っているのです。
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この一文を
見るまでは。
CAMPFIRE の担当者、ふたりいらっしゃるのですが、両名が当初から驚かれていたのは、ご支援くださった方々のコメントの内容でした。通常、このプラットフォームに寄せられるコメントは定型文のまま、というのがほとんどで、わざわざ言葉を選び、綴ってくださるのは 10〜20 パーセントだそうです。
それが「靴飾り」の場合、ほぼ 50 パーセント。もともと母体組織が、週に2回も長いお手紙で近況報告をしておりまして、日頃から言葉や文章に親しまれているとはいえ凄いことだと思います。今夜も、幾つか引用させてくださいませ。
「素敵な試み応援しています!足の大きな私は、クイーンサイズ専門で探しても、心にも足にもぴったりとはまる靴を探すのは本当に大変です。フィットしない靴は就寝中にこむら返りを起こす事もしばしばで、体を大事にするには心は置き去りにせざるを得ないのです。かわいいを諦めなくてもよいのですね!!足下の可愛さで心が踊る日が待ち遠しいです。」
(2026年10月18日 23時11分 / UsaginoSakura 様より)
「ずっとずっと足の形で悩んでいて、履ける靴があればそれ一択、可愛さやデザインなんて選ぶ余地もありませんでした。けれどファッション好きの私にとってかわいい靴を履くことは夢でもありました。可愛い靴を諦めないでもいいと思わせてくださってありがとうございます。」
(2026年9月26日 23時34分 / Elra_lula 様より)
「自分の職の都合と育児を両立する中で、どうしても靴は実用性重視、可愛さやデザインは二の次。子供は気に入った靴を優先するのに、自分は我慢しなくちゃと思い込んでいました。『可愛い靴を諦めないでほしかった』、この一文を見るまでは。」
(2026年9月28日 11時37分 / Wasabina25 様より)
もう、私たちが語るよりもずっと、ご支援くださった皆様のお言葉のほうが胸を打ちますし、心に響きます。なぜかというと、なんだかんだ言って結局、私たちは「靴飾り」をつくり届ける側でしかなく、本当の意味で必要としている側にはいないという現実があると思った次第です。それは、分からんから適当にしようという意味ではなく、立場の問題だと考えております。

可愛い靴を諦めないでほしかった。この気持ちだけで動き始めたプロジェクトでございます。可愛い靴を諦めない、という選択は皆様の側にございまして、そこで一歩を踏み出していただくために新しいデザインも作りますし、品質も体制も良くしていきたいと思っております。そうこうしているうちに、秋は冬になって、今年も残すところあと2ヶ月となりました。
上着なしでは、早く訪れる夕方の風で冷えてしまいます。お外もお部屋も、寒くなってしまいますとつい身体にチカラが入って、疲れやすくなると伺いました。暖かい装い、つど申し上げているご自愛、どうかお願いいたします。自分のことはちょっと甘やかし過ぎるくらいがちょうど良いと思うのです。
今夜はこれにて、失礼いたします。
株式会社靴飾り
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