あいちロボフェス 活動報告 その3高校生ロボットシステムインテグレーション競技会(SIリーグ)ステージイベント編■いろんな高校が連携してつくったワークショップ12月14日(日)、SIリーグのメインステージで、園児、児童向けのワークショップを2回実施しました。合計参加者は約100名。当日のチケットは受付開始後すぐになくなるという盛況ぶりでした。司会進行はすべて高校生。司会は、・尼崎市立尼崎双星高等学校・神戸市立科学技術高等学校の生徒による共同司会です。さらに、当日初めて会ったSIリーグ参加校の中から、有志の高校生たちが続々と参加。参加してくれた学校は以下の通りです。・愛知県立愛知総合工科高等学校・愛知県立春日井工科高等学校・神奈川県立神奈川工業高校・東京都立蔵前工科高校・熊本県立鹿本商工高等学校・大阪府立東淀工業高等学校引率の先生方にも、心から感謝申し上げます。■海のゴミを拾うロボット「ハンセン」今回のワークショップは、環境問題をテーマにしたストーリー仕立てです。海には、小さすぎて拾えないゴミや、深海に沈んでしまうゴミがたくさんあります。そのゴミを回収するために考案したのが、ハンド付き船型お掃除ロボット通称『ハンセン』です。高校生に教わりながらハンド部分を組み立て、友達と協力して『ハンセン』を操縦し、回収したゴミをリサイクルマークに合わせて分別する、というワークショップを行いました。ねらいは3つ。・高校生に教わる「組立成功体験」・リサイクルマークへの興味づけ・その日に出会った友達と協力して操縦する体験そして、未来のエンジニアを育てたいという願いが込められています。■面白かったエピソードステージイベントを実施するには、高校生の人手が圧倒的に足りず、私たちは途方に暮れていました。そんな中、ブースに来てくれていた別の高校の生徒たちが見学に来ており、女子高生がふと私にこう言いました。「手伝ってくれる高校生を、今から勧誘してもいいですか?」「よし!行こう!」と、その場で“スカウト作戦”を開始。すると本当に仲間になってくれて、翌日のステージイベントでも大活躍してくれました。高校生のコミュ力と行動力は、想像をはるかに超えていました。■私の反省点1回目のステージイベントでは、有志の高校生へのロボット操縦研修が十分にできず、ギリギリの運営となってしまいました。そんな中、ある男子高校生が私のところへ来て、「もっと上手に教えたかったです。すみません…」と、悲しそうに話してくれました。理由を聞くと、「子どもたちは、もっと上手く操縦したかったのに、それを自分が導けなかった」とのこと。男子高校生の責任感と、子どものために全力になれる気持ちに、胸が熱くなりました。私は「ごめん、それはこっちの準備不足や!本当にごめんな!ごめん!」と頭を下げて伝えました。あの時の彼の真剣な目は、今でも忘れられません。■イベントは大成功1回目と比べると、2回目の完成度は圧倒的に向上しました。1回目終了後、全員で反省会を行い、すぐに改善して2回目に挑みました。高校生たちは、大人よりも集中力と成長スピードが圧倒的に速いです。回を重ねるたびに、はっきりと変わっていきます。■ロボメイツは来年何がしたいのか?今回の経験から、ロボメイツは「継続する仕組み」を作りたいと考えています。・毎月どこかの高校が連携してワークショップを行う・企業・団体にも参画してもらい、地域全体で子どもを育てる・高校生はリアルな教育体験で成長する・企業は知名度が上がり、高校生が興味を持ってくれる・業界の未来を担う人材を育てるそして何より、「相手を思いやる、やさしい気持ち」を伝えること。技術よりも、人として大切なものを育てる活動にしていきたいです。■今回のイベントを通して感じたこと・来年度、ロボメイツに参加する高校は確実に増える・全国で展開できる仕組みが必要・協力してくれる高校の先生が各地にいる・愛知県の保護者さんの応援と、子どもたちのものづくりへの情熱がすごい・いろんな高校が連携するイベントは、圧倒的に面白い・高校生はなぜこんなに短期間で成長するのか、これは『なぞ』■最後に以上で、あいちロボフェス 活動報告は締めくくりとなります。こんな大きなステージに立たせてくれた愛知県のみなさま、心より感謝いたします。来年も、ぜひ参加させてください!また、ロボットの準備やメンテナンスをしてくれた大学生スタッフ、私のわがままに付き合い続けてくれた従業員のみなさん、そして準備の時間がなく、深夜までロボットのコントローラーづくりを手伝ってくれた妻(笑)。本当にありがとうございました。来年もどうぞ、よろしくお願いいたします!






