ご無沙汰しております。
前回の活動報告から、4ヶ月以上が空いてしまいました。その間も動いてはいたのですが、きれいに整った報告ができるようになってから書こう、と思っているうちに時間が経ってしまいました。
今日は、整っていない部分も含めて、正直に書こうと思います。
この数ヶ月でやってきたこと
ホームページを公開してから、生産者さんを訪ね歩いてきました。
たとえば宮崎県西都市の「やのぽんかん園」さん。43年間お茶を作られていて、6年前からぽんかん一本に切り替えた農家さんです。いまは100%、ご自身で販売されています。
お話を聞いて、いちばん残ったのはこの言葉でした。
「農家が大変なのは自分で価格を決められない」
どれだけ手をかけて良いものを作っても、その値段を自分でつけられない。そして、自分で売っていくためのやり方を持っている農家さんは、実はそう多くないのだと。
飲食店をやっていた私たちは、自分の商品に自分で値段をつけられることを、当たり前だと思っていました。
もうひとつ、ご報告があります。宮崎県川南町のアリマン乳業さんの「白いチーズ」を、サンクルで扱わせていただけることになりました。宮崎で唯一の低温殺菌牛乳から生まれた、生クリームを使わないフレッシュチーズです。牛乳の殺菌は普通なら2〜3秒で終わる工程ですが、アリマンさんはそこに30分かけています。
正直に言うと、大きな壁にぶつかっています
ここからが、今日いちばん書きたかったことです。
私たちがクラウドファンディングで掲げたのは、「『物語』で生産者と飲食店を繋ぐ」ことでした。良い食材を、その背景ごと飲食店にお届けする。背景を知ってもらえれば、その食材はもっと正しく評価されるはずだと考えていました。
動いてみて分かったのは、その「背景」に価値を感じてくださる事業者さんが、思っていたよりずっと少ないということです。
正確には、背景に興味はあるし伝えていきたいと思っているけれど
どうやって発信をしていけば良いか分からない。
または発信する余裕がないということです。
生産者さんからも、こう言われたことがあります。
「その仕組みは必要だと思う。でも、日々の作業に追われている農家が、その必要性に気づいて、時間を作れるかどうかが難しい」
まったくその通りだと思いました。
つまり私たちは、すでにある需要に応えようとしていたのではなく、まだない需要を作りにいこうとしていたのだと、ようやく気づきました。
だから、考え方を変えました
探しても見つからないのなら、作るしかありません。
「食材の背景を伝えることには、ちゃんと価値がある」と考える飲食店さんを、一軒ずつ増やしていく。それができなければ、私たちが作りたい仕組みは、そもそも成り立ちません。
実は私たちがいま、飲食店さん向けのInstagram集客講座や、事業者さんの発信のお手伝いをしているのも、同じ理由からです。別の仕事をしているように見えるかもしれませんが、私たちの中ではひとつながりです。商品さえ良ければ売れる、ではなく、伝えることにこそ価値がある。そう考えるお店が増えることが、私たちの目的そのものだからです。
遠回りに見えると思います。実際、遠回りをしています。
それでも、進んでいる手応えもあります。
インスタをサポートさせていただいている飲食店さんが
私たちの取材記事や写真・動画を投稿に使ってくださいました。
それが多くの方に届き、しっかりと実績に結びついているということです。
これからさらにさらにその輪を広げていきます。
報告の間隔が空いてしまったことを反省しています。これからは、きれいにまとまっていなくても、近況をお届けします。うまくいっていないことも含めて書いていくつもりです。
Gelateria72(現ヒザシテラス)のインスタグラムでも進捗報告をさせていただきますので
そちらもご覧いただけたら嬉しいです。
231名の方に支えていただいて、ここまで来ました。3,075,000円という金額の重さを、動けば動くほど感じています。
まだ形にはなっていませんが、見ていていただけたら嬉しいです。
株式会社ヒザシテラス平賀亜希子・平賀翔大




