
末続駅は、JR常磐線でも珍しくホームから海が見渡せる駅で「末永く花と緑と青き海が続く駅」として愛され、JR東日本と末続行政区が共同で管理をしている珍しい駅でもあります。
そんな末続駅は、戦後の1947年6月1日に開設しました。

当時、地元の強い要望で決まった駅の開設条件は、一般資材は国鉄(現在のJR)、労力は地元住民という厳しいものでしたが、延べ3000人を超える住民が駅建設に関わり、末続の共有林から伐採した木々は国鉄当局から提供され駅舎作りに活用されました。
現在も駅舎の半分を末続区が管理し、地元老人クラブと共に駅構内及び周辺のツツジや花壇の手入れなど駅の美化、保全活動も積極的に行っています。
2017年の70周年では地域住民で駅舎の塗り替えを行い、現在の赤い屋根が印象的な駅となりました。
構内及び周辺のツツジが咲き誇る時期に合わせ、2022年からは「末続駅マルシェ」を4月の最終日曜日に開催しています。

東日本大震災で津波の被害を受け、人口流出に歯止めがきかない地区ではありますが、2027年6月には駅開設80周年という節目を迎えます。そこでイベント開催や記念グッズを製作し、より多くの方に末続の魅力を発信し交流人口を増やし、老朽化が進みいつ壊されてもおかしくないこの駅舎を末永く守っていきたい!!という想いからこの企画を立ち上げました。

みなさん、はじめまして!
福島県いわき市久之浜町末続でこだわりスパイスカレーが食べられる「すえつぎCAFE」を経営している岡森 綾子と申します。
駅カフェを担当する私は、ここ末続で「すえつぎCAFE」を開業して5年目になります。

大学卒業後大阪に住んでいた私は、震災後関西から福島へ音楽を届けるイベントをしながら、時が止まったような末続に何かできないかと考え続けていました。
母の実家は末続の沿岸沿いにありましたが、津波で流され現在は更地になっています。
幼少期は毎年夏休みになると従姉妹達と末続海岸で遊び、新鮮な海の幸を当たり前のように食べていた思い出の地に新しい交流と賑わいが生まれる場所を作りたい!!と家族で移住しカフェをオープン。キッチンカーでイベント出店や商業施設へ出向きながら、末続の魅力をアピールし、少しずつ店舗にもお客様が来ていただけるようになってきました。

末続駅は、老人会の方々が手入れしている花壇の花が一年中咲き誇り、周囲の斜面にはツツジやあじさいが見事に咲き誇ることでも有名。ホームから青い海が見渡せる駅は、これまでテレビドラマやアニメ作品でも使われてきました。
1996年制作の「釣りバカ日誌8」ではホームや駅前で撮影が行われ、2021年アニメ「フラフラダンス」では、主人公が末続駅から学校に通うシーンで赤い駅舎が描かれています。


震災後設置した駅舎ノートには訪れた人が書き込んだメッセージや絵がびっしり。これを見た私は当時の区長さんに末続駅でのマルシェ開催を提案しました。
役員の方々も「ツツジがきれいに咲く時期に何かしたかった」と快く承諾してくださり、開催に至りましたが「資金はゼロ」。
キッチンカー2台とテント2店、地域の方が提供してくださった新鮮野菜販売も行い、私と娘の音楽演奏とキッズダンスのパフォーマンスも行いました。
手弁当のこのマルシェでも400人もの方が足を運んでくださり、私は大きな可能性を感じたのでした。

末続に住んでいる数少ない子供達が所属しているパッション☆キッズのパフォーマンスは、とってもかわいらしく、見ているお客様をほっこりさせてくれます。
地域の方に守られ愛されている駅ではありますが、老朽化が進みいつまで残してもらえるかわかりません。
この風景をもっとたくさんの人々に知っていただき訪れてほしい。
単発のイベントだけではなく地域と外との新しい交流拠点として駅を利活用できないか。
区長さんなど役員のみなさんとご相談し、80周年を様々な形で一年間盛り上げていくイベントやグッズの製作などが決定しました。
また駅を訪れた方々に少しでも長く滞在していただけるよう、待合室をイートインスペースとして開放し、手軽に自家焙煎珈琲や軽食を楽しめるよう準備を進めています。
せわしない日常を離れて、少し休める場所「末続駅」の新たな魅力発信と駅舎の存続に、みなさまのお力をお貸しいただけませんか?
共に”末まで続く末続駅”を見守り続ける応援団の一員になっていただけましたら、これほど心強いことはありません。

① 2026年4月26日から「すえつぎ駅カフェ」を土日限定でオープン!
駅前に簡易テントを設置しドリンクや軽食を販売。駅の待合室や展望デッキなどで思い思いにお過ごしいただけます。
ゆっくりとノスタルジックな雰囲気に浸りながら、波の音や鳥の鳴き声に浸って見ませんか?
待合室では、今後いろんなイベントを開催予定です。こちらは末続駅マルシェでの一コマ。
② 末続駅開設80周年を記念したご当地ガチャや記念Tシャツの制作!
末続駅の古い看板や切符、ツツジと電車などご当地のキーホルダーとシークレットのご当地グッツが入ったガチャを設置します。ここでしか買うことができないレアものです。
③ 2026年4月26日、2027年4月25日に、末続駅で「末続駅マルシェ」を開催!
地元野菜やお米、キッチンカーやテントでの物販はもちろんのこと、地元住民から集めたフリーマーケットではお宝が!展望デッキでは音楽やダンスのパフォーマンスもあり、賑わいを作っています。

④ 駅のノートに描かれた末続駅をモデルにした、たくさんのファン・アートをパネルにして展示。
駅に置いてあるノートにひっそりと記された芸術的なアートを駅舎内の壁に展示予定。持ち込みも随時お待ちしています。
待合室がアート作品を展示する美術館になったり、ジオラマや電車にちなんだグッツを展示したり、昭和レトロをテーマにしたり。何度訪れても楽しめるような企画を考えております。
⑤ 駅を利用する学生たちと協働で、ホーム待合室に末続駅の絵を制作・展示。
隣の駅にある「ふたば未来学園中学校高等学校」美術部の生徒さんたちにお願いして、ホームの待合室に展示する絵画を制作していただいてます。
春休み中に完成させて、4月末展示予定で進めています。


4月26日開催の末続駅マルシェに向けて地域住民で清掃をおこなうなど準備を進めています。
詳しくはInstagramのすえつぎ駅カフェをご覧ください!

①末続米2kgと冷凍カレー3食セット

海からの風と肥沃な土地で育った末続米2KgとすえつぎCAFEの冷凍カレー3食のセットです。
冷凍カレーは
・福島県のブランド豚 麓山高原豚ゴロッとカレー
・久之浜漁港で獲れた新鮮な魚介類が入った 常磐ものゴロッとカレー
・同じ浜通りの楢葉町産紅はるかペーストが入った 薩摩いも鶏ゴロッとカレー
をセットにしてお届けします。
炊きたてのご飯に6分ほど湯煎したカレーをかければ、本格スパイスカレーのできあがり。
三つの味をぜひご家庭でお楽しみください。
末続のお米のセットは30セット限定となりますのでお早めに!
② 末続を満喫するトレイルツアー

末続地区には都会にはない時間の流れがあります。朝は特にお勧めで澄み切った空気と広い空を満喫できます。
のんびりと地区のお勧めスポットを散歩して、心も身体も満たされるトレイルツアーです。
【日時とスケジュール(予定)】
日時:2026年6月7日(日)
末続駅集合(5:44始発)→末続海岸での朝ヨガ(6:00)スタート→すえつぎCAFEでモーニング(7:30)→伝説の金山隧道(常磐線旧線隧道)をのぞき見→末続地区を散策(歴史的な石碑、お寺、神社)→末続駅解散(10:00)→久ノ浜駅まで徒歩60分も可
※雨天の場合は7月5日(日)を予定しています。

| 2026年4月26日 | 末続駅マルシェ |
| 2026年5月31日 | クラウドファンディング終了 |
| 2026年4月〜5月 | ホーム待合室絵画お披露目 |
|
2026年5月9日~ |
すえつぎ駅カフェ土日のみ |
| 2027年4月25日 | 末続駅マルシェ |
| 2027年? | 80周年記念式 |

いわき時空散走プロデューサー 陸奥 賢さん
かつて駅というのは単なる鉄道の拠点ではなく、そのまち、集落、コミュニティの第一印象を決定づける「顔」のような役割を果たしてきました。
だから僕は、まち歩きをするさいは、まず最初に駅に注目します。駅舎の外観、駅舎の中の掲示板やデザイン、意匠などをチェックする。それらに駅周辺のまちの特性や特徴が滲み出ていたりするからです。
しかし残念なことに、そういう味わいのある、風格のある駅舎は老朽化や経済合理性といった名目で建て替えられてしまい、なかなか生き残れないという現状があります。
末続駅は、そういった時代の荒波にも耐えて築80年の歴史を積み重ねてきました。「海が見える駅」でもあり、駅舎の赤い屋根と、太平洋の青のコントラストが美しい。何度も映画やアニメの舞台に選ばれているのもむべなるかなです。
すばらしい駅舎があるのは、すばらしいまちであることの証明です。そのまちの歴史や風土や文化に敬意を払い、未来への姿勢を伝えてくれます。
そんな末続駅を後世に伝えたいという想いに僕も深く共鳴します。


利用者が少ないこの小さな無人駅は忘れ去られるには惜しい!推し駅なのです。
「末まで続く」という名の通り、これからもみなさまに愛される駅として活用されていけるよう守っていきます。
応援いただき、末続にご縁を作っていただき、そしていつか親戚の家に遊びに来たような感覚でお立ち寄りいただけたら幸いです。皆様のお越しをお待ちしております。
2026年4月 末続駅マルシェ実行委員会 一同







コメント
もっと見る