青森県八戸市鮫町・種差海岸に残る「マイルポスト」の修復プロジェクトに挑戦します。
マイルポストは、船の速度を測るためのコンクリート製の標柱として戦前に設置されたと言われています。しかし現在風雨で大きく劣化し、このままでは崩れ落ちてしまう危機にあるため、修復のうえ次世代の子どもたちに「八戸の海が歩んできた歴史」を残してきます。
具体的には、
・2本のマイルポストの修復、補強
・当時の姿にできる限り近い形での復元
・現地説明板の設置や、文化遺産として残すための基盤づくり
を行います。
総額約300万円かかる改修費のうち、その一部である100万円をクラウドファンディングで募ります。
プロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。
「マイルポスト遺構保存協議会」の中村昭則です。
八戸市生まれ。大正13年から続く有限会社中ペン塗装店にて、八戸市を中心に民間・公共工事の仕上げ工事に携わっております。
中ペン塗装店では、産業、文化、芸術、医療、福祉などの幅広い分野で活躍する人々を顕彰する「東久邇宮記念賞」を受賞ました。
私は、種差海岸を歩きながら、海を眺める時間が子どもの頃から大好きでした。
ある日、兄が描いた一枚の油絵50号——そこに描かれていたのが「マイルポスト」でした。
“この柱は、一体なんだろう?”
その疑問が、人生ではじめて「地元の歴史を自分で調べはじめる」きっかけになりました。
兄が描いた海岸線と、そこに立つマイルポストの油絵。兄は独学にして、20歳の時に二科展特選を受賞するほどの画家でした

“どうして兄は、この柱を描いたのだろう?”
調べはじめた私は、驚くべき事実を知ります。
・マイルポストは船の速度を測るために作られた“目視の海の計測装置”
・戦前、造船時の試験に使われた全国的にも珍しい産業遺構
・昭和19年(1944年)の海図にも記録が残る歴史的構造物
・八戸の造船の歴史を象徴する遺産
しかし現地へ行くと、その姿は風雨と海風に削られ、深刻な劣化で今にも崩れ落ちそうな状態でした。
マイルポストの全体像(左)、劣化の激しいマイルポスト(中、右)
「このままでは八戸の大切な歴史が失われてしまう」
2022年、八戸工業大学設立50周年記念誌「八戸地域の戦時遺構に関する研究ー消えゆく戦時の記憶と遺構ー」にもマイルポストが掲載されていることを見て、遺構を守らなければならない、と強い危機感を持ちました。
これまで何度も、地域団体がマイルポストを修復しようと動いてきましたが、実現されてきませんでした。
今こそ、マイルポストを修復しようーー八戸工業大学の教授や地域の有志と共に「マイルポスト遺構保存協議会」を立ち上げました。

八戸に立つマイルポストは、その誕生の背景がいまなお完全には解明されていません。私たちが知っているのは、ごく一部の断片だけ。そしてその断片は、深い海の歴史につながっています。
最近の調査で明らかになったのは、昭和初期〜13年頃(80年以上前)に建てられた可能性が極めて高いということ。戦前、八戸には複数の造船所があり、船の試験走行のために設置された“速度測定装置”だったのではないかと考えられています。
しかし、3.11の津波で造船所の資料の多くが流失し、その歴史を語れる方々も少なくなっています。
わずかな手がかりは、90歳を超える漁業関係者の証言。
・頭部には三角形の目印がついていた
・色は白だった
などが語られていますが、肝心の「誰が、いつ、どの造船所と連動して建てたのか」は謎のままです。
さらに驚くべきことに、マイルポストは全部で5本存在していました(現存するのは2本のみ)。
現在、残る3本の所在と状態についても調査が進んでいますが、土地所有者の方々でさえ、誰が建てたのかをご存じありません。
現存するマイルポスト2本と、消滅したマイルポスト3本の位置関係図
未だ謎が多きマイルポスト。それは“単なる古い柱”ではなく、八戸の造船技術の歴史そのものです。
もしこの標柱が完全に失われれば、八戸が海とともに歩んできた重要な記録が、二度と辿れなくなります。
だからこそ、私たちはいま保存に動かなければならないと思います。
マイルポストがあるのは、種差海岸の北側、葦毛崎展望台や鮫角灯台の近く。ここは、海と岩礁、草原や海浜植物、海岸段丘といった自然が豊かなエリアです。
遊歩道や展望台、砂浜、灯台など、自然・景観・歴史が混ざり合った場所に佇むマイルポストは単なる「遺構」ではなく、「自然 × 歴史 × 観光」の接点 。そんな地域の魅力にもなっているマイルポストを次の世代につないでいく必要があります。
八戸の景勝地・種差海岸とそびえ立つ2本のマイルポスト
撮影者 鵜沼照都

2025年夏、協議会メンバーである八戸工業大学の月永名誉教授を中心に、劣化調査を実施しました。
その後、専門家による修復方法の検討を経て、2本のマイルポストの修復方針を協議会で決定。施工業者選定の上、見積りも取得済みです。
現在、説明板・支援者銘板のデザイン案作成中です。
クラウドファンディングで100万円、企業等からの協賛金で200万円を集めることができたら、すぐに工事に取り掛かることができます。
▼今後のスケジュール
2026年1月〜2月:クラウドファンディング実施
2026年2月:マイルポストの施工開始
2026年3月〜:順次リターン発送
2026年4月:説明板設置・竣工記念式典の実施








▶︎ 4,000円:お礼メール
心を込めて、支援者の皆様にお礼メールをお送りします。
▶︎ 5,000円:活動報告レポート(PDF)
修復の工程や現地の様子をまとめたレポートをメールにてお届けします。
▶︎ 7,000円:ポストカード3枚セット
修復前・後のマイルポスト各1枚と、中村の兄が描いたマイルポストの油絵のポストカード合計3枚をお届けします。
▶︎ 10,000円:にんにく球+お礼メール+活動報告レポート
青森県産の掘りたて新鮮なにんにくと、小麦粉・餅米粉を一緒に練りあげた、手作りのにんにくサプリメント。お礼メールと、活動報告レポートはメールにて送付いたします。
▶︎ 10,000円:ミチル種差商品券1,000円+お礼メール+活動報告レポート
種差海岸にある複合施設「ミチル種差」て使える商品券1,000円分をお届けします。
お礼メールと、活動報告レポートはメールにて送付いたします。
▶︎ 20,000円:ミチル種差商品券5,000円+お礼メール+活動報告レポート+ポストカード3枚セット
「ミチル種差」商品券5,000円分を、マイルポストのポストカード3枚分とセットでお届けします。
お礼メールと、活動報告レポートはメールにて送付いたします。
▶︎ 30,000円:支援者銘板に名入れ
マイルポスト付近に設置予定の銘板に、お名前を刻みます。
備考欄に記載名をご記入ください。
▶︎ 50,000円:支援者銘板に名入れ+ミチル種差商品券10,000円+お礼メール+活動報告レポート+ポストカード3枚セット
マイルポスト付近に設置予定の銘板に、お名前を刻みます。
加えて、「ミチル種差」商品券10,000円分を、マイルポストのポストカード3枚分とセットでお届けします。
お礼メールと、活動報告レポートはメールにて送付いたします。
▶︎ 100,000円(企業・個人向け):支援者銘板に大名入れ
マイルポスト付近に設置予定の銘板に、お名前を刻みます(30,000円リターンよりも大きく掲載します)。
備考欄に記載名をご記入ください。

種差海岸の強い風のなか、80年以上立ち続けてきた2本のマイルポスト。
それは、八戸の海の歴史そのものです。
けれどこのまま放置すれば、数年以内に倒壊してしまうかもしれません。
いま、残せるのは私たちです。いま、支えられるのはあなたです。
未来の子どもたちが、「これが八戸の歴史なんだ」と胸を張って語れるように——どうか、この保存活動に力を貸してください。
あなたのご支援が、八戸の未来をつくります。
心から、よろしくお願いいたします。








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