
私はもともと、「捨てられるものを活かし、自然の循環の中で暮らすこと」が好きな人間です。
10年ほど前から家族が好きで一緒に烏骨鶏のヒナを飼い、卵を産んでもらっていただきながら現在も暮らしています。烏骨鶏のエサには、家庭で出る野菜くずだけでなく、本来は産業廃棄物として処分される大豆くずや魚のあら、もみがら燻炭を作って活用し、納豆菌を使って発酵飼料を作っています。
また、耕作放棄地を借りて、牛ふんや馬ふん、鶏ふんを活用しながら土づくりを行い、小松菜やブロッコリー、かぼちゃ、小麦、とうもろこしなどを育て、その一部を私たちが貰って、あとは烏骨鶏のエサとして利用しています。そして烏骨鶏たちが産んでくれた卵を、私たち家族が少し分けてもらう。そんな循環のある暮らしを楽しんでいます。
八郷では山の一部を借り、沢でイワナの稚魚を育てたり、自分たちで木を切って薪を作り、かまどでご飯を炊いたり、五右衛門風呂を沸かしたりと、自然の恵みを楽しんでいます。
現在は以前ほど山での遊びは頻繁にできていませんが、「捨てられるものを活かし、自然に返し、また次に活かす」という考え方は、ずっと私の生活の中にあります。
今までは、家族で活動していましたが、小さな鍼灸院でも出来る!
今回、バイオトイレの導入に挑戦したいと思いました。
バイオトイレは、人が出したものを微生物の力で分解し、やがて堆肥として自然へ返していく仕組みです。そこでできた堆肥は、私自身の生活の中に活用することができます。
人が出したものを「ごみ」として処分するのではなく、次の命を育てる資源として循環させる。その考え方は、私にとって特別なことではなく、これまでの暮らしの延長線上にある、ごく自然な選択です。
私は「人にも地球にも優しい鍼灸院」を目指しています。
バイオトイレの導入を通して、身体の健康だけでなく、環境にもやさしい循環の輪を少しずつ広げていきたいと思っています。
私たちが自然からいただいているものを、また自然へ返していく。そんな当たり前の循環を、鍼灸院がこのバイオトイレから実現したいと考えています。



