


児童発達支援事業所に勤務していた時にこんな保護者さんにお会いしました。
「療育」は行政の中核機関や民間の事業所などで受けてきたが、言語聴覚士の支援を受けたのは私と会った時が初めてとのこと。その保護者さんはおっしゃいました。
「うちの子は言語聴覚士の指導を受けられるレベルなんでしょうか?」
そのお子さんにはまだ意味のあることばの表出はありませんでした。
私は、視線や指差しもことばの一つ。音声としてのことばがなくても、この子のコミュニケーションの広がりを目標に言語聴覚士として関わらせてほしいことをお伝えすると・・・
保護者さんはこのようにおっしゃいました。
きっと、この保護者さんは「ことばが出ない」ことを不安に思いながらもどこをどう頼ったらいいかわからない不安な気持ちで過ごしていたのだろうと思うと何とも表現しがたい想いでいっぱいになりました。
このような保護者さんのことばを、私は何度も聞いてきました。1人や2人ではありません。
訪問先の幼稚園や保育園、小学校の先生方の中にも「どこに相談すればいいかわからない」「こんなことを聞いてもいいのだろうか」と話される方もいらっしゃいました。
必要な人がいるのに、届いていない
「支援の場を広げるには、どうしたらいいんだろう?」と考えながら日々を過ごしていました。
この問いと向き合った結果、私は昨年9月に「合同会社はぴり」を設立し、このプロジェクトを立ち上げることを決めました。




2026年8月の「はぴり広場」開所に向けて、今この準備資金が必要です。
物件契約・備品購入・広報準備費など。
そして、仲間が必要です。
このプロジェクトにはたくさんの仲間が必要です。
地域の保護者・先生・支援者の方々と一緒に「子どもがつながれる場所」を作りたい。
だからこそ、クラウドファンディングという形を選びました。


私は2008年に言語聴覚士免許を取得し、その後医療機関や民間の福祉施設、公的機関など様々な「支援の場」で15年以上言語聴覚士として働いてきました。
これまで、多くの言語やコミュニケーションにお困り、ご心配を抱えるお子さんやそのご家族と関わらせていただきました。
その関わりの中で、「支援の場を広げるにはどうしたらよいか?」という問いにぶつかり、昨年9月に「合同会社はぴり」を設立しました。
今後も専門的な知識と経験を活かし、より多くの方々に質の高い支援を届けたいと思っています。

日本言語聴覚士協会のホームページでは「話す、聞く、食べる、のスペシャリスト」とあります。
私の行う小児分野での言語聴覚士のお仕事について簡単に説明させていただきます。
こんなお困り感について支援をさせていただきます。

このようなお困り感の背景には、様々な要因が考えられます。
保護者さんは「ことばの遅れ」だと思っていたが、実は「難聴」があったということもあります。
「噛めない」とお口周りの動きに必要な機能が育たずに発音へ影響が出ることもあります。
また、「発達特性」のあるお子さんは周囲から「自分勝手な子」「気分屋な子」などというマイナスの評価を受けることも少なくありません。
ですが、そのような特性のあるお子さんたちは、外界からの様々な情報の取り込みが上手にできないがために、周囲の人にとっては「普通のこと」がお子さんにとっては「不安で不安で仕方がないこと」であったりします。
また、お子さん自身も困っているが、その表現方法が分からずにふざけてしまったり、知らない間に誰かを傷つけてしまっていたりすることもあります。
このような、間違った「見立て」によって本来は「不安の解消」の方法を探さなければいけない場面で、「やみくもに頑張らせる」という手立てを取ってしまった場合、お子さんからは“笑顔”が消えていきます。
言語聴覚士はこのような困り事に対して、「コミュケーションを取る楽しさ」を積み重ねながら「伝えるモチベーション」「人と関わることのモチベーション」を引き上げたり、お口周りの機能の向上に取り組んだりしています。



ことばの遅れや発達の心配を感じていらっしゃる保護者の方だけではなく、習い事の先生や発達特性を持つ当事者の方など様々な方にご利用いただいています。
昨年9月の法人設立から2回開催しています。第2回開催時の参加人数は第1回開催の時のほぼ倍の人数となりました。言語聴覚療法の内容にとどまらず、講師をお招きしての多方面の内容についても取り組んでいます。

課題の内容や使用する教材はお子様の興味や好きな遊びなどを取り入れることで“楽しんで”活動に取り組めるように努めています。お子様が遊びの中から「やり取りの楽しさ」を感じてもらうことを大切にしています。発音練習では、正しい音を作るための土台になる舌や唇などのトレーニングを重点的に行います。

福祉事業所の職員向けの研修やクリニック内での個別支援、福祉事業所利用者からの「ことば」への支援ニーズに答えるためのコンサルテーションなどを提案しています。
「できることは何でもやりたい!」と思っています!


「はぴり広場」の開所は、まだゴールではありません。
将来的には、地方の療育資源の拡充として「療育キャラバン」を行いたいと考えています。
必要な教材を車に積んで、定期的に支援できる体制を作ります!
まずは地元の南房総が目標です!









「合同会社はぴり」は千葉開府900年記念メンバーに登録しています!
2026年、千葉市は、まちが開かれてから900年という大きな節目を迎えます。
この歴史的な節目に、これからを担う子ども達に必要な「優しい社会」の実現にこのプロジェクトが少しでも貢献することができたらと思います。
最後に
このプロジェクトの伴走支援をしてくださっています「幕張PLAY株式会社」の皆様、応援メッセージをくださいました皆様、そして、このページを最後まで読んでくださいました皆様、ありがとうございます。
このプロジェクトは、言語聴覚士としての経験と情熱を結集したものです。皆様のご支援があれば、より多くの方々に質の高い支援を届けることができます。子供たちが安心して成長できる社会、みんなが少しずつ優しくなれる社会を目指し、共に歩んでいければと願っています。どうぞご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る
こどもの力
2026/04/01 08:00支援開始から5日目を迎えました。ご支援いただいた皆様、情報拡散にご協力いただいた皆様。ありがとうございます。本日は子どもの持つ力について書かせていただきます。 臨床18年とはいえ、私もまだまだ勉強中です。 個別や集団での指導は毎回、自分の知識や技術を最大限活用しようと意気込んでいますが、毎回反省があります。 反省点は毎回、子どもたちが教えてくれます。つまらなければ、目から輝きが消え、楽しければ満面の笑みがこぼれる。 目の前の子どもにしっかりフィットした難易度が設定できていれば励まさなくてもがんばれるし、難しすぎたり簡単すぎたりすれば視線が逸れていく。 こちらが不安になっていれば、目の前の子どもの集中が途切れてしまう。 彼ら彼女らに見えている世界を大人がいかに共感・共有できるか。こどもがもっている力を最大限に活用できるように・・・・と子どもの気持ちや視野などを想像します。 こちらがそんなことに頭を悩ませていると、集団活動の中でさっきまで輪に入れずにいた子が隣の子に手を取ってもらったことをきっかけに、にこにこして取り組み始めたりすることがあります。あれっ?私の出る幕はなかった・・・。その時、満たされた敗北感を感じます。やっぱり、子どもの力には勝てないな~と思うのです。でも、この瞬間は結構好きです。言語聴覚士としては褒められたことではないのですが、あえて見守ることで「伸ばす」という考え方も大切にしたいと思っています。皆さんは、こんな子どもの力を感じることってありませんか? もっと見る
起業について
2026/03/31 19:00支援開始から4日目ですでに目標の50%を超えるご支援をいただきました。なんと感謝したらよいのか・・・とにかく、ありがとうございます。 本日は起業本格決意後のジタバタについて書かせていただこうと思います。 起業を決意したのはいいものの、どう動こうか・・・?本は読んだが、言語聴覚士として何をしたいのか?どのようにして支援の提供を実現させるのか?考えはじめると何からやってよいのかわかりませんでした。 このままではいけないと思い様々な相談窓口に行きました。ここで新たな出会いがありました。「創業者研修」というものに参加したのです。そこには「起業しよう」「起業はしたから次のステップへ」というエネルギーに溢れた方々と出会いました。研修の中で私が「実現したいこと」についてお話すると皆さんが背中を押してくれました。 勝手に、私の構想や想いに共感してくれるのは「医療・福祉・教育」分野の関係者だけだと思っていましたが、そんなことはなかったのです。 また、他業種の方々からのアドバイスは私にとってとても新鮮でした。垣根を超えることの重要性というか、力の大きさみたいなものを感じました。こどもが過ごす世界もこうでなくては!! こどもに関わる大人がみんなで子どもを支える、大人同士も支えあう仕組みが必要だと思ったのです。医療職・福祉職に関わらず・・・ このプロジェクトを通して、様々な業種、様々な思いや考え方をお持ちの方々との支援の化学変化の可能性を見出せたらと思っています。それにはまず、このプロジェクトを一人でも多くの方に知っていただく必要があります。是非SNSやメールにてご友人・ご家族にシェアをお願いします。皆さまのあたたかいご支援を心よりお待ちしております。 もっと見る
なぜ合同会社なのか?
2026/03/30 07:00皆さま、ご支援・ご協力ありがとうございます。 今日は、『なぜ「合同会社」を選択したのか?』について書かせていただきます。 福祉関係の仕事なら『「NPO」の方が良いのでは?』『株式会社の方が社会的な信用があるのでは?』というお声をいただいたこともあります。 私が合同会社に決めた最大の決め手は「すぐに動ける!!」という点です。NPOは理事会、株式会社は総会で議論の上結論を出します。(法人の種類ごとの特性については私の知識の未熟さもあるのであくまで私が知りえた知識です。)一方、合同会社は代表が「やろうっ!」と思ったらすぐできる!!という点です。(これも、あくまで私の解釈です(;^_^A)) 合同会社なら『子どもに必要だと思ったら誰かに聞く前にまずやってみる!』が実現できると思ったのです。 私が目指すのは子ども達が地域でのびのびと生活できることを目標に掲げる支援です。極論を言えば、こども達の能力を上げるのではなく、地域の力の底上げをすることで結果的に勝手に子どもが伸びていく。なかなか難しいミッションだと思っています。 そのためには、トライ&エラーを繰り返すしかないと思っています。そのために、スピードを大事にしたかったのです。これが、理由です。 目指す目標は大きいですが、しょせん会社には私しかいません。このプロジェクトを実現するためにはたくさんの仲間が必要です。どうぞ、皆様お気に入り登録やシェアでこのプロジェクトの情報拡散にご協力ください。同じような思いで支援をしている方々や教育現場で悩まれている方々、地域での子育てサポートをされている方々など。色々な背景をお持ちの方からアイディアやご感想などいただきたいと思っています。このプロジェクトはただの資金集めではありません。想いを形にするためのエネルギーや知恵を集めたいのです。改めて、ご協力・ご支援をお願いいたします。 もっと見る





コメント
もっと見る