
桜10本の被害木が見つかりました。
全体会議で聞いた時、ショックでした
先日道沿いにある被害木1本を見に行きました
この桜は中にいたクビアカツヤカミキリの幼虫サイズが大きかったため、おそらく終齢幼虫だろう・・・冬の間に蛹になって来年成虫が出てきて被害拡大が想定される為伐倒することが決まりました
場所は下千本です
見つけた時、フラス(幼虫のフンと木クズが混ざったもの)が大量に出ていたため、針で穴をほじったら幼虫を見つけたので捕殺し直ちに薬剤を注入しましたが、まだ何匹かの幼虫が中にいると思われる。。。
内部を食い荒らされていて枯れかけている、この状態になれば伐倒以外に選択肢はないようです。
吉野山は3万本あるから1本くらいいいじゃないか、と思うかもしれませんが私たちにとってはどの桜も切りたくない大切な木です
道沿いにあるこの桜は、観光客の方々も見たことがあると思います
桜はクビアカツヤカミキリが卵を産んで木の内部をかじられると、何か異物が入ってきたと気づいて樹液を出して対抗するそうです
桜なりに戦っているんですね
凄いなぁと感心します
最後の最後まで諦めずに戦い続け、食い荒らされても花を咲かせてくれていました。
ああ…気づくのが遅くてごめんなさい
そんな気持ちです
もっと早く気づけたら助けてあげられたのに…
申しわけない気持ちでいっぱいです
大きくて立派な桜でした、今までありがとう
この桜も最後まで戦ってくれたのだから、私たちも最後まで諦めずに頑張ります
そして1本でも多く予防できればと思います
皆さんご支援ありがとうございます





