1人の音楽家の半生を貴重な記録として未来につなぎたい。

大分で育った野球少年が明治大学マンドリン倶楽部と出会い、周囲の反対をよそに突き進んだ音楽の道。これまで歩んできた山あり谷ありの音楽人生を貴重な記録として未来につなぎたい。そんな教え子やファンの思いを1冊の半生記(兼 反省記!?)にしたいと思います。

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一昨日、甲斐先生と打ち合わせを兼ねて、神保町の中華料理店「八」へ行ってまいりました。

そこで本プロジェクトのサイトをお見せしながら進捗を報告したところ、皆さまからの温かいご支援と励ましのメッセージに、先生は「俺なんかに、本当にありがたいな……」と、うっすら目に涙を浮かべていらっしゃいました。

打ち合わせの後半には、授業を終えた4年生の部員が資料の授受のために合流。お腹を空かせていた彼女に餃子と炒飯を振る舞い、倶楽部のよもやま話で盛り上がりました。

彼女に入部の動機を尋ねると、「父が地方国立大学のマンドリン部出身で、『明治に入るならマンドリン倶楽部だ!』と勧められた」とのこと。お父様が家で楽器を弾く姿は見たことがなく、彼女自身も音楽経験は無し。それでも「先輩が優しく教えてくれた。同期とも仲が良いので毎日が楽しい。私も後輩にそうありたい」と笑顔で語る姿が印象的でした。

マンドリン倶楽部の100年に及ぶ伝統は、こうして親から子へ、そして先輩から後輩へと襷(たすき)が繋がれ、続いています。かつて古賀政男先生が甲斐先生に託した指導者の座。それから50余年、今回のプロジェクトはその功績に敬意を表して立ち上げたものです。

今では孫ほど年の離れた学生たちを指導するなかで、悩みも多いと伺います。しかし先生は、「学生が成長し、4年後に卒業していく姿を見るのが一番の喜び。一緒に音楽を作り上げ、お客様から拍手と声援をいただくことが活力になる」と、熱く語っていらっしゃいました。

プロジェクト始動から1週間。早々にご支援いただいた皆さまへ改めて深く感謝申し上げます。甲斐先生が元気なうちに、この物語を皆さまと共に完成させたいと強く願っております。

引き続き、あたたかいご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

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