この度の講演会で手話通訳者さんをお願いしたのは、私の子育ての経験から生まれた深い想いがあるからです。
私は子どもが4人いて、発達障がいがある子がいます。
子どもたちが小学校に上がったころ、集団生活に馴染むのが難しく、時にはトラブルが発生することもありました。
助けてあげたいのに解決策が見つからず、自分を責めたり、周囲の視線に苦しんだりした日々が続きました。
周りの子育てを楽しそうにしているお母さんたちを羨ましく思い、周囲がすべて敵に見える感覚に陥り、「いつか見返してやる」と意固地になっていました。
この頃の私はダーク美穂ちゃんでした。
日々を乗り切るだけで精一杯で、子どもたちが寝静まった後、なんであんなに怒鳴ってしまったんだろう、と泣いて悔いる毎日。
自分が持っている「人と同じにできない特性」を子どもたちが受け継いでいることで、彼らがこんなに苦しみを抱えているのかもしれないと、背負いきれない自己責任の念に苛まれていました。
ある日、とうとう限界が来て、子どもたちの前で泣き叫んでしまいました。
「私はダメなお母さんだ!あんたたちに何もいいことがしてあげられん!」
その時、当時小学3年生だった息子が言いました。
「お母さんはダメなお母さんじゃないよ!
手つないで!ほら、ひとついいことができたがん!
だから泣かんで!」
子どもたちを理解し、守ってあげることが私の役割だと思っていたけれど、実は彼らの側にも私に伝えたい想いや優しさがあることを教えてくれました。
見返してやるというネガティブな感情を原動力にしてがんばるよりも、
「そのままでいい」
と受け止めてもらえるほうが、何百倍も力をもらえることを知りました。
それから私は「ダーク美穂ちゃん」から脱し、大変ながらも前向きに進めるようになりました。
内田裕士塾長うっちーの
「あなたはあなたのままで美しい」
という言葉が、あの日の息子の
「そのままのお母さんでいい」
というメッセージと重なり、
私が多くの人に、BIJUKU (美塾)のメイクやうっちーのことを知ってもらいたいと感じる理由となったのだと思います。
シングルマザーとして、発達障がいのある子育てをする中で、鳥取県には多様な子育て支援や障がい児支援制度があることを知り、それを利用することで、子どもたち全員が社会へと出て行くことができました。
「鳥取に、スタバはないが日本一の砂場(砂丘)はある」でおなじみ、我らが平井伸治知事は、障がい者支援や手話の普及に非常に力を入れており、全国に先駆けて『手話言語条例』を制定しました。
多様な障がいの特性、困っていること、必要な配慮などを理解し、障がいのある方に対するちょっとした手助けや配慮を通じて、障がいのある方も暮らしやすい地域社会(共生社会)。
「あなたはあなたのままで美しい」
『私たちは、一緒にいます』
みんな誰もがそう思える
それが『当たり前』の社会にしたい。
そのための一歩として、今回手話通訳者さんをお願いしました。
このプロジェクトから、多くの人に深い理解と共感が広がることを願っています。
今、子育ての渦中にあって、自分を後回しにしてがんばっているお母さんたちへ伝えたいことがあります。
あなたの子どもは大丈夫ですから、自分を大切にしてください。
そして、気軽に子どもを連れて講演会に来てほしいです。うっちーは子どもが大好きなので、お子様連れ大歓迎です!
最後に、いつも、ダーク美穂ちゃんの時も、どんな私でも、変わらず支え続けてくれた家族と友人に感謝します。あなたたちのおかげで私はここまで来ることができました。



