
前回までにお知らせしたとおり、
(1)塩分が浸み込んでいる長駒の除去
(2)新たに特注した長駒の設置
(3)弦の張力を支える鉄製フレームの設置
(4)音程を決める重要な部品であるアグラフの交換
(5)音程保持のための、チューニングピンを固定するブッシュ(硬木)の交換
(6)音程調整のためのチューニングピンの交換
(7)ピアノ線(芯線・巻線)の交換
といった大掛かりな工程が完了しました。
現在はさらに、
(8)鍵盤から指を離した瞬間に弦に触れて音を止めるダンパーの調整
(9)鍵盤を押した際の深さを均一にする鍵盤調整
(10)ピアノの音程を整える調律
※弦の張替え直後は音程が変化しやすいため、全工程終了後も複数回繰り返します。
(11)ハンマーに針を刺して音質を整える整音
といった仕上げの工程も無事に完了いたしました。
下記の写真をご覧ください。
鍵盤から指を離した瞬間に弦に触れて音を止めるダンパーの調整
鍵盤を押した際の深さを均一にする鍵盤調整
ピアノの音程を整える調律
ハンマーへの針刺しにより音質を豊かにする整音
現在は最終段階として、試し弾きによる確認を行っており、先日も「奇跡のピアノ演奏会」が開催され、希望者の皆様に演奏していただきました。
●震災の津波からよみがえった「奇跡のピアノ」演奏会(福島)(KFB福島放送) - Yahoo!ニュース(2/11(水) 19:14配信)
なお、弦(ピアノ線)の張替え後は音程が変化しやすいため、演奏後には再度調律を行っています。こうした作業を繰り返すことで、ピアノは徐々に安定していきます。
3.11追悼企画「奇跡のピアノミニコンサート」では、さらに豊かな音色を響かせてくれることでしょう。





