社会的養護経験者が再出発できる“居場所”をつくる支援プロジェクト

社会的養護経験者が“もう一度歩き出せる”居場所を北九州に。NPO法人「支エール」設立を進め、支援金は法人設立費と居場所づくりのために活用します。

現在の支援総額

67,000

6%

目標金額は1,000,000円

支援者数

9

募集終了まで残り

24

社会的養護経験者が再出発できる“居場所”をつくる支援プロジェクト

現在の支援総額

67,000

6%達成

あと 24

目標金額1,000,000

支援者数9

社会的養護経験者が“もう一度歩き出せる”居場所を北九州に。NPO法人「支エール」設立を進め、支援金は法人設立費と居場所づくりのために活用します。

プロジェクトの実行者について

私は、社会的養護のもとで育ち、施設を出たあとの現実の厳しさを身をもって経験してきました。頼れる人がいない中で、生活のこと、手続きのこと、仕事のこと——すべてを一人で抱えることの苦しさを知っています。

だからこそ今度は、自分と同じように悩みながらも「もう一度やり直したい」と願う若者たちの背中を押したい。その想いから、『支エール』の立ち上げを決意しました。

北九州を拠点に、社会的養護を経験した若者が“安心して再出発できる居場所”をつくることを目指しています。

チームには、同じ経験を持つ当事者や、支援の必要性を理解してくれる専門家・仲間たちが集まっています。

一人ひとりのペースを大切にしながら、「支える」ではなく「一緒に歩く」ことを大切に、再出発を支える仕組みを形にしていきます。

このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトを通して目指しているのは、社会的養護を経験した若者たちが「もう一度、安心して歩き出せる場所」をつくることです。

それは、単に“住む場所”を提供するだけではありません。

誰かに話を聞いてもらえること。必要なときに相談できること。小さな「できた」を一緒に喜び合えること。

そんな温かい関係の中で、自分らしいペースで再出発できる環境を整えます。

支エールでは、居場所の提供に加えて、就労支援・生活相談・メンタルサポートなどを通じて、若者たちが「自分の力で生きていくための土台づくり」を支えます。

この取り組みを通して、彼らが再び社会の中で自信を持って活躍できるようになること――それが、私たちの願いであり、支エールの目指す未来です。

プロジェクト立ち上げの背景

社会的養護を経験した若者たちは、18歳を迎えて施設を出たあと、いきなり“ひとり”で生きていかなければなりません。

頼れる家族も少なく、住む場所、働く場所、人とのつながり――そのどれもが不安定な中で、再出発を強いられる現実があります。

私自身も同じような境遇を経験しました。

何度も立ち上がっては転び、それでも前を向くしかない日々の中で、「自分のように苦しむ子をこれ以上ひとりにしたくない」と思うようになりました。このプロジェクトを立ち上げた理由は、そんな思いからです。誰もが安心して「もう一度、やり直せる」環境をつくりたい。

助けを求める声が届く場所、そして“支え合う輪”が広がっていく社会を目指して――その第一歩として「支エール」を形にしていきます。


これまでの活動と準備状況

これまで、北九州市を中心に社会的養護を経験した若者たちの課題を調べ、実際に現場で声を集めてきました。

その中で見えてきたのは、「卒園後の支援が途切れてしまうこと」「頼れる人がいないまま孤立してしまうこと」でした。

私はその現状を変えるために、市や議員の方々へ自立支援や住宅支援などの陳情・提案活動を行い、行政との連携の必要性を訴えてきました。

こうした動きを通して、地域の理解も少しずつ広がり、支援に共感してくださる専門家や市民の方々とつながることができました。

現在は、行政書士・税理士・支援員などの専門家と協力しながら、NPO法人「支エール」の設立準備を進めています。

登記や体制づくりは最終段階にあり、クラウドファンディングを通して、社会的養護経験者が安心して再出発できる“居場所づくり”の第一歩を形にしていきます。


支援金の使い道(100万円)


① NPO設立費(30万円)

登記・定款認証などの法人立ち上げの費用です。

ここが整うことで、正式に支援を開始できます。


② 若者支援費(35万円)

支エールのいちばん重要な部分です。

・初回面談の交通費

・同行支援の実費

・緊急時の宿泊・移動

・居場所づくりの準備

実際に若者とかかわる現場で必ず必要になる費用です。


③ 設備・備品費(20万円)

相談記録や支援計画を作るためのPC・プリンターなど、

継続して活動するための最低限の設備です。


④ 広報・資料費(10万円)

行政・地域・学校へ届けるための資料制作費です。「知ってもらうこと」が支援の第一歩だと思っています。


⑤ 運営・予備費(5万円)

活動に必要な細かな経費や予期せぬ支援の発生時に対応するための費用です。




リターンについて


1,000円:お礼メール

・感謝の気持ちを込めたお礼メールをお送りします。


 3,000円:活動報告PDF(デジタル版)

・お礼メール+活動報告書(PDF版)をお送りします。

・法人設立までの歩み、メンバーの想い、今後の展望などをまとめた報告書です。


5,000円:支援者限定レポート

・お礼メール+活動報告PDFに加え、支援者限定の「設立準備レポート」をお届けします。

・準備段階のエピソードや、関係者との打ち合わせ風景など、クラファン支援者だけが見られる内容です。


10,000円:感謝状+活動レポートセット

・お礼メール+活動報告PDF+感謝状(PDF)をお送りします。

・感謝状には代表田中義人の直筆メッセージとサインを添えてお届けします。


30,000円:支エール応援パートナー枠

・感謝状(PDF)+活動報告書(フル版)+特別メッセージ。

・ご希望の方は支エール公式サイトに「応援パートナー」としてお名前(または団体名)を掲載させていただきます。

・掲載期間:法人設立後〜事業が継続する限り、公式サイトに掲載

・掲載方法:文字掲載(ロゴ希望の場合は要相談)

・支援時、必ず備考欄に掲載希望のお名前または団体名をご記入ください。


スケジュール

2025年11月:クラウドファンディング開始、SNSで発信開始。

2025年12月:行政書士・税理士との調整、法人登記準備。

2026年1月:資金確定・登記手続き、パンフレット配布開始。

2026年2月:設立記念説明会・意見交換会開催。


最後に

社会的養護を経験した若者たちが、もう一度歩き出せる社会をつくりたい。

この挑戦は、私たちだけでは成し得ません。

あなたの想いが、誰かの“再出発”を支える力になります。

どうか温かいご支援をお願いいたします。

この挑戦は、私たちの未来を変えるだけでなく、

地域の“支え合いの輪”を広げる第一歩になると信じています。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • ・NPO法人「支エール」設立にかかる登記および登録費用 ・空き家を活用した事務所整備および初期備品の購入費 ・パンフレットや広報資料などの制作・印刷費 ・クラウドファンディング説明会・地域連携イベントの開催費 ・通信費・運営費などの初期活動費 社会的養護を経験した若者が「安心して再出発できる居場所づくり」のために、 いただいたご支援を大切に使わせていただきます。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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  • 皆さま、応援ありがとうございます。今日は、いただいた物件に関する「大切な話」を共有させてください。それは アスベスト(石綿)問題 についてです。アスベストは「避けるべき問題」ではなく    「向き合うべき課題」今回の物件にも、アスベストが使用されている可能性があります。しかし、私たちはこの事実を理由に すぐに候補から外すことはしません。なぜなら――①空き家問題を根本から解決するには 『アスベストとどう向き合うか』 が避けて通れないからです。現在、日本の空き家の多くは昭和の建物で、アスベストが含まれている可能性がある物件は非常に多い。社会的養護経験者が安心して暮らせる場所を増やすためには、これを無視して通ることはできません。まずは専門調査を実施します代表である私の経験上、アスベストは 「危険だから近づかないもの」ではなく、正しい調査と管理をすれば安全に活用できるものです。もちろん、調査の結果によっては活用が難しい可能性もあります。しかし、支エールは最初から恐れず、事実と向き合い、専門家と協力しながら判断していきます。透明性のある団体であるために支エールでは、以下を約束します・調査結果はすべて公開します・年1回の安全点検を実施します・若者の安全を最優先に、必要であれば解体も検討します誰よりも「安心」を求める若者が暮らす場所だからこそ、透明性は欠かせません。支エールが目指すのは「誰もが眠っていた場所に光を当てられる団体」アスベスト問題を正しく扱える団体であれば、北九州の空き家再生に大きな役割を果たせます。生前贈与・相続・空き家放置などで困っている建物が北九州には数多くあります。それらの中にも、「若者の再出発の場所」「居場所づくりの拠点」へと生まれ変われる可能性が必ずあります。今回の物件と向き合うことは、支エールがその役割を担えるかどうかの 最初の試金石 だと感じています。最後に若者が安心して「ただいま」と言える場所をつくるために、必要な課題から目をそらさず、一歩ずつ前に進んでいきます。引き続き、応援していただけると嬉しいです。 もっと見る
  • いつも温かいご支援をいただき、ありがとうございます。支エール代表の田中です。今日は、支エールとして大きな一歩となる「はな広場」への参加前のご報告 をお届けします。はな広場とは?はな広場とは、社会的養護が必要な子どもたち・若者たちが「安心して過ごせる時間」をつくるための交流活動です。児童養護施設・自立援助ホーム・里親家庭など、さまざまな背景を持つ子どもたちが集まり、大人も混じって「ただ一緒に過ごす」ことが許される、とても大切な場所。家庭のような安心感と、地域のあたたかさの両方がある、希少な居場所です。なぜ支エールが 『はな広場』に行くのか支エールは、社会的養護経験者が「再出発できる居場所」 をつくることを目的に立ち上げました。しかし、居場所はただ建物を用意すればできるわけではありません。必要なのは、・どんな若者が来るのか・どんな悩みを抱えているのか・何に困っていて、何があれば前を向けるのかその『リアル』を現場で理解することです。はな広場には、児童養護施設や社会的養護を必要とする子どもたちが集まる大切な活動があります。だからこそ支エールは、その現場に足を運び、子どもたちが抱える〈生きづらさ〉を直接受け取る必要があります。はな広場で支エールが行うこと今回は『ご挨拶』と『観察』だけではありません。支エールの存在意義に直結する大事な活動です。①ケアサポーターとして参加することで、子どもたちの「本当の困りごと」を知る支援で最も大切なのは、本人たちが何に困り、どこに苦しみを抱えているかを正確に知ること。ここが間違えば、どれだけ立派な居場所を作っても届きません。②「どんな居場所が必要なのか」を直接見て、支エールの設計に反映させる・静かな部屋が必要なのか・気軽に話ができる大人が必要なのか・生活に困っているのか・学習や就労のサポートが必要なのかはな広場で見えるニーズは、支エールの居場所づくりにそのままつながります。③関係機関との連携づくりの第一歩はな広場のような地域の活動との信頼関係は、支エールの若者支援の〈土台〉となります。はな広場と出会うことで、支エールはどう変わるのか1. 居場所づくりの方向性が具体化する机上のプランではなく、『現場の声に基づいた支援』 ができる団体ここに近づく。2. 社会的養護の若者と直接つながり始めるいま支エールに必要なのは「支援を必要とする本人たちとの接点」はな広場がその入り口になります。3. 行政・地域・支援者との信頼が一気に高まるただ『名乗る団体』ではなく、実際に動いている団体 として認知され、若者支援の輪に入れるようになります。そして、支エールの未来へ ―今回の参加は、居場所づくりの「前哨戦」ではありません。これは支エールが本格的に動き出す《最初の実働》です。支援を必要とする子どもたちの声を聞き、そこで得た学びが、これから作る再出発のための居場所・拠点にも反映されます。最後にクラウドファンディングも残りわずかとなりましたが、支エールは確実に一歩ずつ前へ進んでいます。はな広場の参加を通して、支エールがどんな未来をつくれるのかその報告も、必ずお届けします。いつも支えてくださり、本当にありがとうございます。 もっと見る
  • 今回、北九州市内で空き家の活用を考えている方から、「若者の居場所づくりに使えないか」と物件の紹介をいただきました。建物は築年数こそ経っていますが、しっかりした構造で、リノベーション次第では若者が安心して過ごせる居場所として再生できる可能性があります。■ 外観の印象落ち着いた住宅街にあり、大きすぎず小さすぎない、ちょうどいいサイズ感。以前は居住用として使われていた建物で、安心感のある佇まいでした。■ 中の様子と間取り物件は1階〜4階まであり、それぞれ違う活用が可能です。• 1階:事務所・地域の方が集まれるスペース• 2階:女性の居住スペース(プライバシーを守る設計)•  3階:食堂・くつろぎスペース・支援員の常駐•  4階:男性の居住スペース(安全確保のためロックキー設置)まだ実際の内見はこれからですが、思った以上に「活かせるポイント」が多い物件でした。■ この場所に込めたい思いこの空き家は、しばらくの間使われていなかった場所です。一時は取り壊しの話もあったと聞きました。しかし、再び光を当てることで「困った若者が安心して戻れる場所」に生まれ変われる。そんな可能性を強く感じています。■ これから内見後に、具体的なリノベーション費用や安全面の確認をした上で、活用できるか判断します。もちろん、これは『決定』ではなく、あくまで 可能性のひとつのご報告 です。支エールとしては、安全・安心・プライバシーを最優先に、若者たちが「ここでいい」と言える居場所づくりを進めていきます。 もっと見る

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