注目のリターン
■ はじめに
動物園は今、生物多様性保全およびアニマルウェルフェアと向き合いながら、持続可能な未来を切り拓くための社会変革の拠点へと進化することが国際的に求められています。しかし日本には、動物園を学問として体系化し、理論と実践を持続的に結ぶ“場”が存在していません。
私たちはこの課題に応えるために、「動物園学会(Zoo Studies Association of Japan)」を設立しましたが、時代の要請に対応できる活動基盤を形成するには至っていません。日本の動物園文化をアップグレードするための活動を始めるために、皆さまのお力添えをお願いします。
■ なぜ今、動物園学会なのか
■ 動物園学会が目指すこと
■ なぜクラウドファンディングなのか
■ 資金の使い道
■ このプロジェクトの社会的意義
■ あなたの支援が意味すること
■ 動物園学会への加入を希望される皆様へ(ご案内)
■ 代表メッセージ 〜支援者の皆様へ〜
■ 応援メッセージ

■ なぜ今、動物園学会なのか
1970年代以降、生物多様性保全は国際的な課題となり、動物園の役割も展示施設から保全・教育拠点へと変化してきました。しかし、日本の動物園界は、欧州や北米の先進事例と比較すると、学術基盤や社会との接続の面で十分とは言えない状況です。
これまでに
・動物園研究会
・動物園学を考える会
などが議論を積み重ねてきましたが、持続的に文理融合の研究を推進し、社会と連携しながら実装まで担う枠組みは存在していませんでした。
そこで私たちは、動物園職員、研究者、獣医師、教育関係者、そして広く市民とともに構築する新たな学問領域として「動物園学会」を設立しました。
折しも2026年は、日本初の動物園論文を京都大学の川村多實二教授が発表してから、ちょうど100周年にあたります。川村は、「動物園」はZoological Gardenの誤訳であり、本来なら「動物学園」と訳すべきだったと主張しました。遅まきながら、日本の動物園でも研究者との連携が進んできて、ようやく動物園学会を設立できる段階にたどり着きました。
日本の動物園が抱える課題を整理し、1つ1つ改善策を検討し、社会に実装していくために、動物園学会として活動していきたいと考えております。

動物園学会の発起人27人のうち、対面参加した16人での記念撮影
■ 動物園学会が目指すこと
動物園学会は、次の4つを柱に活動します。
1. 動物園現場と学術研究、学生、市民が交わる超学際的プラットフォームの形成
2. 研究・議論を記録し、公開するメディアの整備
3. 動物園に関する研究、協働、支援、人材育成を推進する仕組みづくり
4. 保全文化の創出と、社会変革に向けた提言活動
動物園を取り巻く課題は、動物学(生物学)だけでは解決できません。歴史学、教育学、経営学など、多様な学問はもちろん、社会とも連携した“超学際領域”を形成する必要があります。
それが、私たちの目指す「動物園学」です。

■ なぜクラウドファンディングなのか
日本の動物園をより良くするためには、動物園職員や研究者の力だけでなく、多くの人々の理解と支援という“浮力”が不可欠です。私たちは、単なる資金調達としてクラウドファンディングを実施するのではありません。日本の動物園文化の向上のために、ともに手を取り合って進む仲間を募るプロジェクトです。
動物園を支える動物園学とさまざまな“浮力”について
本プロジェクトでは、動物園学会設立を記念して制作されたオリジナルグッズや、“動物園学”の世界に触れていただける限定講義動画など、さまざまなリターンをご用意しています。ぜひ本プロジェクトを通じて、動物園学会の活動にご参加いただけましたら幸いです。
※グッズおよび限定講義動画は、2026年9月より順次ご案内・発送を予定しております。限定講義動画は、2026年末までご視聴いただけます。また、「設立記念大会 最終日(2026年11月15日)シンポジウム」の動画視聴につきましても、準備が整い次第、あわせてご案内いたします。
■ 資金の使い道
第1目標:300万円
①ホームページの開設(7月予定)
②学会誌の発行(9月予定)
③設立記念大会の開催(11月13日(金)~15日(日)) ※日本大学湘南キャンパスにて開催予定。
第2目標(ネクストゴール):500万円
④研究活動の推進(例、オーラルヒストリー・プロジェクト)
※オーラルヒストリー・プロジェクトとは、さまざまな立場から動物園に関わる人に自らの言葉で動物園の歴史を語ってもらうことで、動物園の歴史研究のベースを形成するプロジェクトです。
■ このプロジェクトの社会的意義
動物園は、単に動物たちに癒される憩いの場所ではありません。
野生動物の飼育を通じて、その動物のリアルな姿を知り、展示によって、多くの人々にその姿を伝えることで、動物たちと私たち人間の関係を取り結ぶ最前線です。
今、人間の影響力は地球のすみずみまでに広がり、多くの野生動物が絶滅の危機に瀕しています。 人間と動物たちの持続可能な未来を構築するために、動物園だからこそできること、やらなくてはならないことがあります。
野生動物を知り、守るための現場の努力を、社会全体の文化へと拡張すること。
それが
「保全文化の創出」
「保全のための社会変革」
という私たちのビジョンです。
アニマルウェルフェア(動物福祉)の確保を前提に、動物園から持続可能な未来の構築を進めていきます。
■ あなたの支援が意味すること
動物園学会は、専門家だけの閉じた組織ではありません。
もちろん、学会の研究活動を担うのは研究者ですが、動物園職員、学生、企業・団体、そして市民の皆さんと一緒に、二人三脚で未来をつくる超学際的な学会です。
あなたの支援は、
・科学的根拠に基づく飼育繁殖とアニマルウェルフェアの向上
・若手人材の育成
・動物園の社会的価値の向上
そのすべての土台になります。動物園を「人々の憩いの場」から「動物たちとの未来を創る場所」へ。
その第一歩に、ぜひご参加ください。
本プロジェクトでは、動物園学会設立を記念して制作されたオリジナルグッズや、“動物園学”の世界に触れていただける限定講義動画など、さまざまなリターンをご用意しています。
ぜひ本プロジェクトを通じて、動物園学会の活動にご参加いただけましたら幸いです。
※グッズおよび限定講義動画は、2026年9月より順次ご案内・発送を予定しております。限定講義動画は、2026年末までご視聴いただけます。また、「設立記念大会 最終日(2026年11月15日)シンポジウム」の動画視聴につきましても、準備が整い次第、あわせてご案内いたします。

■ 動物園学会への加入を希望される皆様へ(ご案内)
動物園学会では、7月1日にホームページを開設しました。
入会を希望される方は下記サイトへお進みください。
■ 会長&副会長メッセージ ~支援者の皆様へ~

動物園とは何か?その問いに、飼育現場およびその関係機関で働き続けてきた私は、50年間ほど向き合ってきました。調査研究・環境教育・希少種保全・レクリエーションという役割が掲げられながら、現実には十分に機能しているとは言い難い。そのもどかしさこそが、中川志郎さん(元上野動物園飼育課長)の提唱した『動物園学』という超学際領域を志した原点です。動物園は、来園者の目に触れる生きものの飼育や展示だけでなく、見えない部分での多様な技術や研究や思想などによって支えられています。まるで海に浮かぶ氷山のように、動物園の本当に重要なのは水面下にあります。そして、その大きな氷山を支える“浮力”こそ、利用者やサポーター、研究者など広範な関係者の力なのだと考えてきました。動物園を、単なる慰楽の場から社会や生き方を問い直す知の拠点へ。有志たちによるこの新たな挑戦を、共に支えていただくことを心より願っています。

わたしはこれまで45年余、アフリカ・東南アジア・南米の熱帯を中心に野外で動物の生態を研究してきました。野生動物は本来の生息地で観察するのが一番だとお考えかもしれませんが、実際には夜行性あるいは昼行性でも人目につかない場所に潜んでいる動物など飼育しないと全くわからないことを痛感してきました。安心・安全な環境で飼育され、自然な行動や生態を垣間見せてくれる野生動物には、映像にはない「本物」のインパクトがあります。展示されている動物の先に、危機に直面している生息地や地球環境そのものを感じられる動物園。動物園関係者が不断の努力によって最新の飼育技術や展示方法を身につけるのはもちろんですが、それを支える研究者やサポーターのみなさんの力が必要です。さまざまな分野の研究者とサポーターをつなぐ仕組みづくりとして動物園学会がスタートします。より良い動物園をつくるこの運動にご参加くださいますよう、こころからお願い申し上げます。
■応援メッセージ

戦後、日本の動物園は都市公園として人々の憩いの場となり、レクリエーションを主な目的に運営されてきました。「人は人生で必ず3回は動物園に行く」と言われ、すべて子ども、あるいは子ども連れのための施設と見なされていました。でも、1990年代からは環境省との連携も強まり、生物多様性や動物の行動・生態を学ぶ場となりました。動物園は「野生をのぞく窓」だと私は思っています。動物たちはその姿や行動を通じて、まだ私たちが知らない野生の世界へと導いてくれます。今、地球環境は人為の影響でこれまでにはない変化が起こっています。それを改善するには、人間とは違う野生動物たちの知恵を学ぶ必要があります。動物園で学ぶことは、生きている地球を知ることになるのです。地球の未来は人間だけのことを考えていては豊かになりません。私たちの未来を構想するために、ぜひ動物園を学びの場として活用しましょう。そのために、皆様のご支援を心よりお願いします。

私は動物園を学問の対象とすることを必ずしも良しとしません。なぜなら学問は対象を客観的に扱うもので、それ自体に必ずしも目的があるわけではないと考えているからです。では動物園運営にサイエンスは不要かというとこれはまったく真逆で、たとえば目まぐるしく知見が更新される現在の分類学の理解なくしては保全に寄与する個体群の維持はおろか正確な種名ラベルを作ることすらできません。ところが、自然史博物館の延長として生まれた西欧の近代動物園と違って、日本の動物園は主に子供の健康な発育・成長に寄与する公園施設として性格づけられ、科学の重要性は軽視されてきました。水産学という強固な科学基盤の上に成立してきた水族館とは対照的です。動物園の科学の対象は動物だけでなく、利用者や運営方法などあらゆる側面に及び、研究と援用の両方の機会に満ちています。動物園を健全に維持・成長させ、社会的価値を高めるためには科学が必須なのです。皆様のご協力を心からお願いいたします。

日本モンキーセンター(JMC)親善大使の竹下景子です。これまでに何度もJMCを訪れて多くのおサルたちを間近に見てきました。そこから見えてきたのは動物園に関わる皆様の献身とサル学への探究。「動物園は自然への窓」をコンセプトに動物福祉向上のもと奮闘努力の毎日です。私達が動物たちのいきいきとした姿に癒されたり共感したりできるのも、そういった専門家の皆様がいればこそなのです。このことは全ての動物園に当てはまります。動物展示のバックヤードでどれだけの方達の支えがあり研究がなされているかを知ることで、私達もまた動物園をさらに身近に大切に思えるようになることでしょう。ワクワクしてきませんか。今、動物園学会では始動プロジェクトを立ち上げクラウドファンディングを呼びかけています。動物たちの健やかな日々、未来に誕生する新たな生命のためにも皆様の理解と協力が必要です。どうぞよろしくお願いいたします。
広報・クリエイティブ協力|動物園水族館から、世界をひらく wizoo
https://wizoo.jp/
最新の活動報告
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【残り5日】Q. 動物園学会は水族館とも関わりがありますか?
2026/07/11 09:04Q. 動物園学会は水族館とも関わりがありますか?A. 本学会は便宜上、名称を「動物園学会」としていますが、水族館を除外するものではありません。 動物園と水族館はそれぞれの独自性を持つ一方で、共通する部分も多くあります。 そのため、動物園学会の超学際的なアプローチが広がっていく中で水族館も対象となっていくものと考えています。 動物園学会は水族館に関わる方や水族館に興味のある方も歓迎しています! もっと見る
【残り6日】Q.どのような人が動物園学会の会員になれる?
2026/07/10 09:53Q. 動物園学会の会員には誰がなれますか?A.動物園学に興味のある方であれば、どなたでも大歓迎です! 動物園学会は、超学際的アプローチの観点から「動物園学」という新たな学問領域を構築し、動物園を学術的に発展させることを目的とした学会です。 そのため、研究者に限らず、動物園・水族館の職員、そこに関わる活動を行っている方、教育関係者、行政関係者、学生、そしてなにより動物園学に関心をもつ方など、幅広い方々の参加を歓迎しています。 会員に求めているのは、所属や職種ではなく、動物園学の発展に関心をもち、学術的な議論や情報共有、相互の学びに積極的に参加する姿勢です。 それぞれの立場や経験を生かしながら、動物園と社会の未来に貢献していただくことを期待しています。 もっと見る
残り7日。カウントダウンQ&Aを始めます!
2026/07/09 10:53Q. なぜ今、動物園学会を設立したの?A. 学会の設立メンバーの声をご紹介します。・多様な学問からのアプローチで動物園を良くするために、研究者同士が専門分野の垣根を超えた上で、動物園職員や一般の人と意見交換する場が必要。・動物園に関わる人が学術の世界に進出するステップになりうる。・動物園職員には普段の職場の人間関係とは異なる情報共有の場が大切。・動物園職員が通常業務以外に充てられる時間には限りがあるため、職員以外の多様なマンパワーを集結できる枠組みは重要。・動物園にまつわる多様な情報を、誰もが閲覧できる形で蓄積できると良い。・時代は着実に変化している。時代と動物園を接合させる場が必要。このような思いが集まることで、動物園学会の設立に至りました。 もっと見る






理論と実践をつなぐ新たな基盤、システムの構築を心から願っています。