【“ずっとのおうち”へ!】写真家×医療×あなたのご支援で猫に幸せな未来を届けたい

野良猫や捨て猫(飼い主のいない猫)を1匹でも多く医療にかけ未来の里親さまに繋げたい。

現在の支援総額

335,062

47%

目標金額は700,000円

支援者数

47

募集終了まで残り

13

【“ずっとのおうち”へ!】写真家×医療×あなたのご支援で猫に幸せな未来を届けたい

現在の支援総額

335,062

47%達成

あと 13

目標金額700,000

支援者数47

野良猫や捨て猫(飼い主のいない猫)を1匹でも多く医療にかけ未来の里親さまに繋げたい。

こんにちは!

いつも応援ありがとうございます。


緊急で医療費を募集したひのでさん。


有難いことにご寄付が集まりましたので、麻酔をかけて検査、必要に応じて手術をするべく、覚悟を決めて高度医療センターに行ってきました。


先天性心疾患があると、麻酔から目が覚めない可能性が他の子より高くなります。


特に大動脈弁狭窄症は突然死の可能性があり、麻酔から覚める覚めないに関係なく、術中に死亡する可能性があります。


ひのでは…ひのではひので自身の気合いで生きているところがあります。


本来96%以上、健康なら98%程度でなければならない血中酸素濃度が常に93%程度。


常に他の猫より低酸素の状態で、それでも走り回ったりいぶきと取っ組み合いをしたりタワーに登ったりゴロゴロ言ったり。


麻酔って不思議なもので、本人の気合いで生きている状態の時にかけると、その気合いが一瞬眠りにつくことで消え去るので、病状が悪化することがあるんです。


カケルの時も、その理由で麻酔をかけて検査するか本当に迷いました。

もしかしたら、麻酔をかけることで病状が悪化するかもと。


でもひのでの血中酸素濃度が低かったり心雑音が聞こえたり心臓の血流がおかしかったりする理由を突き止めるには、麻酔をかけてCTをするしかありませんでした。



時刻は8:30、朝の通勤ラッシュの電車に揺られ、高度医療センターへ向かいます。


朝ごはんも飲み水も検査のために抜いているひのでさんは相変わらず機嫌が悪く、キャリーから出ようと壁をカリカリ引っかいていました。


診察室に呼ばれ、今までの経過や今日の検査の内容を軽くお話しし、いよいよひのでを検査に預けます。


正常に目が覚めれば16:30にまた会えるとのこと。


もしかしたらこれでお別れになるかもしれない。

涙が滲みました。


「頑張ってね。帰って来るんだよ。」と声を掛けることしか出来ませんでした。


先生にひのでを預け、食事が出来る待合室に移り、スマホの着信音をMAXにして朝ごはんを食べます。

どんな時でもお腹は空くし、ごはんを食べられるこの性格は私の良いところだと思っています。

お昼すぎにまたごはんを食べに近くのコンビニへ。


待合室に戻り、待ち時間がまだ2時間以上あったので長椅子に移動してパーカーを被って爆睡。


アラームで起きて、時刻は16:30。


スピーカーからポーンと音がして、思わず全身に力が入ります。


その放送で他の子の飼い主さんが呼ばれ、次のポーンでも他の子の飼い主さんが呼ばれ、時刻は17:30。


目が覚めていないのではないかと本格的に心配が募り始めました。


またスピーカーからポーンと音がして

「待合室でお待ちのわたなべさま、わたなべひのでちゃん、受付までお越しください」

と放送がありました。


電気が走ったかのように勢いよく立ち上がり、荷物をまとめて受付へ。


「3番診察室へお入りください」とのこと。

深呼吸して診察室へ入りました。


「ひのでちゃん、無事に目が覚めました。ただ、麻酔の覚めが他の子と比べるとやはり遅いです。」とのこと。


その後、CTの画像を見せていただき、それに伴って必要だった心エコーの画像も見せていただきました。


とりあえず、先生から聞いた話を出来る限りまとめたメモを載せます。



CTの結果、心臓と横隔膜の間に見えていたものは肥大した心臓で、横隔膜ヘルニアではなかった。

内臓逆位+大動脈弁狭窄症(だいどうみゃくべんきょうさくしょう)+動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう、略称PDA)の併発の可能性が高い。

PDAは猫では大変稀。

PDAと大動脈弁狭窄症を併発しているのは高度医療センターの先生でも初めて見る症例。

似たような事例は一例あるが、予後不良で術後間もなく亡くなってしまった。

通常のPDAなら、連続性のある心雑音が確認できるが、ひのでは大動脈と肺動脈の血圧が拮抗し始めているのか、連続性のない心雑音が確認できる状態。

大動脈と肺動脈の血圧が反転すると、手術で命を落とすので、手術は禁忌になる。

既に大動脈と肺動脈の血圧が拮抗し始めているなら、手術で命を落とす可能性がそれなりにある。

通常の全身の血流は1秒あたり1mで、1秒あたり1.5mで異常な速さとされるが、動脈管開存症の場合の血流は1秒あたり5mとされている。

心エコーとCTの結果、左心房が用量負荷(ようりょうふか)によって肥大しているが、左心室の壁はあまり肥大していないように見える。

手術をしないでこのまま見守って起こりうることとしては、肺水腫、アイゼンメンジャー症候群によるチアノーゼや多血症がある。

肺水腫は利尿剤で対応、チアノーゼは酸素室で対応、多血症は瀉血(しゃけつ)で対応。それらで症状のコントロールができなくなった時が、ひのでの寿命。

とのことでした。


亡くなる可能性が一定数ある手術をするか、内科的にコントロールして短い寿命を生きるか。


手術をするなら動脈の血圧が拮抗し始めている以上、一週間程度でしなければならないとのことで、めちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ考えて悩みました。


手術をするにしても内科的にコントロールするにしても、一週間後にまた来る予定を立ててから、ひのでを連れてきていただきました。


ひのでは私の顔を見るなり

「置いて行かれるのかと思ったよ!迎えに来るの遅いよ!もう迎えに来ないかと思ったよ!」

とばかりに、にゃーにゃー大きい声で文句を言って、キャリーの扉の網目の間から私に手を伸ばしていました。


それを見て、内科的治療にすることを決めました。

何でかと言われると説明が難しいのですが、一番近いのは置いて行かれた恐怖の中で死なせるのが怖かったから、でしょうか…


ただ私と居ることを望んでいる子を こんなに頑張って頑張って自分の力で生きている子を 手術したことで失うのってなんか違うと思うのです。


私のワガママですが、ひのではこれから内科的治療でアプローチしていきます。


本当に苦しくなった時の相談もしてきました。


ひのでは気合いで生きている子なので、飲み薬を飲んで酸素室に入っても尚、長生きしようと頑張る気がするのです。


生きるためではなく緩和ケアで、ターミナルケアで苦しみを長引かせるのは人間都合過ぎるので、その時どう判断したら良いのかと。


聞きたいことを聞きたいだけ聞いて、先生は全部丁寧に答えてくれて、私も納得して帰ってきました。


ひのでをはじめ、保護猫の医療費を集めるクラウドファンディングに挑戦中です。

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