
大変ご無沙汰しております。
前回の活動報告が5月1日でしたので、気がつけば4か月以上も経ってしまいました。
収穫期間中は本当にたくさんの問題がありましたが、クラウドファンディングでご支援いただいた皆さまへの返礼品は、すべて発送を終えることができました。
【返礼品】
アナナス農園応援ステッカー
【無添加・手作り】アナナス農園こだわりパイン・マンゴージャムセット
【有機JASオーガニック栽培】幻のプレミアムピーチパイン 1.2kg(2~3個)
【有機JASオーガニック栽培】幻のプレミアムピーチパイン 3kg(3~6個)
【有機JASオーガニック栽培】幻のプレミアムゴールドバレル 2kg(1~3個)
【有機JASオーガニック栽培】幻のプレミアムゴールドバレル 3kg(2~4個)
【高糖度厳選】とろける至福のプレミアム完熟マンゴー 1kg(2~3個)
とろける至福の完熟マンゴー 1kg(2~4個)
【お礼メッセージ】
すべての返礼品の発送を終えております。
本来であれば、発送を終えた時点ですぐにご報告をするべきところ、こんなにも遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。
そして何より、クラウドファンディングを通して、日本の端にある沖縄県西表島の、本当に小さな農園にたくさんのご支援をいただいたこと。
言葉ではうまく表せないほど、感謝しています。
また、皆さまからご支援いただいた支援金は、有機肥料の購入と、収穫・出荷作業の人件費として大切に使わせていただきました。
農園を続けていくために、本当にありがたいご支援でした。
改めまして、本当にありがとうございました。
【今年の収穫を終えて】
今年は、パイナップルの収穫からマンゴーの収穫、そしてすべての果実の発送が終わるまで、4月中旬から8月上旬まで、ほとんど休むことなく作業を続けました。
毎日2~3時間ほどしか眠れず、ほとんど出荷場に泊まり込むような日々でした。
台風の時期も含め、この期間に家に帰れたのは1週間もなかったと思います。
毎日、収穫して、選別して、箱詰めして、発送する。
それを繰り返しているうちに、気がつけば8月になっていました。
ようやくすべての収穫・出荷を終えたのが、約1か月前です。
長期間の疲れが一気に出たのか、その後体調を崩してしまいました。
今年はいろいろなことが重なったこともあり、精神的にもかなり参ってしまい、少しずつ回復はしているものの、今もまだ完全には戻っていません。
思うように動けない日もあります。
そのため、皆さまに支えていただいたクラウドファンディングの活動報告も、なかなかできずにいました。
本当に申し訳ありませんでした。
【今年のパイナップルとマンゴー】
今年のパイナップルもマンゴーも、収穫から出荷まで本当に厳しい状況が続きました。
パイナップルでは、カラスやコウモリ、ネズミなどによる鳥獣被害が非常に多く、さらに果皮割れなども重なりました。
ピーチパイン
カラスやコウモリによる被害が非常に多く、予定していた数の半分ほどしか出荷することができませんでした。
↑オレンジ色のパイナップルは全て被害にあってます。。。
写真でお見せすることはできませんが、被害があまりにも深刻だったため、猟友会の方にも何度もカラスの駆除にご協力いただきました。
一時的に被害が少なくなるものの、効果が続くのは4~5日ほど。しばらくするとまたカラスが集まり、まさにいたちごっこのような状況が続きました。

それでも、クラウドファンディングの返礼品としてお約束していたピーチパインは、選別しながら何とか発送することができました。

ゴールドバレル
ゴールドバレルも、カラスやコウモリによる被害があり、さらに今年はほとんどの果実で果皮にひび割れが発生しました。
本来であれば1,000玉以上収穫できる予定でしたが、ほとんど出荷することができませんでした。
クラウドファンディングやふるさと納税では、果皮に割れがあっても中身には問題がないと判断したものを、一つひとつ確認し、できる限り状態の良いものを選んで返礼品として発送させていただきました。
本当は、せっかくご支援いただいた皆さまに、見た目もきれいで、何も心配することなく喜んでいただけるゴールドバレルをお届けしたかったです。
しかし、今季はどうしてもそのような果実を十分に用意することができませんでした。
「これなら大丈夫」と思えるものを選びながらも、完璧な状態のものをお届けできなかったことが、今でも本当に申し訳なく、悔しい気持ちでいっぱいです。
ふるさと納税については、ご注文いただいた数の半分ほどしか出荷することができず、残りはマンゴーへ変更していただくことになりました。
そのため、通常販売でご注文いただいているお客様へは、今年はご用意することができませんでした。
楽しみにしてくださっていた皆さまにお届けすることができず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ホワイトココ
ホワイトココもカラスやコウモリの被害を受け、数がかなり少なくなりました。
収穫できる数が少ないため、同じ日にまとまって収穫できないものも多く、今年は数ケースのみの限定販売となりました。
今年出荷できたのは慣行栽培のものだけで、有機栽培のホワイトココは全滅してしまいました。
ただ、一つ嬉しい発見もありました。
有機栽培で育てたホワイトココは、慣行栽培のものと比べて香りがかなり良く、とても美味しく感じました。
まだまだ数は少ないですが、これからがとても楽しみな品種です。
サンドルチェ
サンドルチェは、もともと今年の収穫数が約300玉と少なかったのですが、マンゴーの収穫時期と重なったことに加え、台風で船が止まったことで、大玉のほとんどが熟してしまいました。
発送することができず、今年は残念ながら1玉も出荷することができませんでした。
マンゴー
今年のマンゴーは、6,000玉強の収穫を見込んでいました。

ところが、収穫のピークを迎えた時期に台風が来て、船が何日も欠航。
西表島は船でしか物資を運ぶことができないため、船が止まると島から出荷することができません。
台風の影響で島が孤立するような状況の中、収穫を止めることもできず、最終的に約3,000玉、今年収穫する予定だったマンゴーのほぼ半分を一気に収穫することになりました。
発送することができないまま、停電も続いていました。
発電機を使ったり、電気が復旧していた友人の部屋を借りたりしながら、何とかマンゴーを保管しました。
しかし、時間が経つにつれて炭疽病が出始め、発送できないままダメになってしまうマンゴーもたくさん出てしまいました。
数百玉は廃棄することになりましたが、少しでも無駄にしたくないという思いから、「台風SOS」として通常より大幅に価格を下げて販売しました。
品質が落ちてしまったマンゴーにもかかわらず、本当にたくさんの方に購入していただきました。
島の方々にもたくさん購入していただき、食べていただくことで、たくさんのマンゴーを救っていただきました。
あの時、購入してくださった皆さまには、本当に感謝しています。
【今年も厳しい一年になりました】
今年はクラウドファンディングで皆さまにご支援いただき、また、パイナップルもマンゴーも良い果実ができていたので、今年は少しでも収入を残し、これからの農園に生かせるのではないかと期待していました。
しかし、鳥獣被害や果皮割れ、台風による船の欠航などで、収穫できても出荷できない果実がたくさん出てしまいました。
そのため、当初期待していたよりも収入は大きく減ってしまいました。
農園としては、来年以降のパイナップルやマンゴーを育てていくための資材や肥料、そして人手を確保するための人件費など、これからも必要なものがたくさんあります。
特に、今年大きな問題となったカラスやコウモリなどの鳥獣被害については、来年に向けて対策をさらに強化しなければなりません。
今年の状況のままでは、これからの農園を続けていくことも簡単ではありません。
それでも、続けていきたい
今年は農園のことだけではなく、個人的にもいろいろなことが重なり、精神的にもかなり苦しい一年になりました。
収穫が終わってからも、なかなか気持ちを切り替えることができず、体調もまだ完全には戻っていません。
そんな中、熊本の地震や各地での大雨など、大きな被害に遭われている方々のことを目にすると、自分も大変な状況ではありますが、自分のことばかりを話しているようで、申し訳ない気持ちになっています。
それでも、農園のパイナップルやマンゴーを楽しみにしてくださる方がいて、「届きました」「美味しかったです」と声を届けてくださる。
その一つひとつの言葉が、今の自分にとって大きな支えになっています。
だからこそ、もう一度しっかり立て直していきたいと思っています。
特に、有機JASでパイナップルを育てることは、簡単なことではありません。
それでも、農薬や化学肥料に頼らず、安心して食べていただけるパイナップルをもっと良いものにしていきたい。
有機栽培の技術をもっと高め、少しでも安定して良い果実を育てられる農園にしていきたいと思っています。
【これからの西表島アナナス農園】
今は、来年、そして再来年に少しでも良いパイナップルやマンゴーを育てるために、やらなければならないことがたくさんあります。
まだ体調が完全に戻っておらず、何もできない日もあります。
それでも、今の自分にできることを、毎日少しずつ進めています。
今年の経験や失敗を無駄にせず、鳥獣被害への対策や栽培方法を見直し、これからの農園につなげていきたいと思っています。
そして正直なところ、来年以降の農園を続けていくためには、今年大きな被害を受けたカラスやコウモリなどへの対策資材や、人手を確保するための人件費など、まだまだ必要なものがあります。
今後、もう一度クラウドファンディングに挑戦させていただくことになるかもしれません。
その時には、また皆さまのお力をお借りすることになるかもしれませんが、その際はご無理のない範囲で、応援していただけましたら本当にありがたく思います。
クラウドファンディングでいただいたご支援、ふるさと納税や通常販売で商品を購入してくださったお気持ち、その一つひとつが、今年の農園を続けていく大きな力になりました。
そのすべてに、心から感謝しています。
皆さまからいただいたお気持ちを、来年、その先のパイナップルやマンゴーにつなげていきたいと思っています。
活動報告も長い間お休みしてしまいましたが、これからまた、農園の様子やパイナップル・マンゴーの成長などを少しずつお伝えしていきたいと思います。
最後になりましたが、クラウドファンディングを通して西表島アナナス農園を見つけてくださり、応援してくださったすべての皆さまへ。
今年は本当にたくさんのことがありましたが、皆さまからいただいたご支援や温かいメッセージがあったからこそ、ここまで乗り越えることができました。
日本の端にある西表島の、本当に小さな農園を信じて応援してくださったこと。
本当に、本当にありがとうございました。
これからも、安心して美味しく食べていただけるパイナップルとマンゴーを育てられるよう、少しずつでも前に進んでいきたいと思います。
今後とも、西表島アナナス農園をどうぞよろしくお願いいたします。
西表島アナナス農園
江袋正和




