ダウン症児の足と未来を守る!外反扁平足専用ケアソックス開発

ダウン症の幼児(足サイズ13cm〜)向け高機能ソックスを奈良・西垣靴下と共同開発。現在試作検証中。装具/インソールに次ぐ“日常で続けやすい”第三の選択肢を目指します。見過ごされがちな外反扁平足に、屋内で使いやすく、土踏まずとかかとをしっかり支えます。11~4月モニター評価、3月クラファン開始予定。

現在の支援総額

1,243,710

35%

目標金額は3,500,000円

支援者数

160

募集終了まで残り

39

ダウン症児の足と未来を守る!外反扁平足専用ケアソックス開発

現在の支援総額

1,243,710

35%達成

あと 39

目標金額3,500,000

支援者数160

ダウン症の幼児(足サイズ13cm〜)向け高機能ソックスを奈良・西垣靴下と共同開発。現在試作検証中。装具/インソールに次ぐ“日常で続けやすい”第三の選択肢を目指します。見過ごされがちな外反扁平足に、屋内で使いやすく、土踏まずとかかとをしっかり支えます。11~4月モニター評価、3月クラファン開始予定。

今日は、世界ダウン症の日です。3月21日は、ダウン症のある方が21番染色体を3本持つことにちなんで定められた日です。2026年の世界ダウン症の日は、孤独に向き合い、つながりを大切にすることがテーマとして掲げられており、日本では「ひとりじゃないよ。」というキャッチコピーで表現されています。 医療技術の進歩により、ダウン症のある方々の平均寿命は年々伸びてきており、今では60歳を超える時代になってきています。だからこそ、これからは「長く生きること」だけでなく、健康に、その人らしく生きていくことにも、より目を向けていく必要があるのだと思います。ダウン症は、21番染色体上の遺伝子の過剰な活動により、アルツハイマー型認知症に関連する変化が比較的早い時期からみられやすいことが報告されています。また、加齢に伴う変化が早めにあらわれやすいことも指摘されており、中年期以降の健康をどう支えていくかは、とても大切なテーマになっています。さらに、肥満や糖代謝異常など、生活習慣病に関わる課題にも目を向けていく必要があるとされています。そのため、無理のない運動や、日々の生活の中で自然に続けられる身体づくりが、これまで以上に大切になってくるのだと思います。つながりや支え合いが大切にされる今だからこそ、私は“これから先の健康”にも目を向けたいと思っています。社会とのつながりを保ちながら、好きな運動を、好きな場所で、好きな人たちと続けていけること。余暇や趣味を楽しみながら、その人らしく健康を維持していけること。それもまた、これからのダウン症支援において大切な視点だと思っています。そのために必要なのが、小さいうちから未来を見据えた足育だと考えています。健康的な生活を送るために。健康な足を維持するために。そして、運動を続けていくために。足は、日常の土台です。歩くこと、立つこと、動くこと。その積み重ねが、将来の健康につながっていくのだと思います。私がダウン症専用靴下の開発に取り組んでいるのも、ただ「今、履ける靴下」を作りたいからではありません。日常に寄り添った、継続的な、未来を見据えた足育。その選択肢を、少しでも増やしたい。世界ダウン症の日の今日、これから先の人生に寄り添える支援を、足元から少しずつ形にしていきたいと思います。


今回は、ダウン症専用靴下『たびまるアーチ』商品化に向けた価格設定についてお伝えします。世の中にある靴下は、基本的にたくさん作ることで、1足あたりの価格を下げやすい製品です。一方で、高機能な靴下になると事情が変わってきます。高機能靴下は、アーチサポートやテーピングのような機能を入れるために、編み方が複雑になります。また、使う糸の量が増えたり、機械の調整が細かくなったりすることで、生産できる数も少なくなりやすいです。さらに、消臭・速乾・耐久性など、機能性のある素材を使う場合は、素材そのものにかかるコストも上がります。つまり、機能性のある靴下は、生産数や素材コストの関係で、どうしても販売価格が上がりやすいという特徴があります。そのため、本靴下も高機能靴下として開発する以上、ある程度価格が高くなる前提があります。また、共同開発とはいえ、今回は企業が大規模に企画・生産する商品ではなく、個人で企画・開発しているプロジェクトです。そのため、企業様のように最初から大量に発注することは簡単ではありません。靴下はこうした製品特性があるため、オーダーメイドの靴下がほとんど存在しないのも、こうした背景があるからです。それでも、少しでも価格を抑え、必要としている方に安定した価格で継続的に届けていくためには、まずは多くの方にこの靴下を知っていただき、安定して生産・供給できる環境をつくっていくことが大切だと考えています。ただ、安ければよいというわけではないとも思っています。この靴下で大切にしたいのは、しっかり外反扁平足をケア・サポートできることです。そのため、素材・設計・着圧にはしっかりこだわりながら、価格とのバランスも考えて改良を重ねていきます。本靴下は履き心地も大切にしていますが、第一に優先したいのは、ケア・サポートとしての性能です。必要としている子どもたちに、できるだけ続けやすい形で、そして納得して選んでいただける品質で届けられるよう、これからも製品の改良と環境づくりに努めてまいります。


ダウン症専用靴下(外反扁平足ケアソックス)を開発するにあたり、靴下の形状は最初から足袋型で考えていました。足袋型を選んだ背景には、第54回理学療法学術大会(2019)で発表されていた研究があります。この研究では、裸足・普通ソックス・5本指ソックス・足袋ソックスを比較し、足趾把持力は裸足、足袋、普通ソックス、5本指ソックスの順で発揮されたと報告されています。足を支える靴下、高機能な靴下と聞くと、「5本指の方が良さそう」と感じる方もいるかもしれません。私自身、この研究結果はとても印象に残りました。この研究の報告によると、足袋型の方が足の指の力を発揮しやすい可能性が示されていました。文献内では、5本指ソックスは各指の間に布が2枚ずつ挟まることで足の指が広がり、足底アーチ(特に前足部の横アーチ)がつぶれやすくなる可能性があること、一方で足袋型ソックスは母趾が分離しており、5本指ソックスのように足底アーチがつぶれる現象がみられにくいため、裸足に近い力を発揮できたのではないかと考察され、足袋型のソックスを着用することで転倒リスクが軽減される可能性が示されました。足の安定性やバランスを考えると、足の指がしっかり使えることはとても重要です。そのため、この靴下の形状を考える上では、機能面から見て足袋型が理にかなっていると考えました。さらに、実際に子どもが毎日使うことを考えると、5本指ソックスは扱いやすさの面でもハードルがあります。子ども自身が履くことはもちろん、ご家族や支援者が履かせてあげる場面も考えると、5本指はどうしても手間がかかりやすい形状です。特にダウン症の子どもたちは、手先の操作が苦手な場合もあるため、どれだけ機能があっても、なるべく日常の中で使い続けやすい形であることが大切だと考えました。だからこそ本靴下は、・足の機能を妨げにくいこと・日常で扱いやすいこと・無理なく継続しやすいことこの3つのバランスを大切にして、足袋型ソックスの形状を採用しました!


前回の活動報告では、西垣靴下株式会社(エコノレッグ)がこの開発に協力してくれた理由について書きました。今回は、なぜ西垣靴下がダウン症専用靴下の開発を実現できているのか、その技術について書きたいと思います。西垣靴下は、奈良県の靴下産地で長年ものづくりを続けてきたメーカーで、単に靴下を作るだけでなく、高機能靴下の開発を得意としている会社です。これまでにも、・疲労を軽減する靴下・スポーツ用の高機能靴下・サポート機能を持つ靴下・特殊な編み構造を使った靴下など、用途に合わせた機能性靴下を数多く開発してきました。西垣靴下は、素材・機械・編み方の組み合わせによって、目的に合わせた機能を持つ靴下を作る技術を持っています。大量生産の靴下ではなく、必要としている人の声から商品を作るという考えを大切にし、これまで多くの高付加価値の靴下を生み出してきたメーカーです。さらに西垣靴下は、独自の編み構造や機能に関する特許技術も持っています。例えば、・テーピングのように足を支える編み構造・衝撃を軽減するクッション構造・滑りにくくする特殊な編み方・段階的に圧をかける設計・足の安定性を高めるサポート構造など、通常の靴下では難しい機能を、編み方そのもので実現する技術があります。また西垣靴下は、ユーザーの声から商品を作る共同開発にも積極的に取り組んできました。大学との共同開発スポーツ選手との共同開発企業との共同開発健康・医療分野との開発など、さまざまな分野で実際に使う人の声をもとに商品を作ってきた実績があります。今回のダウン症専用靴下も、まさにその延長線にある開発だと思っています。子どもの小さな足に機能を持たせるという難しい課題に対して、設備がある技術がある特許がある開発経験がある共同開発の実績があるユーザーの声を大切にする理念がある現在もファーストサンプルセカンドサンプルサードサンプルと調整を重ねながら、製品化に向けて開発を続けています!次回は、『なぜ足袋型のソックスにしたのか』をお伝えしていきます。


これまでダウン症専用靴下の開発では、30社以上の靴下製造メーカー様に相談をしましたが、「子どもの小さい足に機能を付け加えるのは難しい」「大人の靴下は足の長さがあるので機能を入れやすいが、子ども用は設計がかなり厳しい」「そもそも小さい高機能靴下を編める設備がないし、国内にもないと思う」といった理由で、お断りされてきました。子どもの小さな足に機能を持たせた靴下を作ること自体が難しく、開発のスタート地点に立つことすら簡単ではありませんでした。正直に言って、この企画は実現できないのではないかと何度も思いました。しかし、そんな中で出会ったのが、奈良県大和高田市にある 西垣靴下株式会社(エコノレッグ)様です。企画の内容をお伝えしたときにいただいた言葉が、今でも印象に残っています。「もしかしたら、うちの技術なら実現できるかもしれません。まずは一度、Zoomで詳しく打ち合わせをしましょう」これまで難しいと言われ続けてきた中で、初めて前向きな言葉をいただいた瞬間でした。西垣靴下様のホームページにはー『これまでの常識でつくれないなら、あたらし常識をつくればいい』『メーカーの常識からは、あたらしい快適は生まれません。ユーザーの声を聞き、そして、足の声を聞く。』これらの言葉があります。今回の開発は、前例がなく、手間もかかり、決して簡単に引き受けられる相談ではなかったと思います。それでも西垣靴下様には、子ども用の高機能靴下を編むことができる設備があり、それを実現できる高い技術があり、そして何より、ユーザーの声を大切にするという考えがありました。技術・設備・想い、そのすべてを持ち合わせていたからこそ、このダウン症専用靴下の開発が動き出したのだと思います。今振り返ると、この出会いは本当に奇跡的だったと感じています。この出会いがなければ、今のダウン症専用靴下の開発は進んでいなかったと思います。次回は、西垣靴下株式会社が持つ技術について書きたいと思います。


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