【熊鍋の缶詰】森と人、熊と共存する未来を食卓から

岐阜のジビエ専門店が熊のいのちを余すことなく活かした「熊鍋の缶詰」を開発。食べることで森と人の未来を守る新しい循環を広げたい。

現在の支援総額

253,800

50%

目標金額は500,000円

支援者数

19

募集終了まで残り

60

【熊鍋の缶詰】森と人、熊と共存する未来を食卓から

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目標金額500,000

支援者数19

岐阜のジビエ専門店が熊のいのちを余すことなく活かした「熊鍋の缶詰」を開発。食べることで森と人の未来を守る新しい循環を広げたい。

古くから"山の恵みの最高峰"として扱われてきた、幻の食材「ツキノワグマ」

赤身は旨味が濃く、脂は雪のように白く、口に入れた瞬間にとろける。

 猪や鹿とも違う、力強さと繊細さを併せ持つ特別な味わい。

猟師の熟練技術と専門施設でしか加工できないこの希少な食材を、岐阜で20年、ジビエと向き合ってきた私たちが缶詰という形でお届けします。

これは、ただの缶詰ではありません。

 食べることが、森の再生と熊との共存につながる、 「美味しく食べて、森を守る」という『食べる自然保全モデル』です。

なぜ熊肉は「幻の食材」なのか

熊鍋用の熊肉スライス

ツキノワグマは、古くから"山の恵みの最高峰"として扱われてきた希少な高級食材です。

赤身は旨味が濃く、脂は驚くほど甘くて香り高い。

猪や鹿とも違う、力強さと繊細さを併せ持つ特別な味わいです。

特に脂は雪のように白く、口に入れた瞬間にとろける極上の質感を生みます。一度味わうと「これぞ山の味」と感じる、まさに唯一無二の食材です。

豊かな山の木の実や果物、蜂の子などを食べて育った熊だけが持つ、芳醇で甘い香り。この味わいは、他のどんな肉にも代えられません。100種類以上の木の実や果物がないと熊は生きていけず、熊がいるということは山が豊かである証拠でもあります。

■ 専門技術がなければ食用にできない希少性

しかしながら、ツキノワグマは一般的な家畜や他のジビエとも異なり、安全な食用加工には専門的な処理と厳しい衛生基準が必要です。

また、他のジビエよりも、スピードやミリ単位での高度な技術が必須。

猟師さんの熟練の技が不可欠な、とても貴重なお肉、高級な食材なのです。

そのため、市場への流通は少なく、一部のお料理屋さんでしか味わえない「幻の食材」となっています。

■ 20年の実績が生む、安心と美味しさ

私たちは、2005年の創業以来、岐阜で長年、居酒屋割烹「お遊食おせん」を運営し、食卓を通じて地域の食材、特にジビエや里山の恵みとその美味しさをお客様にお届けしてきました。

おせんのぼたん鍋は「岐阜のご当地鍋1位」にも選ばれています。

自家製お味噌のぼたん鍋。
極上=猪の脂身と赤身の両方を一番美味しく味わえる特選ロース肉

■ 自社に専用の缶詰工場も整備


2022年には、ジビエ専用の加工場、急速冷凍機、自社缶詰工場も整備。 山の恵みを安全・安心・おいしく全国へ届ける体制を整えました。

私たちの強みは、地元猟師や生産者との長年にわたる信頼関係です。『いのちのご馳走』をテーマに、ジビエ料理の通販事業も全国展開し、地域の食文化を発信し続けています。

なぜ『熊鍋の缶詰』なのか

これまで一部の人だけが味わえた幻の味を、全国どこでも、いつでも楽しめる形にしたい。

そして、貴重な熊肉を無駄にせず、多くの人へ届けたい。

その想いから生まれたのが、この「熊鍋の缶詰」プロジェクトです。

『熊鍋の缶詰』の特徴

今回開発する「熊鍋の缶詰」は、有害駆除される熊肉を無駄にせず美味しく味わっていただけるよう、熊肉の旨みを引き立たせた特別な調理法と味付けにこだわります。

缶詰にすることで保存性を高め、貴重な熊肉を全国どこででも熊の味、いのちのご馳走を楽しんでいただけます。

【缶詰のメリット】

・常温で長期保存可能(災害備蓄にも最適)

・湯煎で温めるだけで本格熊鍋が完成

・鮮度と旨味を完全に閉じ込める技術

・ギフトにも喜ばれる高級感

ツキノワグマと天然きのこの熊鍋

安全・衛生管理について

当店では、ジビエの安全性を最優先に考え、厳格な衛生管理のもとで熊肉を処理・製造しています。

■ 食品衛生法に基づく管理体制

・岐阜県より食品営業許可を取得済み

・ジビエ専用の加工施設で専門的な処理

・個体処理施設との連携による迅速な処理体制(鮮度管理)

■ トレーサビリティの確保

・捕獲地域:岐阜県内

・捕獲から加工までの時間管理

・ロット番号による品質管理

このプロジェクトを達成したいもう1つの理由

なぜ私たちがこの缶詰を作るのか。 それは「美味しいから」だけではありません。

実は、もう一つの理由があります。

■ 駆除された熊の多くは、廃棄されている

近年、熊の里出没や駆除が深刻な問題となっています。森のバランスと地域の暮らしが脅かされている現状を目の当たりにし、私たちは何かできることはないかと考えてきました。

現実として、駆除された熊の多くは廃棄されてしまい、貴重な命が無駄になっています

一方で、駆除一辺倒では根本的な解決にはならず、森の生態系も地域経済も持続可能とは言えません。

私たちは料理人として、20年間この矛盾と向き合ってきました。そして辿り着いた答えが、 「食べることで、森と熊を守る循環を作る」ことでした。

このプロジェクトを通じて実現したい未来

私たちが目指すのは、熊と人が共に生きることができる社会です。

写真提供:ジビエ工房めいほう

駆除された熊を美味しく食べることで、その命を無駄にせず循環させる。そして利益の一部を猟師さんや山を守る活動に還元することで、持続的な生態系管理と地域経済を両立させたいのです。

この商品を通じて、熊と人の衝突・駆除の抑制、里山資源の循環、地域ブランドの強化と持続可能な観光・飲食の推進を実現したいと考えています。

 "食べて守る"という新しい「参加型の自然保全」を全国へ

山の問題は、本来一般の人が関わりにくい領域でした。しかし「缶詰を買う」「ギフトにする」という行動なら、誰でも簡単に 森を守る仲間 になれます。この「熊鍋の缶詰」が広がることで、「美味しい → 応援になる → 森が再生する」という 誰もが参加できる保全モデル が生まれます。

これが、「美味しく食べて、森を守る」という『食べる自然保全モデル』です。

■ 食べることが、森と命の未来につながる循環

特別な知識も、現地に行く時間も必要ありません。 あなたの食卓が、そのまま森を守る力になります。

私たちはその循環を、ここから始めます。

■ 森を守る具体的な活動内容

皆さまからのご支援の一部は、山林を守るための保全活動費として大切に活用させていただきます。

猟師さんの山林保全チームとチームおせんで、山に光を戻すための活動を行います。

【具体的な活動】

下草刈り/獣道の整備/間伐/植樹(必要な場所に必要な種を)

これは「植えて終わり」ではなく、山が再び呼吸できる状態に育てるプロジェクトです。

これまでの取り組み

私たち「お遊食おせん」では、これまでも ジビエや里山食材を「廃棄される命」から「地域の恵み」へと変える取り組みを続けてきました。

■ 地域との連携と実績

写真提供:ジビエ工房めいほう岐阜県内で増加する野生鳥獣(主に鹿やイノシシ)の捕獲個体を、 地元猟師さんと連携して 適切に処理・調理し、価値ある食として生かす仕組み を築いてきました。

■ 通販事業『いのちのご馳走.com』

山で生きたいのちを、安心して全国の食卓に届けるために、

ジビエ専用の加工場

旨みを逃さず鮮度を保つ 急速冷凍技術

長く保存しながらおいしさを損なわない 自社の缶詰工場を新設。

こうして、処理、保存、調理、発送までを一貫して行うことで、 「美味しい」と「安心」を両立した、「ジビエを日常の食卓へ届ける仕組み」を整え、 全国のご家庭に岐阜の山の恵みを届けてきました。

■ 社会貢献活動

また、売上の一部を活用して 福島の東日本大震災復興支援食事会や地域交流会の開催にも取り組み、

 「食を通して、人と土地を支える循環」を実践してきました。

スパリゾートハワイアンズにてこぶしの木の記念植樹の様子


私たちについて

はじめまして、株式会社ひょうたん姉妹の代表をしております三宅未紗と妹の智子です。

2005年に創業、その後岐阜ならではの料理が味わえる『お遊食おせん』をオープン。2011年に法人化し株式会社ひょうたん姉妹として、岐阜の自然豊かな食材を扱い続けてきました。

「お遊食おせん」は、岐阜の食と里山の恵みを大切にしながら、 “廃棄されるいのちを、地域のご馳走へ” 変える取り組みを続けている料理人チームです。

その味わいは全国的にも評価され、おせんのぼたん鍋は「岐阜のご当地鍋1位」にも選ばれました。


リターンについて

ご支援いただいた皆様には、完成した熊鍋の缶詰をはじめ、様々なリターンをご用意しております。

単なる商品購入ではなく、森を守る活動へのご参加として、意義ある食体験をお届けいたします。

■ お届け時期について

予定時期:2026年春頃を予定

配送方法:常温便(ヤマト運輸または日本郵便)

送料:リターン価格に含まれます

※製造状況により前後する可能性がございます。進捗状況は随時活動レポートでご報告いたします。

ご支援金の使い道について

いただいたご支援金の使い道は以下の通りです。

熊肉の仕入れ・下処理コスト

缶詰の製造・パッケージ費用

リターン品に関わる送料・材料費

CAMPFIRE手数料

森を守る活動への還元(植林、下草刈り、獣道整備などの活動経費)

皆さまからのご支援を、熊と人が共存できる未来づくりに大切に活用させていただきます。

スケジュールについて

製造体制の整備と衛生管理体制の構築を経て、2026年春頃の商品完成を予定しております。

2025年2月:プロジェクト終了

2026年2月〜3月:製造体制最終調整

2026年3月〜4月:缶詰製造開始

2026年春頃:リターン発送開始

その後も継続的な販売体制を整えてまいります。

進捗状況は活動レポートにて随時ご報告させていただきます。

最後に

熊のいのちを無駄にせず循環させ、美味しく食べることが森を守ることにつながる。この概念を多くの方に知っていただき、人と自然が共に生きる未来を一緒に作っていきたいのです。

これは、ただの缶詰づくりではありません。

 日本の山と食文化を次世代へ繋ぐ挑戦です。

食べることは、生きること。そして、守ること。

あなたの一缶が、森の再生と、熊との共存の第一歩になります。

皆様のご支援が、熊と人の共存、そして持続可能な地域社会の実現への大きな一歩となります。

どうぞ温かいご支援をお願いいたします。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • ・熊肉の仕入れ ・下処理コスト ・缶詰の製造・パッケージ費用 ・リターン品に関わる送料 ・猟師支援や山を守る活動への還元 ※皆さまからのご支援の一部は、山林を守るための保全活動費として大切に活用させていただきます。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

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