
カード制作の中で、想像以上に時間と気力を使っている工程があります。
それが「写真の選定」です。
写真自体は、思っていた以上にたくさんあります。
けれど、タロットカードとして使えるものは、その中のほんの一部です。
アングル、光の入り方、視線の向き、余白。
どれか一つでも欠けてしまうと、カードとして「語れなくなる」ものがあります。
気持ちとしては、使いたい写真もたくさんありました。
時間をかけて向き合ったものほど、手放す判断は簡単ではありません。
それでも、カードとして成立しないものは、使わない。
世界観にそぐわないものは、残さない。
そう決めて、断腸の思いで選定を進めています。
この作業は、残すために手放すこと。次に進むために、終わらせること。
制作を進める中で、この工程そのものが「死神」のカードを
象徴しているように感じることがあります。
選ぶことも、創作の一部であり、責任だと考えています。
次の活動報告では、この選定の先に生まれた「死神」のカードについてお話しする予定です。



