私たちの健康は、遺伝子と、胎児期(実はもっと前の親や祖父母など世代)から、これまでの栄養状態、食べ物や空気に含まれる化学物質、ストレスなどのばく露の環境によって決まります。
『エピジェネティクス』は遺伝子のスイッチオンオフを制御する仕組みのことで、様々な環境がこの遺伝子のスイッチにどのような影響を与えるかを研究する学問が『環境エピジェネティクス』です。
近年、この分野は、発達障害、生活習慣病、不妊、さらには次世代への影響についてもカギを握る重要な研究領域として世界的に注目されています。
しかし、日本ではまだ一般向けの解説書はほとんどありません。だからこそ、専門家だけでなく、保護者、教育関係者、医療従事者、学生など、多くの方に届けられる一冊を作りたいと考えました。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは、「環境エピジェネティクス入門」という本を皆さん手に取っていただいて、『環境エピジェネティクス』という考え方を少しずつでも関心を持って生活や職場の環境を見直していただきたいと思っています。きっとこれまでと違った健康や豊な生活に役立つ発想が浮かんでこられると思います。
このプロジェクトのリターンでは、できるだけ皆さんと交流して『環境エピジェネティクス』を理解を深めてもらったり、皆さんから私たちもいろいろ教えていただくことが目的の講演会や情報交換会などのイベントを企画しました。本の出版を機に『環境エピジェネティクス』を浸透させて、研究者の方にも一般の人たちの中にある「環境エピジェネティクス」をフィードバックすることに役立てればと思います。
プロジェクト立ち上げの背景
エピジェネティクスは、私たちの健康や病気に大きな影響を与える可能性があるにもかかわらず、一般の方々にはまだ十分に知られていません。私自身の研究や教育活動を通じて、多くの人々がこの分野に興味を持ち、理解を深める手助けをしたいとの思いが強くなりました。そこで、誰もが手軽にエピジェネティクスの知識を得られるように、本の出版を決意しました。このプロジェクトを通じて、一人でも多くの方にエピジェネティクスの魅力を伝えたいと考えています。
これまでの活動と準備状況
2026年3月、東京図書出版からの出版が決定。4-7月校正・装丁など出版準備中。 目次は前面に表示。 予定ページ数 120ページ
リターンについて
「ご支援いただいた方々」として名前を確認記載。完成本の送付、講演会、ニューレターなど「環境エピジェネティクス研究所(LEEG)支援の会」の特典を付与。
講演会では、「健康と疾患」・「性」・「老化」「PFAS,マイクロプラスティックス」などこの本の内容を身近なテーマとして解説した講演会を企画検討中。
スケジュール
3月東京図書出版からの出版決定7月校正・装丁など出版準備8月 クラウドファンディング終了9月上旬 出版、リターン発送
「環境エピジェネティクス」とは、ヒトの遺伝子発現が、さまざまな環境因子によってかく乱される現象です。この現象は、化学物質や極端な栄養状態さらにさまざまなストレスによって誘発されることが知られ、ヒトの健康や病気などに影響を与えることが理解されつつあります。本書は、毒性学の立場から、「環境エピジェネティクス」をやさしく解説したものです
プロジェクトの実行者について
筆者らは、長年毒性学の分野での研究所勤務を終え、定年後に生物学・医学、特に毒性学分野において「エピジェネティクス」の重要性に目覚め、残念ながらもう実験することはできませんので、この分野の研究の進展について、主に文献を元にして、勉強を続けてきました。そしてその成果を、毒性学を中心とした諸学会で発表してきました。HP:環境エピジェネティクス研究所
学会発表:
第52回日本毒性学会学術年会 2025/7/1 沖縄 経世代エピジェネティック遺伝(TEI)におけるCCCTC-結合因子(CTCF)の役割 (堀谷 幸治・澁谷 徹)
第18回日本エピジェネティクス研究会 2025/6/21 福井
・エピジェネティック毒性学の提唱 (澁谷 徹・堀谷 幸治)
・哺乳類の経世代エピジェネティック遺伝(TEI)の機構の作業仮説ーCCCTC-結合因子を軸としてー
(堀谷幸治、澁谷 徹)
第51回日本毒性学会学術年会 2024/7/3-5
・エピジェネティック毒性の確立へ (澁谷 徹・堀谷 幸治)
・Aryl hydrocarbon Receptorとimprinted genesを軸とした継世代エピジェネティック遺伝誘発機構 (堀谷 幸治・澁谷 徹)
Epigenetic inheritance—impac3for biology and society 23–25 August 2023, Zürich,
・Asia Tox 23(July 2023, Taipei, Taiwan) Kanemi Yuso and Transgenerational Epigenetic Inheritance(Tohru Shibuya, Kennichi Miyakawa, Yukiharu Horiya, and Tadasu Fujino)
・Transgenerational epigenetic inheritance (TEI) and epigenetic disruption of H19/IGF2 gene in “Kanemi Yusho” (Yukiharu Horiya and Tohru Shibuya)
講演
・PFASをどう考えるのか?-エピジェネティック毒性の立場から(澁谷 徹)2025/5/31
・「枯れ葉剤」「カネミ油症」「水俣病」問題で日本-ベトナム医学交流講演会
化学物質のエピジェネティック毒性 (澁谷 徹) 2024/8/19
・エポック10フェスタ2024 2024/06/08
胎盤とエピジェネティクス (堀谷 幸治)
・新ちょぼゼミ「化学物質とエピジェネティクス」(澁谷 徹)2022/5/21
論文・論説
1.Tohru Shibuya and Yukiharu Horiya: Kenemi Yusho and Transgenerational Epigenetic Inheritance. J. Biomed. Res. & Env. Sci. 4 (3): 543-545. Doi10.37871/bres1708, (2023)
2.澁谷 徹・堀谷幸治:「カネミ油症」と継世代エピジェティック遺伝. JEPAニュース、Vol. 140 10-11, (2023)
最後に
このプロジェクトは、エピジェネティクスという重要な科学分野を広く知ってもらうための第一歩です。皆様のご支援があれば、この本を通じて多くの人々に新しい視点を提供し、健康や病気に対する理解を深めることができると信じています。どうか、このプロジェクトを応援し、一緒に環境エピジェネティクスの魅力を広めていきましょう。皆様のご参加と協力を心よりお待ちしております。
最新の活動報告
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「環境エピジェネティクス」を身近なことから解説していきます。1.エピジェネティクス」とは?
2026/06/29 00:311.エピジェネティクス」とは?少し難しい言葉ですが、簡単に言えば「遺伝子の働きを調節する仕組み」のことです。 私たちの体は、もともとはたった1個の受精卵から始まります。その受精卵が細胞分裂を繰り返し、脳や心臓、肝臓、皮膚など、それぞれ異なる働きを持つ約37兆個の細胞になります。 実は、これらの細胞はほとんど同じ遺伝子(DNA)を持っています。それなのに違う働きをするのは、必要な遺伝子だけをオンにしたりオフにしたりする「エピジェネティクス」という仕組みがあるからです。 つまり、DNAが「設計図」だとすれば、エピジェネティクスは「設計図のどのページを読むかを決めるスイッチ」です。 もっと見る
カバー見本できてきました。
2026/06/23 14:33カバー見本できてきました! 初稿ゲラの著者校正を提出し、東京図書出版さんで再校ゲラ作成中です。また支援者の方々へこの本の内容をより分かりやすくするためのネット解説など企画しています。 もっと見る





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