はじめまして。NPO法人「にゃぶ・猫を保護する人を増やす会」代表の伊藤明美です。
私たちは神奈川県横浜市泉区を拠点に、地域の猫たちを保護し、新しい家族との出会いにつなげる活動を行っています。

泉区には長らく、猫の保護を法人として継続的に行う団体が存在しませんでした。
横浜市の中でも最西部にあるこの地域では、飼い主のいない外の猫たちを守る取り組みが、まだ十分に広がっていません。都市部のように地域猫への理解や支援体制はまだ十分とは言えず 、猫の保護はほぼ個人の善意と負担に頼らざるを得ない状況が長く続いてきました。
私自身も2002年から20年以上、個人で猫の保護を続けてきましたが、年々増える保護頭数や医療費の負担に限界を感じるようになりました。
そうした背景の中で、「私がこの世を去ったあとも、外で暮らす猫が継続的に保護される仕組みを残したい」、「野良猫が保護されるのが当たり前の世の中にしたい」、そうした想いからNPO法人を設立しました。
この団体を通じて、地域に保護猫への理解と支援の輪を広げていくことが私たちの目標です。
団体名の「にゃぶ」は、もともと私が書いていた猫のブログ名が由来です。
ブログを読んでくださった方々が、いつしか私を「にゃぶさん」と呼ぶようになり、その名前が自然と活動の象徴のようになっていきました。名前に込められた親しみと温かさは、そのまま今の私たちの姿勢にもつながっています。
現在、にゃぶでは約150頭の保護猫たちが暮らしています。
自宅にいる保護猫、預かりボランティアさん宅に預けている子達、保護シェルターで暮らす子達の総数です。
高齢の猫や持病のある猫、人に馴れるまで時間がかかる猫もいます。そんな猫たちが穏やかに過ごせるよう、安心できる環境を整えながら、日々お世話を続けています。自宅だけでは受け入れきれない猫たちを支えてくれている預かりボランティアの皆さんの協力にも、心から感謝しています。
今回、にゃぶとして一つの大きな節目を迎えることになりました。長年にわたって積み重ねてきた保護活動の中で、見えてきたもの、感じてきたものがあります。

命に向き合う現場では、喜びと同じだけ、葛藤や迷いもあります。
それでも、目の前にいる猫たちが安心してまどろむ姿を見るたびに、「あの厳しい状況から救うことができて良かった」と心から思います。
この活動を通じて伝えたいのは、「保護する」という行動の先にある、無数の小さな命の物語です。
一匹一匹に名前があり、過去があり、未来を待っていること。その現実に触れたとき、人は少しだけ優しくなれる気がするのです。
にゃぶの活動には、そんなささやかな希望が詰まっています。たった一つの命が救われることで、誰かの人生が変わるかもしれない。その可能性を信じて、今日も猫たちと向き合っています。
NPO法人「にゃぶ・猫を保護する人を増やす会」
①活動実績
・活動期間:NPO法人化前2002年5月~2022年12月
NPO法人化後2023年1月~現在
・活動場所:自宅と預かりボランティア宅、保護シェルターで保護しています。それぞれの場所でボランティアが保護猫のお世話をしています。
野良猫を保護(捕獲)する地域は、横浜市泉区内、およびその周辺となります。
保護猫譲渡会は、泉区および近隣で定期的に開催しています。
・活動体制:50人前後で協力しながら保護、譲渡をしてきました。特に保護猫飼養に関しては命に係わるので、24時間365日体制です。
②今後の活動計画
・活動期間:※本クラウドファンディングに基づく期間として。
当NPO法人としては下記に示す活動期間によらず継続予定です。
2026年2月~2027年3月
・活動場所:自宅、保護シェルター、預かりボランティア宅にて保護、保護猫譲渡会は今までの実績と同様に定期的に開催予定です。
(※現在の預かりボランティア宅に加え今後も預かりボランティアを継続募集予定)
・活動体制:現在の50人前後のボランティアと保護・譲渡を継続することに加え、新たなボランティアも募集予定です。 保護猫飼養に関しては今までと同様に24時間365日体制です。
譲渡会とは、新しい家族を探している猫たちと、猫との暮らしを考えている方が出会う場です。
にゃぶでは、毎月4回の譲渡会を開催しています。弥生台自治会館とオリンピック東戸塚店2階(毎月第2日曜日)は予約なしの譲渡会です。
預かりさん宅での予約制譲渡会も月に二回開催しており、かなり浸透してきました。

参加する猫たちは、性格や健康状態が安定しており、家庭での暮らしに馴染みやすいと判断された子たちです。
ただし、譲渡会という環境は猫にとって決して慣れた場所ではありません。見知らぬ人の気配や物音に緊張してしまい、本来の穏やかな姿をなかなか見せられないこともあります。
私たちは、そうした猫たちの繊細さにも目を向けながら、じっくりと向き合ってくださる里親さんとの出会いを心から願っています。そのため、譲渡会には何度か足を運んでいただいたり、ボランティア宅での「お見合い」の機会を設けることも可能です。
猫たちにはそれぞれに、これまでの背景や性格があります。
怖い思いをしてきた子もいれば、人の優しさに心を開き始めたばかりの子もいます。だからこそ、ただ「かわいいから」ではなく、「この子と一緒に生きていきたい」と思ってくださる方と出会ってほしいのです。

譲渡会は、命がつながる場所です。
一匹でも多くの猫が安心できる場所にたどりつき、「この家が自分の居場所」と思える日が来るように。
そんな未来を信じて、私たちは今日も譲渡会を開いています。
もし譲渡会のことを「こんな場所があるんだよ」と誰かに伝えていただけたら、それだけでも大きな力になります。
そして、いつかお時間が合えば、ぜひ譲渡会の会場にも足を運んでみてください。
猫たちは今日も、新しい出会いを待っています。
このプロジェクトでまず実現したいことは、現在抱えている医療費の未払い分、約168万円をきちんと支払うことです。
その多くは、病気を抱えた猫たちの入院費です。自力で生きることが難しく、治療が必要な猫たちが、今も病院で命をつないでいます。
昨年の主な入院状況
繋(つなぐ)君
2023.1.23から入院中。退院の見込みは立っていない。
交通事故。道路で車に轢かれて倒れていた。
下半身不全麻痺でオシッコを自力で出せない。常に膀胱洗浄が必要。
立ち上がれず、これからも歩くことはできないが、両手を使って素早く移動できる。
アッキー
2年前に酷暑の時期に激やせの状態で保護しました。シニアの女子。
てんかん疑いもあり、歯根膿瘍でお口が痛いものの、状態を良く管理していただいているため元気に過ごしています。
くうちゃん
昨年、突然の喘息を発症して重度の肺炎になり、酸素室のある病院に転院しました。
厳しい状態が続きましたが酸素室での治療の結果、今は元気に暮らしています。
千草さん
道路で倒れていたところを発見され、連絡を受けました。
すぐに入院してでき得る限りの治療をお願いしましたが、翌朝亡くなりました。
千寿ちゃん
交通事故で道路脇に倒れていたところを発見され、連絡を受けました。
脳に損傷を受けていたようで、入院して治療しましたが数日後に亡くなりました。
小さい命を救うことができませんでした。
えんばんちゃん
肝臓が悪化し、緊急入院して治療を。明日を迎えることができないような状態でしたが、治療が功を奏し、改善して退院することができました。今はふつうに過ごしています。
つぶちゃん
心臓に先天的な異常があり、いつ何が起こるか分からない状況で、このまま入院生活となります。
毎月のエコー検査で状態を確認しています。
とむ君
背中に大ケガをしていたところを保護。広範囲に皮膚が脱落しており、手術をしても治りきらず、長期に渡り入院しました。ある日、急変し、亡くなりました。

猫たちは言葉を話すことができません。
苦しさや不安を抱えながらも、ただ懸命に生きようとしています。その小さな命を前に、「助けない」という選択肢はありませんでした。必要な治療を受けさせ、少しでも楽に、少しでも長く生きてほしい。その想いで、これまで治療を続けてきました。
幸いにも、かかりつけの動物病院は、にゃぶの活動を理解し、未払いの状況であっても待ってくださっています。
簡単なことではありません。本来であれば、すぐに支払われるべき医療費です。それでも「猫たちのためなら」と最大限の配慮をしてくださっています。その信頼に、きちんと応えたいと強く思っています。
にゃぶは2023年1月にNPO法人として新たな一歩を踏み出しました。
しかし、保護の原点は2002年に起きたインターネットでの虐待事件にさかのぼります。
個人として猫の保護を続けてきた経験と実績を基盤に、より多くの命を守るため、2023年に法人化しました。
人手も資金も、正直に言ってまったく足りていません。新しい取り組みを始めたくても、現実的な壁に阻まれ、なかなか前に進めない場面も多くあります。
それでも、私たちは歩みを止めたくありません。
地域から野良猫がいなくなり、保護そのものが必要なくなる未来を目指しています。
すべての猫が、あたたかい家庭の中で安心して暮らせる社会を実現するためには、まず今、目の前にいる命を守り抜くことが欠かせないと考えています。

このプロジェクトを通して、保護猫の現状や、命をつなぐ現場で起きていることを、より多くの方に知っていただけたらと思っています。
そして、「自分にも何かできるかもしれない」と感じてくださる方が、ボランティアとして関わってくださることも、私たちは心から歓迎しています。
一匹の命を守ることは、簡単なことではありません。
それでも、その積み重ねが、未来を変えていくと信じています。
今回のクラウドファンディングでは以下のリターンを用意しました。
【お礼のメール】
NPO法人にゃぶ・猫を保護する人を増やす会をただただ応援したい人向けのリターンです。
熱いお礼のメールと保護猫たちの動画をお送りさせていただきます。
なお、支援時に上乗せ支援が可能です。 応援の気持ちの上乗せ、大歓迎です!
【応援1万円コース】

このコースは、保護猫たちの活動を応援してくださる方向けのプランです。
ご支援への感謝の気持ちを込めて、保護猫譲渡会のInstagramアカウントにて、お名前(またはニックネーム)とお礼のメッセージを掲載させていただきます。
また、保護猫たちからの「ありがとう」を込めたお礼の動画をお送りします。猫たちの普段の様子や、安心して過ごす姿を通して、皆さまのご支援が命を支えていることを感じていただけましたら幸いです。
・お礼掲載先:保護猫譲渡会Instagramアカウント
https://www.instagram.com/hogoneko99/
・お礼動画:メールにてお届けします
【応援3万円コース】

このコースは、保護猫たちの命を長く支えてくださる方向けの応援プランです。
ご支援への感謝の気持ちを込めて、保護猫たちからのお礼の動画をお届けします。日々を安心して過ごす猫たちの姿を通して、皆さまのご支援が命をつないでいることを感じていただけましたら幸いです。
また、施設内に支援者さまのお名前を掲載させていただきます。猫たちを見守ってくださる大切な存在として、感謝の想いを形に残します。
【リターン内容】
・保護猫たちからのお礼動画(メールにてお届け)
・施設内へのお名前掲載(文字のみ)
上記以外にもリターンをたくさん用意しております。
ぜひリターン一覧をご覧ください。
2026年2月 クラウドファンディング開始
2026年3月末 クラウドファンディング終了
2026年5月 リターン実施
私たちの活動は、決して一人の力で続けられるものではありません。
目の前の命を救おうとするたびに、たくさんの人の支えと優しさに助けられてきました。
そっと応援してくださる方、物資を送ってくださる方、声をかけてくださる方。
そのひとつひとつが、猫たちにとって「生きる希望」となってきました。
私たちが見つめているのは、ただ目の前の猫たちだけではありません。
この保護活動を、10年後、次の世代へとバトンを渡していく未来です。
個人の善意や犠牲だけに頼らず、地域に根づいた支援の仕組みとして、
猫の命が当たり前に守られる社会をつくっていきたいと考えています。

そのためにも、今、もっと多くの方に「にゃぶ」という存在を知っていただきたいのです。
「ああ、こんな団体があるんだ」
「こんなふうに、命を守ろうとしている人たちがいるんだ」
そう思ってもらえることが、未来を変える小さなきっかけになると信じています。
私たちが本気で願っているのは、
いつか「野良猫」という言葉が必要のない社会になることです。
外で震えながら生きる猫たちがいなくなり、すべての猫が人と共に、あたたかく穏やかな毎日を送れるように。
それは遠い夢ではなく、今日、誰かが一歩を踏み出してくれたら、明日にはもう近づける未来です。
このプロジェクトは、その一歩です。
今まさに治療を必要としている猫たちの命を守ること。
次に助けを必要とする猫たちを受け入れるための力を蓄えること。
そして、未来にこの活動をつなぐ「道」をつくること。
すべては、ここから始まります。
私たちは、すべての命が「生まれてきてよかった」と思える社会を本気で目指しています。
もしあなたが、この想いに少しでも心を動かされたなら、どうか力を貸してください。

あなたの一歩が、救われる命につながります。
あなたの想いが、猫たちの未来を照らします。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
この言葉が、あなたの心にそっと残り、やがて誰かの優しさにつながっていくことを願って。










