
いつもクリーンオーシャンアンサンブルの活動を応援いただき、ありがとうございます。
今月は、9月11日に兵庫県神戸市の兵庫運河で実施した、河川ごみ回収装置「kawasemi003」の実証実験についてご報告します。
香川県外で初めての実証実験に挑戦
私たちは、海に流れ出るごみを減らすため、河川を流れるごみを海に到達する前に回収する装置「kawasemi」の開発を進めています。
これまでは香川県高松市の詰田川を中心に実証実験を行ってきましたが、今回は初めて香川県外に場所を広げ、兵庫運河で実証実験を実施しました。
今回の目的は、これまでとは異なる水域環境で、装置を設置しやすいか、ごみをどの程度回収できるかを確かめること。また、地域の関係者との相談や調整を経て、実際に実験を行うまでのプロセスを確認することです。
当日は、装置の設置から実証、ごみの回収、装置の撤去、現場の清掃・原状回復までを1日で完了しました。
海に流れ出る前に、ごみを回収するために
街中や河川敷に捨てられたごみは、雨や風によって河川に流れ込み、やがて海へと運ばれることがあります。
環境省の推計では、日本から海洋に流出するプラスチックごみは年間1.6万〜3.2万トンとされています。
海に流れ出てから回収するだけでなく、河川の段階でごみを回収することも、海洋ごみ問題の解決に向けた重要な取り組みです。
「kawasemi」は、河川の流れに乗って運ばれてくるごみを受け止め、回収ポケットに集める仕組みです。漁網やフロート、ブイなどを活用し、効率的に回収できること、誰でも扱いやすいこと、低コストであることを目指して開発しています。
今回の実証実験は、さまざまな地域の河川や運河でも活用できる装置を目指すうえで、大切な一歩となりました。
地域や企業との連携が、新たな挑戦を可能に
今回の実証実験は、日本栄船株式会社様に行政機関との連携・協議をご支援いただいたことで実現しました。また、cubic-tt[島空撮]様には空撮でご協力いただき、株式会社商船三井 関西支店の皆様にも現地をご視察いただきました。
海洋ごみ問題は、一つの団体だけで解決できるものではありません。地域の行政や企業の皆様と協力しながら、地域ごとの環境に合った方法を探っていくことが必要です。
今後も、全国各地の河川・運河・港湾エリアへと取り組みを広げ、実証実験や常設設置を目指して活動を進めてまいります。
皆さまのご支援が、活動を前に進める力になっています
いつも温かいご支援をいただき、本当にありがとうございます。
皆さまからお寄せいただいたご寄付は、海洋ごみ問題の解決に向けた活動を支える大切な力となっています。
今回、香川県外での実証実験に挑戦できたことも、こうした活動を積み重ねてきたからこそです。
これからも、実際に現場で試し、検証し、一つひとつの課題を乗り越えながら、海にごみが流れ出る前に回収できる仕組みを全国へ広げていきます。
引き続き、クリーンオーシャンアンサンブルの活動を見守り、応援していただけますと幸いです。




