こんにちは、お久しぶりです!
コンペ合宿から早いもので1ヶ月半ほどが経ちました…コンペ合宿が終わった後、3回の週末を利用して学生メンバーが湯田中に出向き、林さんのご協力のもとで施工作業を進めてまいりました。そしてついに完成を迎え、10月28日にHAKKOでお披露目会を実施しました!
今回はその様子をお伝えしたいと思います!
学生メンバー、1か月半ぶりの集結!
今回も施工の時と同じで、早起きして集合し、レンタカーを借りて東京を出発しました。
3時間半ほどかけて湯田中に到着。お披露目会の会場であるHAKKOに入ると、そこには別の車で来た学生メンバーたちが。実に1か月半ぶりの再会でした!
HAKKOの中は、久しぶりの仲間同士の会話で賑わっていました。その光景は実に微笑ましいものでした…(その様子の写真を撮っておけばよかったと後悔。)
お披露目会では、参加してくれた学生メンバー一人一人から今回のコンペについての感想を話してもらいました。
私はメンバーからコンペを通じて感じたことを聞くのはこれが初めてだったのですが、それぞれがこのコンペの内容やコンペを通じて出会った仲間から様々なことを感じ、いい刺激を受けたようでした。「参加してよかった」という声を聞くこともできて、企画した側としてはとても嬉しかったです。
完成したシェアハウスはどんな感じ?
お披露目会では、今回のコンペや施行によって完成したシェアハウスの内覧会も行いました。読んでいる皆さんも気になっていると思うので、ここでそのシェアハウスをお見せしたいと思います!
まず、こちらがコンペで最優秀賞をとったチームの模型。
これがどうなったかというと…
「共用部に木を置く」という案を実現することができました!施行3週目に行ったメンバーが、4メートルもの高さのある木を頑張って入れてくれたようです。この木にはこれから、シェアハウスの住人たちの思い出の写真や好きなものが木の葉のようについて、増えていくことでしょう。
そのほかにも、こんなビフォーアフターが。
共用部の大きな吹き抜けは白く塗装をし直すことによって、明るくて清潔感のある空間に。
日本の民家によくある和洋風の雰囲気が漂っていたこの部屋は、壁を塗り直し、床や板張りによって木の温かみを感じられるような優しい空間になりました。実はこの板張りは、山ノ内町にゆかりのある高社山がモチーフになっているんです。
完成したシェアハウスを見ながら、「あの時こうだったよね」と、コンペや施工の時のことを楽しそうに話す学生メンバーたち。その笑顔を見た時、「ああ、企画してよかったな」と思ったのでした。
リノベコンペ企画第一弾、大成功!
今回のお披露目会で、山ノ内町建築リノベコンペの企画はおしまい。
参加してくれた学生メンバーのみんな、支えてくださった大人の皆様、そしてクラウドファンディングで支援をしてくださった皆様、このコンペに関わってくださったみなさまのおかげでここまで来ることができました。みなさまに心から感謝致します。本当にありがとうございました!
最後に
第一弾はひとまずこれで終わりですが、これから施工対象を変えて、メンバーを変えて、第二弾、第三弾と続いていくかもしれません。というか、続いていってほしいなと思います。
意欲のある学生が地域に出向き、そこで人と出会い、みんなで一つのものを作り上げる。今回はそれがたまたま建築だっただけであって、他のものでもいいと思います。この企画をきっかけに山ノ内町がもっと元気になり、そして山ノ内町だけでなく、日本中の他の地域にもこのような流れができるといいなと思います。
もしこの企画の続きや他の地域での似たような企画があって、また興味を持っていただけるのであれば、応援していただけると嬉しいです。そして、もしそのような機会があるのであれば、ぜひ企画に参加してみてください。そこでしか出会えない人、知ることができないことがあるはずです。
長野県山ノ内町建築リノベコンペ企画 / 明治大学理工学部建築学科3年 石渡萌生