
「お天道農園ってこんな農園なんだ」と知って頂きたく、プロジェクトページ本文に書ききれなかった、当農園のこれまでの取り組みをいくつか紹介させていただきます。今回は町の耕作放棄地・有休農地を解消してきました、というお話です。
2022年4月に代表である安孫子が脱サラUターン、新規就農して、お天道農園ははじまりました。農業をはじめるためには、まず農地が必要です。祖父母が農家だったため、普通は祖父母の農地を引き継いではじめます。しかし自分の場合、それができませんでした。祖父母が農家をやっていたのは2012年までで、祖父母が使っていた農地の大半は他の方に貸していたり、条件が悪かったりで、引き継いではじめることができませんでした。その為、他の方から農地をお借りして農業をはじめました。
農業界の一般常識として、新規就農者が最初から条件の良い農地を借りることは難しいです。きちんと管理できるのか、管理できずに荒れ地にしてしまうのでは、という不安を抱かれることが理由です。私も例に漏れず、条件の良い土地を借りることはできませんでした。最初は町中を軽トラで走り回り、使っていない農地や耕作放棄地となってしまった農地をGoogleマップにピン留めして、役場に行って地主さんを紹介してもらい、農地をお借りしてきました。
借りれそうな農地に片っ端からマーキングをつけて、町役場に相談に行っていました。
10年以上放棄されて雑草と雑木だらけだった農地を、雑草と雑木を取り除いて、何度もトラクターで耕して、畑に戻したり、

10年以上耕作放棄された畑。雑草と雑木が生い茂っています。

雑草と雑木を綺麗に取り除いて

何度もトラクターで耕して、ブロッコリー畑に。
樹が切られて切り株だけになったりんご畑を、切り株を全て重機で引き抜き、何度もトラクターで耕して、畑に戻したり、

切られた枝と切り株が残されたりんご畑跡地。

重機で切り株を掘り出し、

運び出して畑を綺麗にし、
こちらも何度もトラクターで耕したのち、さつまいも畑に。
という活動をこの4年間行ってきました。
現在約4ha(40,000㎡)の農地をお借りしていますが、この大半が耕作放棄地や有休農地です。お借りしているさくらんぼ畑も、大半が高齢で離農する方から引き継いだものです。
今回の「樹が切られて無くなった畑に新たな苗木を植える」という取り組みは、実は当農園にとって、全く新しい取り組みという訳ではありません。これまでやってきたことの延長線上にあります。むしろ知見経験がありますので、他の農家さんよりも得意です。皆さまから頂いたご支援金を使って、可能な限り多くの畑に苗木を植えていく所存です。
2025年12月22日現在、ご支援いただいた金額は¥ 2,812,000(達成率140%)です。
ネクストゴール400万円に向けて残り27日。ぜひご応援いただけますと幸いです。よろしくお願いします!





