クラウドファンディングを公開してから、たくさんの応援をいただき、本当にありがとうございます。
今日は、私が「この畑を守りたい」と強く思った出来事を書きます。
14年前、次男が交通事故に遭いました。その時に救命救急センターで命をつないでくれた先生がいます。
あのときは必死で、きちんとお礼を伝えることもできませんでした。
その後も、仕事でその先生と同じ病院にいることはありましたが、救急の現場で忙しくされていて、なかなか声をかけられずにいました。
それが今年のみかん狩りで、偶然その先生が畑に来てくれたのです。
みかんを手に取りながら、私は思い切って聞きました。
「覚えていませんか?」
先生は少し困った顔で
「事故は日常茶飯事だから…覚えていなくて…」と。
正直、ちょっとだけ「えー!」と思いました。
でも、その場でちゃんとお礼を伝えることができました。
先生は笑顔でみかんを食べてくれて、
「みかん狩りって、オペみたいだね」と笑っていました。
あの日、心から思いました。
もし私が畑を続けていなかったら、
この再会はなかったかもしれない。
みかんがあったから、人が集まり、
時間を越えて、想いがつながった。
私にとって、みかんはただの果物ではありません。
人と人を、過去と今を、静かにつないでくれるものです。
だから私は、この畑を守りたいと思っています。



