
この冬、つくば市内の不登校支援に関する情報をまとめた冊子が完成しました。
完成したのは、2冊です。
●保護者・支援者向け
子どもが「学校を休みがち」になったときに読む本(全36ページ)
● 本人(小・中学生)向け
「学校に行くこと」「教室に入ること」に悩んだときに読む本(全28ページ)
この冊子を制作したのは、
つくば市内のフリースクールに子どもを通わせる保護者4人で立ち上げた団体
「まなびつくば」です。
内容を執筆したのは、代表の山岸さん。
私は、メンバーの一人として、全体のデザインを担いました。
メンバーで何度も打ち合わせを重ね、
相談し、修正に修正を重ねて、
この12月、ようやく完成しました。
発行部数は、
大人向けが1,500部、
子ども向けが700部。
合計2,200部です。
これほど多くの部数で、
自分が制作に関わった冊子が印刷されるのは初めてで、
完成品を手にしたときは、本当に心が躍りました。
この冊子は、すべて無料で配布されています。
アイラブつくば街づくり補助金の助成を受け、印刷することができました。
現在は、まなびつくばのサイトでダウンロードできる他、
https://manabi298.jimdofree.com/
印刷された冊子は、冊子に掲載されたフリースクールや居場所など、実際に不登校支援を行っている現場にも置いていただいています。
「私が神栖市に住んでいたころ、つくば市に引っ越そうと考え始めたとき、こんな冊子があったらよかったのに」と思いながら、この冊子を作りました。
インターネットで情報を探し、知り合ったいろいろな人に尋ねながら、手探りで引っ越し先を探していた、あの頃の自分。
もしタイムスリップできるのなら、ぜひあの頃の自分に、この冊子を手渡してあげたいです。
でも今は、過去の自分と同じように情報を探し、悩み、頑張っている人たちに、この冊子を届けることができています。
それが、今の私にとって、この上なく幸せなことです。
この冊子は、私にとって「宝の地図」です。
つくば市には、こんなにも不登校支援をしてくれる団体がある。
それを、一目で伝えてくれます。
この冊子が完成して、多くの方が喜んでくださいました。
情報を求めていた保護者の方だけでなく、情報を発信する側のフリースクールや団体の方々からも、「なんて分かりやすく、見やすい冊子なんでしょう」と声をかけていただきました。
その言葉を聞けたことが、私はとても嬉しかったです。
そして私は、不登校の子どもたちを支えてくれているフリースクールの方々を、もっと、もっと応援していきたいと思うようになりました。
だから、この冊子づくりの次の取り組みとして、フリースクールのお片付け支援を思いつきました。
不登校支援は、一人ではできません。
この冊子も、保護者としての経験を持つメンバーが集まり、チームの力で完成させることができました。
そして、フリースクールのお片付け支援も、私一人の力では実現できません。
みなさんの応援とご支援があって、初めて形になる取り組みです。
すでにご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます。
残り1週間、最後の日まで、引き続きのご協力・応援をいただけましたら幸いです。




