こんにちは、プロジェクトオーナーの橋本です。今回はリトアニアのビール事情について書いてみたいと思います。世界2位のビール大国リトアニアビールは12世紀頃にビルジャイという町で始まったと言われ、今でも各地にブルワリーが点在します。大量生産型のインダストリアルな企業からローカルなマイクロブルワリーまでさまざま。今回ご紹介しているゲニスブルワリーはリトアニア第二の都市カウナスを拠点にするマイクロブルワリーとして人気を獲得。現在では国内のスーパーでも見かけるまでに成長し、2016年創業のブルワリーとしては異例の駆け上がり方です。実はリトアニアはビール大国で、最新の「一人当たりのビール消費量」ランキングで世界2位(※1)。それ以前をさかのぼっても3位、5位、3位と常に上位をキープしています。何に一番驚かされるかというと、2018年から始まった法改正で、テレビ、雑誌、看板などあらゆる場所でのお酒の広告が全面的に禁止になり、平日は20時まで日曜は15時までしかお酒が購入できない、飲酒年齢も18歳から20歳に引き上げ、という異常な規制が始まったにも関わらず、このランキング結果が出続けている点です。ちなみに、一位は32年連続でチェコ。ピルスナーの発祥地として有名で、日本の大手メーカーもこのスタイルが主流。世界で一番飲まれているスタイルの発祥地だと考えると納得です。そんな中で、法規制をものともせずにランキング上位に食い込むリトアニア。大酒飲みであることは間違い無さそうですが、それを裏付けるのはやはりビールの味ですよね。※1 キリンホールディング株式会社「2024年 国別一人当たりビール消費量」(2025年12月)なぜリトアニアビールは美味いのかリトアニアビールの味が決定的に他と異なる理由は水にあります。リトアニアには山が無く、国内最高峰は300m程度。それでも全長900kmを超えるネマン川や、3000以上あると言われる湖のおかげで、地下からミネラルを豊富に含んだ水源が豊富です。ビールの原料や製法はブルワリー各社が試行錯誤をして厳選しています。これについてはまた別の記事でご紹介しますが、それだけでなくビールの90%以上を占めると言われる「水」に自信を持っているからこそ素晴らしいビールが完成する。それが「リトアニアビール」が愛される理由なのです。カウナスを盛り上げたい以前、ブルワリーのローリナスさんとカウナスのオールドタウンにあるゲニスタップルームの一号店で飲んでいた時の話。前述の法改正の影響や長引く大規模工事の影響で、カウナスのゴーストタウン化が進んでいて、若者が集える場所が少なくなっていることを憂いていました。その時訪れていた一号店も立ち退きで閉鎖せざるを得ないという話を聞かせていただきました。残念な気持ちもありましたが、その翌年にゲニスはカウナスの老舗ブルワリー「カウノアルス社」の買収を発表。レンガ造りが印象的なリトアニアでもかなり古い歴史を持つブルワリーで、これを機にマイクロブルワリーとヒストリカルブルワリーが手を組んで、カウナスの街興しが始まると頼もしい気持ちになりました。リトアニアの観光先といえばやはり首都ヴィリニュスが有力です。私は妻の実家が近いカウナスの方が訪れる機会が多いので、カウナスの街を大事にしているゲニスの理念にとても共感していて、積極的にヴィーガンフレンドリーである点を発信している点にも好印象を持っています。今回の記事はSNS(インスタグラム)でのもう少し写真を多めにご紹介していますので、よかったらぜひそちらもご覧になってみてください。さて、次回はビールの原料や製法について触れた記事を書いてみたいと思います!橋本佳樹橋本サンドラ




