☆自己紹介
山形県東根市で農業をしているNBです。
主にさくらんぼと桃を栽培しています。


中学生の頃、進路を考えたときに
「実家の農業を自分の代で無くすわけにはいかない」
そう思い農業を志しました。
高校、大学で農業を学び、22歳で就農しました。
現在は就農9年目になります。
就農してから
楽しいことばかりではありませんでした。
それでも、冬の剪定から始まる一年の作業を積み重ね
夏に実る果物を見たとき
「この仕事を続けていきたい」
と改めて思います。
☆東根市の紹介
山形県は全国有数の果樹産地です。
山形県は、さくらんぼとラフランスの生産量がともに日本一を誇る県です。
その中でも東根市は、さくらんぼの生産量が山形県内で最も多い地域です。
代表的な品種である「佐藤錦」は、東根市で生まれました。
近年では、さくらんぼだけでなく、桃の栽培にも力を入れており栽培面積や生産量も年々増えています。
☆農家の現状
農家は、天候ひとつで努力が崩れます。
どれだけ時間をかけ、手間をかけてきても、
天候ひとつで、その年の結果が大きく変わってしまいます。
雹害
大雪でハウス倒壊■大雨による被害
水没による枯死
水没で5割以上の果実の廃棄
これらの写真は、すべて実際に私の畑で起きた出来事です。
特別な年の話ではありません。
ここ数年、毎年のように何かしらの被害が起きています。
昨年は、さくらんぼの収穫量が大きく減りました。
開花期の天候不順の影響により
さくらんぼは思うように実らず、収穫量が減少しました。
さらに7月には大干ばつが発生。
平年であれば約187ミリ降る時期に
実際に降った雨はわずか4ミリでした。
気候は、年々安定しなくなっています。
春先の低温、収穫前の長雨、記録的な高温。
これまで「例年通り」で通用していた感覚が
ほとんど通用しなくなってきました。
それに加えて、近年の物価高騰。
肥料、農薬、燃料、電気代、資材費。
あらゆる経費が年々上がっています。
スーパーに並ぶ果物の価格は
目に見えて高くなっていると感じる方も多いと思います。
しかし、その一方で
農家の売り上げや手取りは、ほとんど上がっていません。
気候が不安定になり手間もリスクも、経費も増えているにもかかわらず
その負担が価格や評価に反映されにくいのが、今の農業の現実です。
☆その先に待っているもの
こうした状況の中で
高齢の農家ほど大きな判断を迫られています。
体への負担は年々増え
一方で天候リスクや経営リスクも高まっている。
その結果
「続けたくても続けられない」
そう判断して農業を辞める人が増えています。
また、農業で十分な利益が出ないのであれば
畑を続けるよりも
土地を売却してまとまったお金を得た方がいい
そう考える人が増えているのも事実です。
実際に
「畑を引き継いでくれないか」
「新しく畑を作ってくれないか」
と声をかけられることもあります。
しかし、作れる面積には限界があります。
人手が必要な作業が多い中で
人件費も年々上がっており
簡単に規模を広げられる状況ではありません。
農家が辞め、土地が手放されても
すぐに次の担い手が見つかるとは限りません。
管理されなくなった畑はやがて耕作放棄地となり
産地としての力を確実に弱めていきます。
これは一人の農家の問題ではありません。
その先に待っているのは
産地とブランドの衰退です。
☆じゃあ、どうするか・・・
農家がちゃんと儲かり、農業を続けられること。
それだけです。
どれだけ想いがあっても、どれだけ良いものを作っていても
利益が出なければ農業は続けられません。
この当たり前のことが、今の農業では当たり前に成り立っていない。
その現実に、ずっと違和感を感じてきました。
安さや量だけで選ばれるのではなく
手間やリスク、判断の積み重ねまで含めて
農家の仕事そのものを知ってもらうこと。
その上で
「これが正当な価格なんだ」
と納得して選んでもらえる関係をつくること。
それが、産地とブランドを守るために
本当に必要なことだと考えています。
だからこそ私は
このクラウドファンディングに挑戦することにしました。
☆支援金の使い道
いただいたご支援は
畑を引き継ぎ、維持していくための土地費用や人件費に充て
将来的に産地を支える体制づくりに活用させていただきます。
■ 産地を守るために
・土地の買取、賃借料
・畑を管理・維持するための人件費
■ 資材費・管理コスト
・農薬、肥料、防除資材
・袋掛け資材やネットなどの消耗品
・燃料費、電気代、水道代
■ 気候変動への対応
・干ばつ時の潅水対策
・雹や雪害への対策資材
・水害後の復旧作業
■ 果物の品質向上・維持
・剪定や摘果など、手間のかかる管理作業
・収穫、選果、梱包にかかる資材費
目標金額を上回るご支援をいただけた場合は
管理できる畑の数を増やし
より多くの果樹園を守っていくために活用させていただきます。
☆リターンのご紹介
活動報告を通して、農家が日々どんな作業をし
どれだけの手間と時間をかけて果物を育てているのかを知っていただきたいと考えています。
果物そのものだけでなく
農家の仕事や想いまで感じてもらえたらうれしいです。
◆2000円 応援
◆5000円 さくらんぼ(佐藤錦)500g
◆10000円 さくらんぼ(佐藤錦)1kg
◆20000円 さくらんぼ(佐藤錦)2kg
◆5000円 桃2kg
◆7000円 桃3kg
◆10000円 桃5kg
今回は7種類のリターンをご用意しています。
想いに共感していただけた方に応援してもらえたらうれしいです。
皆様にぜひご賞味いただきたい
佐藤錦と桃の紹介をさせてください。
佐藤錦

佐藤錦は、東根市で生まれたさくらんぼの代表品種です。甘みと酸味のバランスに優れ
天候や生育状況に左右されやすいため繊細な管理と判断が求められます。
一般的には、着色を良くするために収穫前に葉を取る栽培方法もあります。
しかし、果実を育てているのは葉であり、光合成によって養分を作っているのも葉です。
これは理科で学ぶ光合成の仕組みと同じ考え方です。
私の地域では、樹と葉の力を生かすため、着色期に葉を取らずに栽培する農家が多くいます。
樹の力でじっくり育った果実の中から生育状況を見極め、自分が納得できた佐藤錦のみをお届けします。
桃

皆さんがイメージする桃はピンク色や赤色のものが多いかもしれません。
しかし、適正な着果量を守り、正常に育った果実を選び続けることで
桃は果実全体が赤黒く、濃く着色します。
正常な果実でなければ、この色づきまで樹上で実を持たせることはできません。
多くの桃の産地では袋をかけて栽培しますが
山形では袋をかけず、太陽の光をたっぷり浴びせて桃を育てます。
その分、果実の状態を一つひとつ見極めながら丁寧な管理が必要になります。
初めて見る方の中には
「傷んでいるのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが
これは腐敗や過熟ではなく十分に光を受け、正常に熟した証です。
私は色だけで早採りはせず、果実の状態や天候を見ながら
味がしっかりのったと判断できたタイミングで収穫しています。
桃は品種を指定していません。
その年、その時期に自分が納得できたものだけを選びお届けします。
※写真は一例です。
☆スケジュール
-
〜 募集期間終了
クラウドファンディング実施期間
春(3月〜4月)
・剪定、開花前管理
・受粉対策、防霜対策など果樹の管理作業
初夏(5月〜6月)
・さくらんぼ、桃の管理作業
・佐藤錦の収穫
・リターン発送開始します
夏(7月〜8月)
・桃の管理・収穫
・収穫次第、桃のリターン発送を開始します
収穫・発送完了後
・活動報告にて結果のご報告
・今後の取り組みについてもご報告予定です
補足
作業の様子や畑の状況などは、
活動報告を通して随時お伝えしていきます。
農家の現場を感じていただけたらうれしいです。
☆最後に・・・
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
今、農業はとても厳しい状況に置かれています。
毎年のように起こる異常気象や天災
資材費や輸送費、人件費の高騰
人口流出や担い手不足、耕作放棄地の増加
こうした現実が重なり、農業を「続けること」そのものが
年々難しくなってきています。
このまま何も変わらなければ、畑は減り、農家は減り
産地とブランドは静かに衰退していく。
私は、そう感じています。
それでも私は、生まれ育ったこの土地で
果物を作り続けたいと思っています。
農家の仕事を知ってもらい、実際に食べてもらい
「これが正当な価格なんだ」
と納得して選んでもらえる関係をつくる。
その積み重ねが、産地とブランドを未来へつないでいくと信じています。
この想いに、少しでも共感していただけましたら
お力添えいただけると幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
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2026/02/19 15:48今日は取引のある業者様にお会いしに京都へ来ています。実際に自分の果物がどんな場所でパッケージされ、どんな環境で販売されているのか。それを自分の目で確かめてきました。今後の出荷形態や販売の方向性、売れ行きについても率直なお話をさせていただき、とても学びの多い時間となりました。作るだけでなく、どう届けるか。その仕組みづくりも大切な仕事だと改めて感じています。その後、少しだけ京都の街並みを。視野を広げながら、地元に持ち帰れるヒントを探してきます。 もっと見る
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2026/02/11 14:52だいぶ雪も減り足首くらいの高さになりました。この写真は、定植3年目の桃の木です。今年はいよいよ初なり。まずは約100個の収穫を目標に育てていきます。まだ若い木ですがこれから何十年も実をつけていく大事な一本です。右奥には、管理が行き届かなくなった放任園も見えます。こうした景色が少しずつ増えているのも、今の産地の現実です。だからこそ一本一本をきちんと育て未来につなげていきたいと思っています。派手な変化はありませんが確実に春へ向かっています。 もっと見る
【剪定作業完了】冬の作業が、夏の果物につながります
2026/02/06 15:33さくらんぼの剪定作業が無事に終わりました!寒い日も、吹雪の中でも冬の間に行う一つひとつの作業が夏に実る果物の品質を大きく左右します。地味で大変な作業ですがこの積み重ねがあるからこそおいしいさくらんぼや桃をお届けすることができます。そして次は父が管理しているラ・フランスの手伝いです笑家族で支え合いながら東根の果物を未来へつないでいきたいと思います。引き続き、応援していただけたら嬉しいです。 もっと見る




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