はじめに
一般社団法人国際総合芸術研究会の代表理事・岸純信です。この度は、オペラ研究の最重要資料を日本の皆様にお届けするプロジェクトにご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
なぜこのプロジェクトを始めたのか
オペラは、ヨーロッパでは誰もが知る文化ですが、いまや、世界中の言語で新しいオペラが作られており、日本語でも、年間20作以上もの新作オペラが誕生しています。しかし、その豊かな歴史や理論的背景が、多くの人にはまだまだ知られていないのだと思います。私たちは、この大きな隔たりを埋めたいと考えてきました。
[プッチーニ《トスカ》第1幕より]
『歌の女神と学者たち 下巻』について
今回の出版プロジェクトは、シリーズ第4巻となる『歌の女神と学者たち 下巻』(シカゴ大学名誉教授 故フィリップ・ゴセット著)です。オペラの歴史と思想を、親しみやすい言葉遣いのもと、学術的にも深く掘り下げた、海外でも高く評価されている重要な著作です。
翻訳にこだわる理由
単なる専門書ではなく、オペラが初めての方にも親しんでいただける翻訳を心がけています。難しい概念も、日本の読者にとって自然に理解できる表現で工夫し、詳しい注釈もつけています。これまでシリーズ3冊を出版してきた経験と信頼を土台に、今回も丁寧な翻訳作業を進めています。
[翻訳者の書斎にて]
私たちのこれまでの歩み
当研究会は、オペラに関する海外の重要資料本の翻訳出版を継続してきました。既刊の3冊は、多くの音楽愛好家や学生、研究者にご活用いただいており、各地の公設&大学図書館にも所蔵されるなど、日本のオペラ文化の発展に少しずつ貢献できていると実感しています。
この本がもたらす価値
『歌の女神と学者たち 下巻』を通じて、オペラの歴史的な発展過程や、音楽と社会の関係性が、より多くの日本人の心に届くと信じています。音楽学を学ぶ学生から、単純にオペラを愛する方まで、幅広い層にとって大切な一冊になるでしょう。
[完成した翻訳書のイメージ]
出版スケジュール
クラウドファンディングは2026年2月上旬のスタートを予定しており、2〜3ヶ月間の実施期間を見込んでいます。ご支援いただいた資金は、翻訳、編集、印刷、製本といった全ての出版プロセスに充てられます。
リターンについて
ご支援いただいた皆様には、完成した『歌の女神と学者たち 下巻』の第一読者として本の中の芳名録にお名前を載せさせて頂いた上でお受け取りいただけるほか、多くのパターンのご支援レベルをご用意しています。シリーズ既刊本、オペラ徹底解説DVD、『歌の女神と学者たち 上下巻』の特別解説映像、オペラ研究家がアテンドする「貴方だけのオペラ公演特別解説」など、当研究会からの感謝の気持ちをお届けいたします。
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リターン商品のイメージ]
最後に
オペラは、16世紀末にヨーロッパのイタリアで生まれた総合芸術ですが、その後すぐにフランス語、英語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、チェコ語、ポーランド語、ハンガリー語、ルーマニア語、アルバニア語、スウェーデン語、デンマーク語、フィンランド語、バスク語、ブルガリア語など様々な言語による名作が誕生。21世紀の現在では日本語、モンゴル語、韓国語、中国語、ベトナム語、フィリピン語、アラビア語、ペルシャ語、トルコ語などアジア圏各地の言語でもたくさんの作品が生まれています。「深い感情を豊かな歌声で届け、ドラマを作り上げたい」と願う世界中の人々の心が動いた結果、いまでは、総合芸術の分野の中では世界的に最も親しまれているジャンルになりました。
そして、今回のプロジェクトの主眼である『歌の女神と学者たち 下巻』の著者、故フィリップ・ゴセット教授は、19世紀前半のイタリア語オペラの研究者の最前線に立ち、「オペラの音楽面を、少しでも良い状態で皆さまに届けたい」と願われ、既存の出版譜(譜面/スコア)と、作曲家の手書きの譜面を突き合わせるなどして、オペラ上演のための最良の楽譜を作り上げてきた第一人者です。その先生が、オペラの複雑な研究テーマを、エッセイのように親しみやすく綴られた一冊が、『歌の女神と学者たち』になるのです。
この重要な資料本を、上巻だけでなく、下巻も日本語訳で届けることで、より多くの方がオペラの素晴らしさに改めて目を向けて頂き、丹念に楽譜を読み込むことの大切さと、公演を広く楽しむための多彩な視点を文章から発見していただきたい。それが、私たちの強い願いです。皆様からのご支援をお待ちしています。
[代表理事・岸純信のポートレート]





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