
田野畑山地酪農の吉塚さんから白仙のシルバー受賞の喜びの声が届きました。
[解説]賞の目安 相対評価ではなく絶対評価です。
*ブロンズは、美味しい!
*シルバーは、とても美味しい!
*ゴールドは審査員一同目を見合わせて、素晴らしい!
という目安で価値を理解してください。
ゴールドはなかなか取れるものではありません!シルバー、素晴らしいです!
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シルバー賞を受賞致しました!!
チーズを作りはじめて8年。
今回で3回目の出品となり、前回(2022年)に引き続き受賞できたのは、本当に嬉しいですし、安堵しております。
チーズ(乳製品製造)というのが、私にできる山地酪農の表現です。
正直、今回の出品は私の中で挑戦でした。
前回の出品した時は、1度の製造戸数が60個と少なかったので調整がしやすかったのですが、現在はお掛け様でご注文が多く約4倍まで増やしております。
ただ、増えただけのように見えますが、実はいろいろな難点が...。
ほぼ手作業の白仙は、5感をフルに活用し、温度や湿度はもちろん、チーズ内の水分量等を調整しております。
実は、この水分量の調整が物凄く難しくなっていたのです。
熟成の際、6段にもなるラックに置いている白仙は、「上下左右」「壁側か内側か」で、こんなに変わる?と思うくらいでした。
現在は、白仙に聞きながら、ある程度は対応できるようになったので、このタイミングでWord Cheese Award に評価頂こうと思いました。
世界大会の難しさは、発送してから審査まで約2週間くらいあるため、白仙は少しずつ熟成されてしまうのです。なので、ここを見越して、審査時に良い状態になってることをイメージして出品しなくては行けないのです。
チーズって、面白いけど本当に繊細な生き物です(笑)
その中での受賞。
世界にも通用するものが作れる有り難さ。
あー!ハードチーズ作りたい!!
長期熟成が、一番山地酪農の良さが出るチーズです!
いつか必ず作ります!
上記で製造に関する記載はしてますが、何といっても、この山地酪農という農法から生まれた生乳の力であることは間違えございません。ある意味、原乳が全てなのです。
年々増える鹿問題やどんどん暑くなる気候等、自然が及ぼす山地酪農への影響は多きなものとなっています。その中で365日休まず牛と向き合い続けている酪農家さん。
本当に大変な中、良質な生乳を生産してくださっています。一番大変なのは、酪農家さんなのです。
本当に頭が下がります。
言葉では言い表せないくらい、その背景を知っているだけに、今回、世界という違う形で田野畑山地酪農牛乳が、本当に嬉しいのと同時に、改めてその凄さを痛感しております。
そして、牛さんありがとう!
そして、私たちをずっと応援してくださるお客様がいるからこそ、続けてこられる事に、社員一同、心より感謝申し上げます。
まだまだ、小さな会社ではございますが、山地酪農の魅力を感じて貰えるよう、安心・安全な商品を作り続けて参ります!
現在お待ちいただいている皆様、本当に申し訳ございません。心を込めて製造、発送致しますので、到着までお待ちください!
喜ぶのは今日1日で終わり!
また、初心に戻り頑張っていきたいと思います!
今後とも、宜しくお願い致します!
※上記を書いている間、いろいろな事が蘇り、いつの間にか涙が溢れておりました。
田野畑山地酪農牛乳株式会社 代表取締役 吉塚雄志



