【マジメな毎日に、ひとさじのパンクを】DIY作家が人生を懸けた小説の増刷を応援!

<40代おっさんの無様なチャレンジ>小説本文はもちろん表紙デザインや版下データまで自分でつくるDIY作家「児玉ロウ」。初のヒット作品『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』の増刷(第2刷)を応援

現在の支援総額

828,488

138%

目標金額は600,000円

支援者数

125

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/02/21に募集を開始し、 125人の支援により 828,488円の資金を集め、 2026/03/31に募集を終了しました

【マジメな毎日に、ひとさじのパンクを】DIY作家が人生を懸けた小説の増刷を応援!

現在の支援総額

828,488

138%達成

終了

目標金額600,000

支援者数125

このプロジェクトは、2026/02/21に募集を開始し、 125人の支援により 828,488円の資金を集め、 2026/03/31に募集を終了しました

<40代おっさんの無様なチャレンジ>小説本文はもちろん表紙デザインや版下データまで自分でつくるDIY作家「児玉ロウ」。初のヒット作品『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』の増刷(第2刷)を応援

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【毎日更新】第34回『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』

 そいつはガードレールを乗り越えて、俺らの方をチラッと見たが、とにかく「女を集めろ」ってことを携帯に向かって連呼しながら——どうしたと思う?

 当然のように、さっき俺らが降りてきたばかりの階段を、上って行ったんだよ。

 それを見て俺は、嫌な予感がした。

 俺を追い出しながら彼女が見せたあの苦しげな、辛そうな、何とも言えねえ顔がパッと頭に蘇って、根拠はねえけど、それはいま階段上ってったあいつのせいなんだというような気がしたんだよ。

「おい、あいつ、何なんだよ」俺は思わず呟いた。

「羽毛布団のセールスマンじゃねえことは確かだな」とボン。

「ムカつく野郎だったな」涼介が頬をひくつかせる。

「いいじゃねえかよ、もう帰ろうぜ」と、タカ。

「俺、何か嫌な予感すんだよ」俺が言うとボンも涼介も同意した。

「ああ、するな」

「タイミングがタイミングだしな」

「なんだよ、どういうことだよ」とタカが聞く。

「いや、だからさ、あのバカ、彼女のとこに行ったんじゃねえのかっていうことだよ」とボンが答える。

「なんでだよ、ここに住んでるだけかもしれねえし、こんだけ部屋があるんだ、あの部屋に行ったとは限らねえだろ?」とタカ。

「まあ、そうなんだけどな」とボン。「なんとなーく、嫌な感じがするっていうだけだよ」

 そしたら涼介が「ああ、そういうことか」と一人納得した感じで言って、意味深な表情で俺らの顔を見回した。

「なんだよ、何がそういうことなんだよ」俺が聞くと涼介は、「お前らは見てなかったと思うけど」と言った。

「扉がノックされたら、普通さ、とりあえず誰が来たかってあの穴から外覗くだろ、扉についてる穴」

「何の話だよ」と俺。

「いやだから、俺が彼女の部屋まで行ってノックしたとき、パッて扉が開いたんだよ。なんつうか、こっちがビビるくらいにあっさりと。それなのにあの女、俺を見てすげえビックリしてた。それって、何か変だろ」

 なるほどな、とボンがカバンの中から携帯灰皿を取り出して言う。自分でペイントした、サイケデリックな柄。

「彼女は誰が来たかを確認しねえで扉を開けたってことだな。つまり、誰かが訪ねてくることを知ってたんだ」


〜第35回に続く〜

--

本日はここまでです。

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また、今回のプロジェクトでは、限定青カバー版(100冊限定)やオリジナルステッカー及びバッジ、著者と小説の舞台となったBARで飲む交流枠など、様々なリターンを用意させていただいています。ぜひチェックいただき、ご支援いただけますと幸いです。

それでは、また明日。

児玉ロウ

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