西陣織・織元アート裕「機械の命を未来へ!」次世代の職人が安心して織れる現場を作る

西陣織の力織機の多くは、半世紀ほど前に製造されたもので、すでにメーカーでの製造も終了しており、部品が入手困難な状態です。次世代の職人たちが安心して技術を繋げる環境を整備したいと思います。西陣織の灯を絶やさないために、皆さまのご支援をお願いいたします。

現在の支援総額

222,000

44%

目標金額は500,000円

支援者数

18

24時間以内に4人からの支援がありました

募集終了まで残り

40

西陣織・織元アート裕「機械の命を未来へ!」次世代の職人が安心して織れる現場を作る

現在の支援総額

222,000

44%達成

あと 40

目標金額500,000

支援者数18

西陣織の力織機の多くは、半世紀ほど前に製造されたもので、すでにメーカーでの製造も終了しており、部品が入手困難な状態です。次世代の職人たちが安心して技術を繋げる環境を整備したいと思います。西陣織の灯を絶やさないために、皆さまのご支援をお願いいたします。

西陣織織元アート裕

~次世代に繋げる西陣織~

プロジェクト概要

<機械の老朽化に備え、次世代の職人が安心して織り続けられる環境を整える>

現在稼働している力織機の多くは半世紀ほど前に製造されたもので、すでにメーカーは製造を終了し、交換部品の入手は年々困難になっています。

本プロジェクトでは、部品調達や機械の修繕・調整など、織機のメンテナンスなど、西陣織という伝統産業を未来に繋げていくことを目指しています。


自己紹介

はじめまして。京都・西陣にて西陣織の帯地製造を営む「アート裕」代表の津村早江子と申します。

このプロジェクトを立ち上げることで、西陣織の現状をより多くの方に知って頂きたいとの思いがございます。
どうぞ皆様のご支援をお願い致します。



西陣織の厳しい現実

機械メンテナンス問題——見えざる危機

今、最も深刻な問題が「機械のメンテナンス」です。
西陣で稼働する力織機の多くは、半世紀前くらいに製造されたものです。日本のものづくりの精密さゆえに長年使い続けられてきましたが、機械も永遠ではありません。部品は摩耗し、故障は避けられません。

問題は、これらの機械がすでに製造終了しており、交換部品の入手が極めて困難になっていることです。そして何より深刻なのは、西陣地区内に力織機を専門に整備できる技術者がほぼいないという現実です。

現在、修理が必要になれば、丹後地方から2時間かけて技術者に来ていただいています。出張料とメンテナンス料を合わせると、現在の工賃基準ではとても採算が取れません。「機械が壊れたら廃業するしかない」——そう語る織手さんが増えているのが現状です。

このプロジェクトで実現したいこと

私たちが目指すのは、「次世代へ繋げたい西陣織の技術」の構築です。

【1】交換部品の事前確保

機械がまだ動いているうちに、将来必要になる交換部品を可能な限り確保します。

力織機のメーカーは既に廃業しており、新品の部品は手に入りません。しかし、廃業した同業者から譲り受けた機械から使える部品を取り外し取り付けます。



今回の資金では、ダイレクトジャガードと呼ばれる技術装置や綜絖とよばれる機の部品などを重点的に確保します。これらがあれば、万が一の故障時にも迅速に対応でき、機械を動かし続けることができます。


【2】次世代が安心して働ける環境づくり

「機械が壊れたら終わり」という状況では、誰も安心してこの世界に飛び込めません。しかし、「部品もある、直せる技術もある、そして仲間もいる」という環境があれば、西陣織の未来に希望を持てます。

このプロジェクトは、物理的な機械整備だけでなく、「西陣織に未来がある」というメッセージを発信する意味も持っています。

なぜ「今」なのか——待ったなしの理由

「まだ機械は動いているのだから、壊れてから考えればいいのでは?」

そう思われるかもしれません。しかし、今動かなければ手遅れになる理由があります。

◆ 部品確保のタイムリミット

廃業する同業者が増える中、使える部品を確保できる機会は年々減っています。一度廃業すれば、機械は解体され、部品は金属くずとして処分されてしまいます。「もう少し早く声をかけていれば……」という後悔を、何度も経験してきました。

今なら、まだ現役の機械から学び、予備部品を確保するチャンスがあります。このチャンスを逃せば、10年後、いえ5年後には取り返しがつかなくなっている可能性が高いのです。


◆ 世界に誇る技術の集積地

西陣織は、単なる「布」ではありません。

先に染めた糸を使って複雑な文様を織り出す「先染め紋織物」の最高峰として、世界中から評価されています。数千本の経糸(たていと)に何万本の緯糸(よこいと)の交差によって、絵画のような表現が生まれます。

金糸・銀糸を織り込んだ豪華な錦織、繊細なグラデーションを表現する綴織、ビロードのような手触りの天鵞絨(ビロード)、絢爛豪華な緞子・・・など、西陣では、何種類もの織り方が今も受け継がれています。


◆ 世界のハイブランドも認める品質

近年、西陣織は国内だけでなく、世界のファッション界からも注目されています。

多くの世界的ハイブランドが、西陣の職人技に目を向けています。着物や帯だけでなく、バッグ、靴、インテリア、アート作品など、新しい分野への展開も始まっています。

2025年のジャパンレザーアワードでは弊社生地を使用した株式会社ネーカーズとのコラボ靴「革と西陣織の協奏靴」がフットウエア部門で ベストプロダクト賞を受賞しました

ジャパンレザーアワード2025

また祇園祭の山鉾に使われる懸装品、神社仏閣の荘厳具、ホテルのエントランス装飾——西陣織は「日本の美意識」を代表する存在として、各方面で採用されています。

◆ 日本の文化遺産としての責任

西陣織は、国の伝統的工芸品に指定されています。しかしそれは「博物館に保存する遺物」ではなく、「今も生きて進化している文化」です。

1500年の歴史の中で、西陣織は常に時代に合わせて変化してきました。室町時代の明から伝わった技術を取り入れ、江戸時代には町人文化の中で花開き、明治には海外の技術を吸収しました。

そして今、私たちの世代が次の100年へバトンを渡す番です。この貴重な文化を、「自分たちの代で終わらせてしまった」という悔いだけは残したくない。それが、このプロジェクトに込めた思いです。


支援金の使い道

皆さまからいただいた支援金は、以下の用途に使わせていただきます。

■ 交換部品の調達・製作費 

  • 綜絖の製作費
  • ダイレクトジャガードの製作費用
  • 廃業した同業者からの部品購入

■ 機械整備・オーバーホール費 

  • 現有力織機の全面点検・整備
  • 予防保全のための部品交換
  • 技術者招聘のための出張費用


■ リターン製作費等 

  • リターン品の材料費・製作費
  • 送料・梱包費


リターンのご紹介

ご支援いただいた皆さまには、西陣織の魅力をお届けするリターンをご用意しました。

【A】お礼メール+西陣織小物入れ 3,000円 

実際に西陣織の手触りと美しさを体感していただける小物入れです。使い方は貴方次第です。「気軽に応援したい」という方におすすめです。

  • 素材:絹100%または
  • サイズ:約5.5cm×約9.7cm(開けた時)
  • 色:おまかせ(2色のどちらかをお届け)


【B】お礼メール+西陣織ミニがま口 5,000円

実際に西陣織の手触りと美しさを体感していただけるがま口です。日々の暮らしの中で、西陣織の魅力を感じてください。

  • 素材:絹100%または、絹90%ポリエステル10%
  • サイズ:約10cm×10cm
  • 色:おまかせ(複数パターンからランダムにお届け)


【C】お礼メール+西陣織ボールペン 10,000円

ビジネスシーンでも使える、西陣織を巻いた高級ボールペンです。握るたびに指先に伝わる絹の感触と、目を引く美しい文様。「これ、西陣織なんです」という会話のきっかけにも。

  • ペン本体:回転式ボールペン(黒インク)
  • カバー素材:正絹西陣織
  • 専用ケース付き
  • 柄:おまかせ(複数パターンからランダムにお届け)


【D】お礼メール+西陣織ストール 50,000円

首元のワンポイント、お出かけにぴったりの西陣織のストールです。帯は私たち工房で織り上げた本格派。薄手ですのでオールシーズンお楽しみいただけます。

  • ストール:絹100%(長さ約180㎝×幅約40㎝)
  • 柄:おまかせ(複数パターンからランダムにお届け)


【E】お礼メール+西陣織の日傘 100,000円

1200年の歴史を持つ西陣織の生地を、職人の手で一本一本仕立てた日傘です。陽の光を受けるたびに表情を変え、お出掛けが楽しくなる日傘です。伝統工芸の粋を日常に取り入れる贅沢を、この夏からお届けします。

仕様

  • 生地:西陣織(正絹)
  • 親骨:スチール(ニッケル塗装)
  • 骨:8本骨
  • 全長:約74cm / 開いた時の直径:約81cm
  • UVカット率:99%以上

お届け2026年7月予定

※柄は数種類からお選びいただけます。詳細はプロジェクト本文をご確認ください。 ※手仕事のため、一点一点風合いが異なります。


【F】お礼メール+兵児帯 300,000円

西陣織の技術を使い作った兵児帯です。
カジュアルな着物、浴衣、単衣など、年中気軽に使ってもらえます。
とても軽く、シワの特徴をいかしてリボン結びやお太鼓結び等、結び方を自分なりにアレンジして結んで頂けます。

  • 素材:絹80%・ポリエステル20%
  • 種類:柄・色は数種類からお選び頂けます。
  • 制作期間:ご注文確定から約3ヶ月
  • お届け2026年7月予定


スケジュール

2026年2月末

クラウドファンディング実施期間

2026年3月末

プロジェクト成立後、部品調達開始

リターン品(お礼メール送信)

2026年4月~6月
リターンの発送

機械整備・オーバーホール実施

帯、日傘製作

2026年10月まで

全リターン品発送完了予定


最後に

私が西陣織の世界に入ったのは21歳の時でした。

あの頃は、まだ多くの職人がいて、機械の音が街中に響いていました。わからないことがあれば先輩に聞けばよかったし、部品が壊れれば専門の業者がすぐに対応してくれました。

今、その風景は大きく変わりました。機械の音は減り、相談できる先輩も少なくなりました。でも、だからこそ私は思うのです。「今ここで踏ん張らなければ、次の世代に何も渡せない」と。

その人が「先人たちがちゃんと準備してくれていたおかげで、今もこうして織り続けられる」と思ってくれたら、これ以上嬉しいことはありません。

私一人の力ではとても足りません。皆さまのお力添えを、心よりお願い申し上げます。

未来の西陣織のために——どうか、ご支援をよろしくお願いいたします。

株式会社アート裕

代表 津村早江子


よくあるご質問

Q. リターン品のデザインは選べますか?

A. がま口とボールペンなど複数パターンからランダムでお届けします。ご希望がある場合は備考欄にご記入ください。可能な限り対応いたします。オリジナル帯は、ご注文確定後に詳細をお伺いします。

Q. 海外への発送は可能ですか?

A. 申し訳ございませんが、今回のプロジェクトでは国内発送のみとさせていただいております。

Q. 目標金額に届かなかった場合はどうなりますか?

A. 本プロジェクトはAll-in方式を採用しています。目標金額に届かなかった場合も、集まった資金の範囲内でプロジェクトを実行し、リターンをお届けいたします。

Q. 支援金の領収書は発行されますか?

A. ご希望の方には領収書を発行いたします。備考欄にご記入、または支援後にメッセージでお知らせください。

お問い合わせ

プロジェクトに関するご質問やお問い合わせは、CAMPFIREのメッセージ機能よりお気軽にご連絡ください。

また、以下からもご連絡いただけます。

ご支援、心よりお待ちしております。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

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