
震災から4日たった3月15日、相変わらず家の停電は復旧せず、まだ雪の降る時期でしたので寒さと停電と余震とで極限状態の中、奇跡的にケータイが復活しました。真っ先に秀旺さんに連絡をいれました。
秀旺さんが住んでいる花巻市大迫町は比較的被害が少なく、4日間停電で何もできないし何も確認できてない と伝えると
「とりあえず風呂に入りにこい」と言ってくれて、ガソリンスタンドも営業していない、車にガソリンも少ししか残っていないのに そんなのも忘れていました。信号も消えている中 2時間車を走らせ秀旺さんの自宅へ向かいました。
秀旺さんと秀旺さんのお母さんが風呂と食事を用意してくれていましたが、
「ごめん秀旺さん、先にテレビ見させて」と言い、震災から4日経過したこの日 初めてテレビで三陸沿岸部の惨劇を目の当たりにしました。
精神的にも体力的にも限界だった自分よりも沿岸部の人たちはつらい思いをしていました。
「秀旺さん、これ、俺ら行かなきゃダメだよ」
秀旺さんも全く同じ気持ちでした。
大震災から4ヶ月後 アライヴは津波で壊滅的な被害を受けた岩手県山田町に行きました。
絶対行かなきゃと心に決めた反面、沿岸部の人たちは今日を生きるのに必死になっていてプロレスどころではないんじゃないか?ふざけるなと言われるんじゃないか?誰も来ないんじゃないだろうか?
そんな不安が頭をよぎる中、4時間あまり山田まで車を走らせました。
会場となった魚市場へ到着すると、もう既に見に来てくれたであろう人たちがたくさん集まっていました。
これはもうやるしかない!
アライヴは小さい団体です。
金も無い、派手な照明や質の良い音響も無い、だけど どんな団体にも負けない本当の戦いを見せるという気持ちだけは昔も今もあります。
小細工無しの真剣勝負。
会場が一つになりました。
後にも先にもこの山田大会を超える熱気を生み出した大会は無いと思います。
この時以上の熱気を生み出す事ができるようにアライヴしていきたいと思っております。
個人的に三陸沿岸部にはしょっちゅう遊びに行ってますが、また試合で行きたいです。
山田以外でも試合をしたい地域たくさんあります。
宮古、久慈、釜石、田老、大船渡、陸前高田、大槌、田野畑村、野田村、普代村まだまだ行きたいところたくさんです!
今回開催される花巻市大迫大会をキッカケに、岩手県をはじめとする東北での試合をどんどん増やせるように取り組んでいきたいと思います。
つづく
※写真は2011年東日本大震災復興シリーズの時のものです。



