2014/02/05 22:09

毎度お世話になっております!釋明覚です。
パトロンになって下さった皆様ありがとうございます
m(__)m

というわけで、インドに行くならば、ヒンドゥー教も
お勉強しないとねというわけで、

日頃の電車の中のお供にと、上村勝彦氏の『インド神話』
&ビジュアル的に少しでも理解しようと、『インド神々の事典』
という本を買いました。

ヒンドゥーの神々はやおよろずの神と同じく沢山いらっしゃいまして、
中でも、シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマーの三神が
世界の創造、維持、破壊を司る重要な神様として位置づけられている
ようです。

(ブラフマー(創造神)は信仰の対象としてあんまり人気はない
みたいで、シヴァとヴィシュヌが二大潮流となっているみたい)

ブラフマー(漢訳名:梵天《ぼんてん》)は、仏教経典にも登場し、
お悟りを開かれたお釈迦さまに説法をしてほしいと
頼んだ神様なんですが、現代では人気ないのね…ざんねんw

ちなみにブラフマーのお妃さまは、サラスヴァティーという女神。
この女神は皆様ご存じかと思います。
鎌倉の銭洗い弁天などでおなじみの

漢訳名:弁才天(弁財天《べんざいてん》)です。

技芸に秀でた女神ということで、インドではヴィーナーという
弦楽器を演奏している姿で描かれています。
中国では琵琶を持って羽衣をまとっている姿で描かれます。
美しい河の化身とも言われるので、
弁天様のお社は日本でも
池の真ん中やほとりにあることが多いですよね。

さらに日本においては「才」の字を同音の「財」と記す所も
出てきて、財宝をもたらす神という位置づけになったそうです。
銭洗い弁天は正にそれですね!

サラスヴァティーは、夫のブラフマーとは違い
現代のインドにおいても大河の流域を中心に
広く信仰されています。

ブラフマー肩身狭いっ ><