ダウン症児の足と未来を守る!外反扁平足専用ケアソックス開発

ダウン症の幼児(足サイズ13cm〜)向け高機能ソックスを奈良・西垣靴下と共同開発。現在試作検証中。装具/インソールに次ぐ“日常で続けやすい”第三の選択肢を目指します。見過ごされがちな外反扁平足に、屋内で使いやすく、土踏まずとかかとをしっかり支えます。11~4月モニター評価、3月クラファン開始予定。

現在の支援総額

750,500

21%

目標金額は3,500,000円

支援者数

91

24時間以内に10人からの支援がありました

募集終了まで残り

59

ダウン症児の足と未来を守る!外反扁平足専用ケアソックス開発

現在の支援総額

750,500

21%達成

あと 59

目標金額3,500,000

支援者数91

ダウン症の幼児(足サイズ13cm〜)向け高機能ソックスを奈良・西垣靴下と共同開発。現在試作検証中。装具/インソールに次ぐ“日常で続けやすい”第三の選択肢を目指します。見過ごされがちな外反扁平足に、屋内で使いやすく、土踏まずとかかとをしっかり支えます。11~4月モニター評価、3月クラファン開始予定。

プロジェクトの実行者について

 私(田中寛人)は、ダウン症の息子を育てる父であり、理学療法士として「立つ・歩く」といった生活の土台を支えるリハビリテーションに携わっています。家庭の当事者として、そして専門職として向き合う中で、ダウン症の幼児期から「足のケア」が十分に届きにくい現状を実感してきました。今回、奈良の老舗靴下メーカー「西垣靴下株式会社」と共同で、日常に取り入れやすい“ケアソックス”を形にし、必要とするご家庭へ届けたいと考えています。


このプロジェクトで実現したいこと

 本プロジェクトでは、ダウン症の幼児が日常生活で取り入れやすいケアソックスを提供することを目指しています。

 装具やインソールは、変形予防や立ちやすさ・歩きやすさを支える大切な選択肢になり得ます。たとえば装具は、足関節のアライメントを整えることを目指し、変形予防や、適切な荷重のかけ方を学習する助けになる可能性があります。インソールも、足部〜膝のアライメントや荷重の偏りに配慮し、歩行時の重心移動を補助して歩きやすさにつながる場合があります。

 一方で、支える力が強い補助具を長く使う場面では、「支えられていること」で本来の土踏まずの働き(衝撃吸収・バネ・安定)を使う機会が減ってしまうこともあり得る、と臨床では感じることがあります。そこで私たちは、装具やインソールを否定するのではなく、“使い分け・併用”の選択肢を増やすという考え方で、機能的な靴下というアプローチに挑戦します。


特許申請が完了しましたので、以下①特徴と② 構造を公開いたします🙌

①本靴下の最大の特徴:動的な支持性(動的安定性)


 この靴下は、立っているとき(安静立位)にも、踵を支えながら土踏まずがしっかり引き上がるようにサポートされる設計です。ただし、この「静的な支持性」は、装具ように強固に固定するものではありません。

 私たちが最も大切にしているのは、歩く・立つ・しゃがむといった日常動作の中で働く、**動的な支持性(動的安定性)**です。

 本靴下は、足の動きを過度に制限せず、動きの中で足首の安定性を高めることを目指しています。それにより、土踏まずを支える筋肉や感覚が使われやすくなり、結果として足本来の働きを引き出すことにつながります。そして、その経験の積み重ねが土踏まずを育てる「足育」へとつながっていくと考えています。

 だからこそ、固定で形を作るよりも、動きの中で崩れを抑え、足が働きやすい環境を作ることに意味があると考えました。


以下の写真は、繊維クズを入れて靴下の動きを視覚化したものです。

内側に張力にかかる土踏まずに張力がかかる







②本靴下の構造:足首の内側~内側縦アーチをつなぐ「伸びにくい繊維」

 本製品では、足首の内側から足底面(内側縦アーチ)にかけて、伸びにくい繊維を“連続的”に配置しています。この“連続した張力”があることで、動作中に起こりやすい

【踵骨の内崩れや距骨が前内側へ滑り込みによる足首の不安定さ】

【体重がかかるたびに、足首の不安定さによる土踏まずの過度な沈み込み】

といった局面で、**崩れを抑える方向に張力**が働くことが期待されます。


歩きのフェーズごとに見ると、

①かかと接地の局面:踵の内崩れや距骨の前内側への滑り込みを抑え、足首〜踵の安定性をサポート

②立脚の局面:土踏まずが過度に沈み込みすぎないよう、制動し、つま先方向への体重移動をサポート

③蹴り出しの局面:土踏まずを引き上げ、足底筋膜や足部(足の指やふくらはぎ)の筋が働きやすい状態を作ることで、前方への推進力をサポート


 このように、「動作の中で必要なタイミングにだけ、必要な方向へ支える」いわば「筋膜のような動的サポート」を目指している点が、この靴下の真価が発揮されます。


プロジェクト立ち上げの背景

 ダウン症のある方の暮らしは、医療の進歩により大きく変わってきました。以前は合併症への対応が最優先になりやすく、足の問題(外反扁平足など)は後回しになりやすかった側面があると感じます。現在は、長く生活することが現実となり、「健康的に動ける期間(健康寿命)」に焦点を当てた支援を充足させていく転換期にある、と私は考えています。

  しかし実際には、外反扁平足のケアが十分に行き届いているかというと、不安や課題を抱えるご家庭が少なくない印象があります。外反扁平足は、立位・歩行の安定性だけでなく、膝・股関節・姿勢など全身の使い方にも影響が出る可能性があるため、幼児期から“日常で続けやすいケア”を増やす意義があると考えました。

 

外反扁平足のケアが行き届きにくい理由(私の実感)

 足のケアは命に直結しにくい分、どうしても優先順位が後ろになりやすい面があると感じています。加えて、装具やインソールは有用な選択肢である一方で、受診・採型・調整といった工程が必要になり、子どもが嫌がって継続が難しかったり、園や家庭で運用が統一しにくかったりすることもあるかもしれません。

  さらに私が強く感じるのは、ダウン症の足(外反扁平足など)を継続的に診られる医師が少ないという課題です。外反扁平足を診断し、装具を処方し、その装具が適正か、骨格のアライメントが狙いどおりに保てているかまで含めて丁寧に確認できる医療者は、地域によっては限られている印象があります。特に地方・郊外では受診先が遠くなりやすく、隣の市まで行かないと相談が難しい状況も多くありません。ダウン症のコミュニティに参加すると、同じような悩みを耳にすることも多く、「必要性は感じているのに、相談先や継続のハードルが高い」という未充足が生まれやすいのではないか、という問題意識があります。

 

このプロジェクトを支えてくれている靴下メーカーについて

 この靴下の開発は、決して順調に始まったものではありません。プロジェクト立ち上げにあたり、私は国内の靴下メーカー30社以上に共同開発のオファーを行いました。しかし、その多くから返ってきたのは、「子ども用の高機能靴下を編める機械がない」「現在の国内設備では対応が難しいと思うよ」「諦めた方がいい」といった回答がほとんどでした。中には、「国内には、そもそもその仕様を実現できる編み機が存在しない可能性がある」と言われたこともあります。さらに、靴下は大量生産を前提とした製品であり、特殊仕様・小ロット・試作を繰り返す開発は、製造現場にとって大きな負担になります。加えて、本プロジェクトは、十分な生産数量が見込める段階ではなく、事業としてのリスクも小さくありませんでした。そのため、断られるのはある意味、当然の流れだったのかもしれません。


 そのような状況の中で、私の想いと社会のニーズに耳を傾け、「技術的に難しいかもしれないが、やってみる価値はある」と向き合ってくださったのが、奈良県の老舗靴下メーカー・西垣靴下株式会社(エコノレッグ)様でした。長年にわたり培われてきた経験と高度な編み技術をもとに、既存の枠にとらわれず、私が理想とするダウン症専用「動きの中で足を支える靴下」外反扁平足ケアソックスを、製品として成立させる道を一緒に探ってくださいました。


 多くの製品を製造されているにもかかわらず、サンプル作成のために製造機械を止め、細かな仕様調整や検証のために何度も打ち合わせを重ねていただきました。この靴下は、単に「作れた製品」ではなく、現場の知恵と技術、そして社会的意義を重視する姿勢が重なって初めて形になったものです。


  本プロジェクトは、私一人では決して実現できませんでした。高い技術力と覚悟をもって挑戦してくださった西垣靴下株式会社様の存在があってこそ、今、この靴下を皆さまに届けられる段階までたどり着くことができていました。

 

リターンについて

 ・想いで応援コース:A ¥3,000〜G ¥300,000

・ ダウン症専用靴下「たびまるアーチ」1足 ¥5,000

・ ダウン症専用靴下「たびまるアーチ」2足 ¥8,000(セット割り)

・ ダウン症専用靴下「たびまるアーチ」3足 ¥9,000(セット割り)

・共同開発靴下メーカー西垣靴下(株)・エコノレッグ「疲れしらずの靴下」(大阪万博スタッフが着用していた靴下)1足 ¥5,000

・本靴下商品説明書企業名やロゴなど掲載 1箇所 ¥50,000(限定6箇所)

 

スケジュール(“これまで”と“これから”)

・令和7年9月:靴下メーカー30社以上に共同開発オファー

        西垣靴下株式会社(エコノレッグ)とマッチング

・令和7年10月:ファーストサンプルに向けてZOOM打ち合わせ

・令和7年11月:ファーストサンプル完成・試着会(岡崎市・一宮市)実施

・令和7年12月:セカンドサンプル完成・試着会(岡崎市)実施

・令和8年1〜2月:仕様最終調整・最終サンプル確認

・令和8年1月〜2月:商標登録完了『たびまるアーチ』ロゴ完成

・令和8年2月:サードサンプルモニター開始(180名以上が参加)

・令和8年3月3日:クラファン開始 

・令和8年5月5日:クラファン終了

・令和8年7〜8月:リターン発送

・令和8年夏ごろ:商品化予定

 

最後に

 このプロジェクトを通じて、ダウン症の方々とそのご家族が「足のケアを、日常の中で続けられる」選択肢を増やしたいと考えています。また「動きの中で支える」ことで、土踏まずの発達、足育につながる可能性があると感じでます。皆さまのご支援があれば、このケアソックスを必要とするご家庭へ届け、今後の改良やサイズ・カラー拡充、商品化にもつなげていける可能性があります。どうか応援いただけますと幸いです。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • その他 本靴下専用の滑り止め型作製費 研究開発費 特許申請費 在庫管理用の倉庫購入費 ECサイト登録料

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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  • ダウン症専用靴下の開発は、実はとても小さなところから始まりました。当時はまだ、メーカーさんも決まっておらず、「本当にこんな靴下が作れるのだろうか」と考えながら、手探りで試していました。夜、息子が寝たあと。こっそり足をお借りして、靴下にテーピングを貼りながら構造を試していました。「ここを少し引っ張るとどうなるだろう」「踵を支えるにはこの方向かな」そんなことを考えながら、靴下にテーピングを貼っては試し、また貼り直して…そんなことを夜な夜な繰り返していました。気づけば、テーピングの試作は50パターン以上。その試行錯誤をもとに、ようやく靴下メーカーさんと出会い、ファーストサンプルセカンドサンプルそして現在のサードサンプルへと進んできました。振り返ると、この小さな実験が、すべてのスタートだったのかもしれません。そして息子へ。夜な夜な足を触らせてもらっていたので、もし睡眠の質を下げていたらごめんね…笑でも、きっとこの靴下は、ゆいとを含めた多くのダウン症の子どもたちの足を守る一足になると思うよ! もっと見る
  • 今回は、これまであまり詳しくお話ししてこなかった靴下の製造メーカーへのオファーの話についてお伝えします。ダウン症専用靴下の構想が固まったとき、まず取り組んだのは、一緒に開発してくださる靴下の製造メーカーを探すことでした。しかし、ここが最初の大きな壁でした。これまでに、30社以上の靴下製造メーカー様にご相談させていただきました。電話やメールで企画をお伝えし、話を聞いていただく機会もありました。ただ、その多くのメーカー様からいただいたのは、次のようなお返事でした。「子どもの小さい足に機能を付け加えるのは難しい」「大人の靴下は足の長さがあるので機能を入れやすいが、子ども用は設計がかなり厳しい」「そこまで小さいサイズに機能を入れるのは現実的ではない」「そもそも小さい高機能靴下を編める設備がないし、国内にもないと思う」つまり、“あんな小さい足に機能はつけられない”というのが、率直なご意見でした。確かに、大人の高機能靴下は多くあります。足の長さがある分、着圧の配置や構造を作り込みやすいからです。一方で、子どもの足はとても小さい。その限られた面積の中で、足首や踵を支える構造を作ることは、想像以上に難しい課題でした。それでも、「できない」で終わらせたくありませんでした。ダウン症の子どもたちの足を、日常の中で支える選択肢をつくりたい。その思いで、断られても次の製造メーカーへ、また次のメーカーへと、相談を続けていきました。このプロジェクトは、決して最初から順調だったわけではありません。何度も壁にぶつかりながら、少しずつ前に進んできました。皆さまの応援が、大きな力になっています。引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。 もっと見る

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