プロジェクトの実行者について
NPO法人せぴうるにゃん、及び動物福祉団体せぴうるにゃん府中、理事長の渡邉果菜里(わたなべかなり)と申します。
学生時代から犬猫その他動物のシェルターボランティアや、東日本大震災東京都動物救援本部でのボランティア等を経験し、2022年に令和5年度東京都府中市飼い主のいない猫対策協力団体である動物福祉団体「せぴうるにゃん府中」を立ち上げました。
2024年に「NPO法人せぴうるにゃん」(特定非営利活動法人せぴうるにゃん)を立ち上げ、理事長に就任いたしました。
10年活動する中で、これまで保護に関わった動物は130匹を超え、保護・一部を除き譲渡した猫は80匹を超えました。
譲渡先が見つからない猫を除き、ずっとのおうちに迎えられることを目標として、獣医師の先生や地域の他団体とも協力し、医療やケアを施し、里親さまに繋ぐ活動を続けてきました。

このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは、野良猫や捨て猫を1匹でも多く医療にかけ、未来の里親さまに繋げることを目指しています。
野良猫や捨て猫(以下、飼い主のいない猫)は、保護した時に健康状態が損なわれていることが珍しくありません。
風邪を引いている子、寄生虫等を身体に抱えている子、中には治らない病や障害を持った子もいます。
迅速に出来る限り健康状態を整え、ずっとのおうちに繋げるのが私たちの役割だと思っています。
飼い主のいない猫を幸せな猫にするために、どうかお力を貸していただけないでしょうか。
プロジェクト立ち上げの背景
このプロジェクトを立ち上げる背景には、まだ余力や猫にかけられる時間があり、人手があるにも関わらず、資金不足で猫を救えない当団体の現状があります。
お外から保護する飼い主のいない猫は、病気や怪我に苦しんでいることが多く、医療ケアが必須です。
そこで、クラウドファンディングを通じて、より多くの方々にサポートをお願いし、猫たちの命を救うための医療費を確保したいと考えています。
これまでの活動と準備状況
これまで、私たちは飼い主のいない猫を保護し、仮の住まいを提供しながら、里親さま探しを行ってきました。
また、獣医師と協力し、必要な医療ケアを提供しています。
これらの活動を通じて、多くの猫たちを新しい家庭へ送り出すことができました。
クラウドファンディングの準備としては、10年間かけて一眼レフで撮影した飼い主のいない猫の写真をご用意しております。
リターンについて
保護猫、保護子猫、さくらねこ等の飼い主のいない猫の写真を10年間かけて一眼レフで撮影してきました。
「飼い主のいない猫写真展 Photo by Canary Watanabe」という個展を府中市にて二度開催し、猫に興味がある方だけでなく、不特定多数の方に飼い主のいない猫の現状や、その魅力について、発信してきました。
今回リターン品としてご用意したのは、写真展で実際に販売したフォトブック(写真集)とポストカード、そして飼い主のいない猫の写真で新たに作成した2026年のカレンダーになります。
どれも猫たちの魅力を引き出すべく息を殺して撮影した逸品になっております。
ぜひお手に取ってご覧下さい。

スケジュール
2025年12月 クラウドファンディング終了
2025年12月 カレンダー発送
〜2026年4月 カレンダー以外のリターン品発送
最後に
この度は当団体のクラウドファンディングにお心をお寄せいただき誠にありがとうございます。
日本にいる全ての飼い主のいない猫を今すぐ全頭救うことは出来なくても、1匹ずつ着実に幸せに繋げることで、たくさんのご縁が生まれ、また猫も人も幸せになることを実感しております。
皆様からのご支援が、飼い主のいない猫にずっとのおうちや、幸せな未来を与える力となります。
どうか、このプロジェクトを応援していただき、1匹でも多くの飼い主のいない猫が幸せな猫になれるよう、ご協力の程何卒宜しくお願い申し上げます。
①活動実績
・活動期間:2014年9月〜現在に至るまで毎日
・活動場所:府中市を中心に都内のシェルター、東日本大震災東京都動物救援本部(東京都日野市)にてボランティア活動を行ってきました。団体に所属している猫は自宅または預かりさん宅(有志のボランティア宅)で保護しています。
・活動体制:地域猫団体、保護猫団体、動物愛護団体等と協力をして活動を行ってきました。
②今後の活動計画
・活動期間:現在〜NPO法人の事業報告の期限である2026年6月30日までとさせていただきますが、飼い主のいない猫が居なくなるまで活動は続ける所存です。
・活動場所:自宅または預かりさん宅(有志のボランティア宅)で保護予定です。府中市を中心にご縁があった場所の猫を保護予定です。
・活動体制:地域猫団体、保護猫団体、動物愛護団体、他のNPO法人や協賛してくださる企業とも協力をして活動を行っていきます。
最新の活動報告
もっと見る
いぶきをセカンドオピニオンに連れて行きました。
2025/12/13 16:00こんにちは!いつも応援ありがとうございます。漏斗胸の手術を2回した保護子猫のいぶき。1回目は整形外科用のインプラントを埋め込みましたが、身体が元に戻ろうとする力によって数日で胸郭が狭まってきてしまいました。2回目はワイヤーを入れる方法と創外固定の手術をしました。それもまた数日で元に戻ってきてしまい、再々手術を検討すると言われたので、過去に知り合いの保護活動者の方が保護子猫の漏斗胸を完治させた大学病院へ、セカンドオピニオンに行ってきました。結果としては、程度で言うと初めは重症だったので、それに比べたら良くなっているということ。それと、同じ箇所を2回手術するとだいたい周りの組織が癒着を起こすので、再々手術は現実的では無いとのことでした。心臓は右に寄っていますが、今のところは心臓内の血流も正常なので、当初のような呼吸苦等が無ければ、治療は一旦終わりで良いでしょうとのことでした。いぶきの手術とセカンドオピニオンの領収書です。治療費の合計は139,706円でした。ちょっと気になることがあるのでもう少し様子を見ますが、特になんでもなければ、いぶきの里親募集を開始したいと思います。いぶきをはじめ、保護猫の医療費を集めるクラウドファンディングに挑戦中です。500円からのご支援にご協力いただけないでしょうか。各種SNSでのシェアにもご協力何卒宜しくお願い致します。 もっと見る
ひのでを高度医療センターに連れて行きました。
2025/12/12 16:00こんにちは!いつも応援ありがとうございます。緊急で医療費を募集したひのでさん。有難いことにご寄付が集まりましたので、麻酔をかけて検査、必要に応じて手術をするべく、覚悟を決めて高度医療センターに行ってきました。先天性心疾患があると、麻酔から目が覚めない可能性が他の子より高くなります。特に大動脈弁狭窄症は突然死の可能性があり、麻酔から覚める覚めないに関係なく、術中に死亡する可能性があります。ひのでは…ひのではひので自身の気合いで生きているところがあります。本来96%以上、健康なら98%程度でなければならない血中酸素濃度が常に93%程度。常に他の猫より低酸素の状態で、それでも走り回ったりいぶきと取っ組み合いをしたりタワーに登ったりゴロゴロ言ったり。麻酔って不思議なもので、本人の気合いで生きている状態の時にかけると、その気合いが一瞬眠りにつくことで消え去るので、病状が悪化することがあるんです。カケルの時も、その理由で麻酔をかけて検査するか本当に迷いました。もしかしたら、麻酔をかけることで病状が悪化するかもと。でもひのでの血中酸素濃度が低かったり心雑音が聞こえたり心臓の血流がおかしかったりする理由を突き止めるには、麻酔をかけてCTをするしかありませんでした。時刻は8:30、朝の通勤ラッシュの電車に揺られ、高度医療センターへ向かいます。朝ごはんも飲み水も検査のために抜いているひのでさんは相変わらず機嫌が悪く、キャリーから出ようと壁をカリカリ引っかいていました。診察室に呼ばれ、今までの経過や今日の検査の内容を軽くお話しし、いよいよひのでを検査に預けます。正常に目が覚めれば16:30にまた会えるとのこと。もしかしたらこれでお別れになるかもしれない。涙が滲みました。「頑張ってね。帰って来るんだよ。」と声を掛けることしか出来ませんでした。先生にひのでを預け、食事が出来る待合室に移り、スマホの着信音をMAXにして朝ごはんを食べます。どんな時でもお腹は空くし、ごはんを食べられるこの性格は私の良いところだと思っています。お昼すぎにまたごはんを食べに近くのコンビニへ。待合室に戻り、待ち時間がまだ2時間以上あったので長椅子に移動してパーカーを被って爆睡。アラームで起きて、時刻は16:30。スピーカーからポーンと音がして、思わず全身に力が入ります。その放送で他の子の飼い主さんが呼ばれ、次のポーンでも他の子の飼い主さんが呼ばれ、時刻は17:30。目が覚めていないのではないかと本格的に心配が募り始めました。またスピーカーからポーンと音がして「待合室でお待ちのわたなべさま、わたなべひのでちゃん、受付までお越しください」と放送がありました。電気が走ったかのように勢いよく立ち上がり、荷物をまとめて受付へ。「3番診察室へお入りください」とのこと。深呼吸して診察室へ入りました。「ひのでちゃん、無事に目が覚めました。ただ、麻酔の覚めが他の子と比べるとやはり遅いです。」とのこと。その後、CTの画像を見せていただき、それに伴って必要だった心エコーの画像も見せていただきました。とりあえず、先生から聞いた話を出来る限りまとめたメモを載せます。CTの結果、心臓と横隔膜の間に見えていたものは肥大した心臓で、横隔膜ヘルニアではなかった。内臓逆位+大動脈弁狭窄症(だいどうみゃくべんきょうさくしょう)+動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう、略称PDA)の併発の可能性が高い。PDAは猫では大変稀。PDAと大動脈弁狭窄症を併発しているのは高度医療センターの先生でも初めて見る症例。似たような事例は一例あるが、予後不良で術後間もなく亡くなってしまった。通常のPDAなら、連続性のある心雑音が確認できるが、ひのでは大動脈と肺動脈の血圧が拮抗し始めているのか、連続性のない心雑音が確認できる状態。大動脈と肺動脈の血圧が反転すると、手術で命を落とすので、手術は禁忌になる。既に大動脈と肺動脈の血圧が拮抗し始めているなら、手術で命を落とす可能性がそれなりにある。通常の全身の血流は1秒あたり1mで、1秒あたり1.5mで異常な速さとされるが、動脈管開存症の場合の血流は1秒あたり5mとされている。心エコーとCTの結果、左心房が用量負荷(ようりょうふか)によって肥大しているが、左心室の壁はあまり肥大していないように見える。手術をしないでこのまま見守って起こりうることとしては、肺水腫、アイゼンメンジャー症候群によるチアノーゼや多血症がある。肺水腫は利尿剤で対応、チアノーゼは酸素室で対応、多血症は瀉血(しゃけつ)で対応。それらで症状のコントロールができなくなった時が、ひのでの寿命。とのことでした。亡くなる可能性が一定数ある手術をするか、内科的にコントロールして短い寿命を生きるか。手術をするなら動脈の血圧が拮抗し始めている以上、一週間程度でしなければならないとのことで、めちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ考えて悩みました。手術をするにしても内科的にコントロールするにしても、一週間後にまた来る予定を立ててから、ひのでを連れてきていただきました。ひのでは私の顔を見るなり「置いて行かれるのかと思ったよ!迎えに来るの遅いよ!もう迎えに来ないかと思ったよ!」とばかりに、にゃーにゃー大きい声で文句を言って、キャリーの扉の網目の間から私に手を伸ばしていました。それを見て、内科的治療にすることを決めました。何でかと言われると説明が難しいのですが、一番近いのは置いて行かれた恐怖の中で死なせるのが怖かったから、でしょうか…ただ私と居ることを望んでいる子を こんなに頑張って頑張って自分の力で生きている子を 手術したことで失うのってなんか違うと思うのです。私のワガママですが、ひのではこれから内科的治療でアプローチしていきます。本当に苦しくなった時の相談もしてきました。ひのでは気合いで生きている子なので、飲み薬を飲んで酸素室に入っても尚、長生きしようと頑張る気がするのです。生きるためではなく緩和ケアで、ターミナルケアで苦しみを長引かせるのは人間都合過ぎるので、その時どう判断したら良いのかと。聞きたいことを聞きたいだけ聞いて、先生は全部丁寧に答えてくれて、私も納得して帰ってきました。ひのでをはじめ、保護猫の医療費を集めるクラウドファンディングに挑戦中です。どうか500円+手数料からご支援をいただけないでしょうか。各種SNSでの拡散にもご協力の程何卒宜しくお願い致します。 もっと見る
ご支援金が300,000円を超えました。
2025/12/11 14:33こんにちは!いつも応援ありがとうございます。お仕事がバタバタで活動報告欄を更新できず申し訳ございません。今、ひのでの検査中に更新させていただいております。プロジェクトのご支援金が300,000円を超えました。皆様のご支援、ご協力のお陰でございます。本当にありがとうございます。今の時期は情報の拡散が特に重要なんだそうです。各種SNSでのシェア、ブログ等でのご紹介にご協力の程何卒宜しくお願い致します。明日と明後日でひのでといぶきの今を更新予定です。引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。NPO法人せぴうるにゃん理事長 渡邉果菜里 もっと見る






コメント
もっと見る