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みんなそのままでいい!竜太郎のダンスから本当の豊かさを感じあいたい

矢萩竜太郎という稀有な即興ダンサーがいます。彼のダンスを中心に彼のまわりに紡がれて行くゆたかな世界を映像によって探ります。そこではハンディキャップがアドバンテージにかわる?!いや、ハンディキャップなんて概念は存在しない?!「ぼくのからだはこういうこと」ドキュメンタリーの制作をぜひご支援ください。

現在の支援総額

763,000

50%

目標金額は1,500,000円

支援者数

44

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/10/02に募集を開始し、 44人の支援により 763,000円の資金を集め、 2018/11/30に募集を終了しました

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763,000

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目標金額1,500,000

支援者数44

このプロジェクトは、2018/10/02に募集を開始し、 44人の支援により 763,000円の資金を集め、 2018/11/30に募集を終了しました

矢萩竜太郎という稀有な即興ダンサーがいます。彼のダンスを中心に彼のまわりに紡がれて行くゆたかな世界を映像によって探ります。そこではハンディキャップがアドバンテージにかわる?!いや、ハンディキャップなんて概念は存在しない?!「ぼくのからだはこういうこと」ドキュメンタリーの制作をぜひご支援ください。

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▼ご挨拶 ~「ぼくのからだはこういうこと」DVD制作によせて

「混沌の中から何かを紡ぎ出して行けたら・・・。自分たちひとりひとりのあるがままの姿を、またひとりひとりのエネルギーを頼りに、確かな糸を繰り出してみたい。その糸が織りなす模様はどんな輝きを生み出していくだろうか。障がいのある人も障がいのない人も、ちがいを乗り越え、学び合い、認め合う。そこから何かが生まれることを期待して・・・」 

 そんな願いのある「ダンスワークショップの会(於いずるば)」に育てられたのが、ダウン症をもつ矢萩竜太郎さんです。今や彼は国内外の素晴らしいアーティストたちと芸術性の高いプロダクションを通じて共演を重ねるほどのダンサーに成長しています。

 彼のダンスには、共演者にしろ観客にしろ、そこにいる人や空気のエネルギーを受けとめながら、お互いに持っている創造力(想像力)を引き出し合い、人との関りが自然に生まれていくような何かがあるように思います。それは心の交感でしょうか、エネルギーの集まりでしょうか。

 わたしには「ぼくのからだはこういうこと」という彼の言葉は、自分を大きくも小さくも見せないで、ありのままに素直に自分を受け入れて、精いっぱいにダンスして、そうして可能性を拡げ続けている彼の姿に重なって聞こえてきます。わたし自身も「わたしのからだはこういうこと」と声に出してみると、なんだか力がぬけて視野が広がったような、清々しい気持ちがして、勇気がわいてきます。

 それから、彼のお母さんが、ダウン症をもって生まれた赤ちゃんを抱いて不安でいっぱいな女性に対して「だいじょうぶよ。あなた、そんなに悲観したもんじゃないわよ」と言ったという逸話も心に残っています。彼のご両親もまた「竜太郎はできる」ことを信じて疑わず、どんな可能性の扉も閉ざすことがなかったのです。

 そうして育まれた矢萩竜太郎さんのダンスのもつ自然な豊かさは、いま「多様性」といわれはじめているフォーマットより、もうちょっと先にあるものを私に感じさせます。そのことをもっともっと多くの人に知ってもらいたいと思うのです。そこでクラウドファンディングを利用して記録映像のDVDを制作しようと決めたのです。

 みなさまからの熱いご支援・ご協力を何卒よろしくお願い致します。

 「ぼくのからだはこういうこと」制作実行委員会 メンバー一同

ぼくのからだはこういうこと制作実行委員会:✉ bokunokarada@gmail.com

ダンスワークショップの会:http://www.dancede.org/

いずるば:http://izuruba.jp/

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

 わたしは、矢萩竜太郎さんのダンスの現場を体験するにつけて、「その人らしく生きること」「ちがいを感じ合い、お互いを生かし合うこと」がわたしたちが創造的に暮らしていくうえで、本当に大切なことなのではないかと気づかされます。そのことはダンスのステージのことだけにとどまらず、社会生活をおくるうえでも「多様性を認め合う社会」を、どちらかといえば政策的なトップダウン的な、はやりの概念としてではなく、わたしたち皆が、自分たちのよりよい生活のこととしてリアルに考えようとする時のヒントに溢れていると思います。

 わたしたちは、こんなことが実現できれば、とても幸せに感じます。

1. ご支援を通じて、みなさまと一緒になってこのドキュメンタリーを制作したい。

2. ドキュメンタリーをDVD化して、できるだけ多くのみなさまに届けたい。

3. 上映会を通じて、みなさまと一緒に作品を鑑賞したい。

4. ドキュメンタリーの感想、観て感じるものについて、みなさまとシェアし合いたい。

 なによりも、このDVDが矢萩竜太郎さんのダンスの魅力を伝え、多くのみなさまが彼のダンスに生で接してもらえるきっかけになればと願います。

▼すべての人と分かちあいたい、そして、こんな方にぜひ観て欲しい、一緒に考えたい作品です

 「ぼくのダンスをみて欲しい。ぼくのからだをみて欲しい」彼のユニークな存在から生まれる即興のダンスはストレートに私たちに訴えかけてきます。竜太郎さんにしか踊れないダンス。そのダンスに私たちは、心揺さぶられます。何故でしょう?どうしてこのように感動するのでしょうか?みた方は、そのように自分に問いかけることでしょう。倒れ込むまで踊る彼のストイックなダンス。竜太郎さんは、踊ることが嬉しくて楽しくて、踊った後に涙がこぼれてしまうこともあります。共演してくださる方々には、ありがとう・・ありがとう・・・とたくさんお礼を伝えます。

❤ ダンサー、そして音楽家など表現活動をしている方、アーティストの方

❤ 自由な表現活動の楽しさや素敵さにふれたい方や子供たちと家族の方

❤ ダウン症とかかわる団体や家族の方、障がいとかかわる団体や家族の方

❤ ダイバーシティなど共生社会の在り方を考える方や団体

❤ 表現活動や障がいを自分とは遠い存在と思っている方

▼映画監督 近藤真左典 シネマネストJAPAN 

 わたしたちは幼少の頃から努力や責任の大切さを教え込まれてきました。でも、それはいつしか無意識のうちに厚いコートとなって、わたしたちの身体を包んでいます。障がい者たちの生の表現(アール・ブリュット)に触れる時、コートの存在に初めて気付き、それを脱ぎ去ることの可能性に心が震えます。「障がい者と共にいるからこそ感じられる幸せがある」「わたしたちは彼らを必要としている」そのようなことをこの映像作品を通して感じていただければ幸せです。

1957年大阪府生まれ。テレビ番組やビデオ作品を中心にスポー ツドキュメント、人間ドキュメント、報道ドキュメント等の演出・ プロデュースを手がける。ハンディキャップを主題とした作品とし ては、経済企画庁ボランティア推進事業映画『 ボランティアわっはっは』、フジテレビ「ザ・ノンフィクション『 役立たずの唄』」のプロデューサーを務める。

2010年より㈱シ ネマネストJAPAN代表取締役 http://cinemanest.com/company.html

劇場用ドキュメンタリー映画『父をめぐる旅―異才の日本画家中村 正義の生涯―』(2013公開)http://www.cinemanest.com/masayoshi/home.html

DVD作品『ダンスとであってー萩竜太郎10番勝負!―』( 2016)

プロデュース作品

劇場用映画『物置のピアノ』(2014 公開)http://www.cinemanest.com/monookinopiano/

ドキュメンタリー映画『日本の保健婦さんー前田 黎生・95歳の旅路』(2015公開)http://www.cinemanest.com/hokenfusan/

ドキュメンタリー映画『 GIVENーいま、ここ、にある しあわせ』(2016公開)

▼監修 齋藤徹(音楽家/コントラバス奏者)

 竜太郎さんとの共演を通じて「弱さの力」ということに思いが至ります。共演者たちは、彼と一緒に舞台に立つと、 いままで修行したり、訓練したり、準備したことを披露するよりも先に、まず彼との関係を考えざるをえません。 共演者たちの強い主張や自分中心の表現意欲は、デリケートな竜太郎さんの存在する場所を奪いかねないのです。
 その時、共演者達は準備したことを忘れ、見せたい、聞かせたいよりも先に、自分さえ気がつかなかった「自分」で彼に対するようになるのです。この行動には嘘がありません、いや、ありえません。「いま・ここ・わたし」でしかできないことが、そこに生まれるのです。その時、その人のオリジナリティが現れ、インスピレーション溢れる空間になるのです。これは効果を競い、技巧や美しさを競い合うことと反対側にあります

 強さを主張し合うのではなく、弱いからこそお互いを感じ合う。このことは表現活動の枠をこえて、私たちの社会を拓くうえでも、大きなヒントになるのではないでしょうか。

 東京生まれ。ダンス、舞踏、演劇、美術、映像、詩、書、邦楽、雅楽、能楽、西洋クラシック音楽、アストル・ピアソラなどタンゴ、ジャズ、即興音楽、韓国やアジアのシャーマニズムと深く関わってきている。アジアとヨーロッパを繋ぐ「ユーラシアン・エコーズ( 日本・韓国・シンガポール)」「オンバクヒタム」、ジャン・サスポータスとのダンスシアター「私の城(ドイツ自閉症プロジェクト)」を継続中。1994年アヴィニオンの 国際コントラバス祭に招かれ、この頃から頻繁にヨーロッパに行き 、ミッシェル・ドネダ、バール・フィリップスらと演奏を展開している。神奈川フィルの委嘱で2つの二重協奏曲を作曲、演奏。上智大学・早稲田大学などで講義、障がい者との共演・ワークショップ。「いずるば」では2014年「竜太郎10番勝負!」、2017年「齋藤徹のワークショップ」、2018年「いずるばオープンリハーサル」。

▼これまでの活動

 竜太郎さんの映像作品はこれが初めてではありません。4年前に行われたドイツ公演の様子を中心にまとめたDVD「ダンスとであって」では彼のダンスの魅力、その一端を紹介しました。第一作のDVDでは、矢萩竜太郎を一人のダンサーとして捉え、あえて彼の障がいにはフォーカスを合わせませんでした。しかし、彼のダンスは彼の持つ障がいを抜きにしては成立しません。ダウン症という事実にも真正面から向き合い、それだからこそ、表現できる彼のダンスの魅力を探りたいと思います。「ダンスとであって」以降の、さまざまなセッションの中で新境地を拓いていく彼のダンスシーンを中心に、「ハンディキャップと表現」に深く関わっている人たちのインタビューを交え、矢萩竜太郎の存在意義を掘り下げます。

▼資金の使い道

ご支援していただいた資金は映像制作に関わる全般(撮影・編集・仕上げ・パッケージ化)に使わさせていただきます。なお、DVDは英語字幕版を同時収録予定です。

▼リターン一覧

▼矢萩竜太郎 プロフィール

矢萩 竜太郎(やはぎ りょうたろう/即興ダンス)
1976年生まれ。

1990年、ヴォルフガング・シュタンゲのワ ークショップに参加したことをきっかけにダンスを始める。

2000年、ロンドンにおいてアミキ・ダンスカンパニー「20/20」に出演(リリックシアター/ヴォルフガング・シュタンゲ主宰)

2003年、アミキ・ダンスカンパニー「タイムスステップ」に出演(リリックシアター)

2005年、シアター21フェス、新人シリーズ10「インプロヴィゼーションⅠ」即興ソロ作品発表(神楽坂セッションハウス)

2005年、アミキ・ダンスカンパニー「タイムスステップ」に出演(リリックシアター)

2010年、ドイツにおいて、ジャン・サスポータスと齋藤徹主催のダンスと音楽のパフォーマンスに参加

2014年、「竜太郎10番勝負」公演、日本での6回(いずるば)、ドイツツアーで4回(ケルン、ボッフム、ドルトムント、 ヴッパダール)を齋藤徹、ジャン・サスポータスと共に成功させる 

2017年、老人ホームの新生会での公演、「エアジンの四季」定期公演(横浜老舗のジャズライブハウス「エアジン」)、北海道・ 岩見沢でのアール・ブリュットフォーラムでのオープニングアクト 、キッドアイラックホールでのダンスプロジェクトなど

2018年、いずるばオープンリハーサル・シリーズ(いずるば)、信濃の国「原始感覚美術祭」みちのくまつり~本祭り公演、「ダンスとであって」齋藤徹+熊坂路得子(アコーディオン)(第Q芸術)など

ダンスのスタイルは常に“即興”。 かたちに捉われない自分自身の表現を目指し、彼の存在がその場に 与えるポジティブな影響は多方面で注目されている。

 

最新の活動報告

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  • いずるばフェスティバル 12月8日と9日のニ日間、スタジオ「いずるば」にて。両日ともに15時から。 「ぼくのからだはこういうこと」監修の齋藤徹さん(コントラバス)と矢萩竜太郎さんを中心に「いずるばオープンリハーサル」の仲間たち(受講生)による成果発表的なパフォーマンスと、ゲストによる即興セッションが楽しめます。 成果発表的なパフォーマンスは現在、齋藤徹さんの指揮のもとで、オープンリハーサルの仲間たち、音楽スタッフやご支援いただくゲストのみなさまとの稽古が進んでいます。 「いずるば」の魅力や、竜太郎さんに会いに、どうぞおいでください。 (料金) 予約3,000円  当日3,500円/ 障がいのある方2,000円  付添いの方1,000円   もっと見る

  • ◆奏でるカラダ・奏でられるカラダ ☆ ライブ開催のお知らせ◆ ー 演奏と体の美しい関係 ー ハラルド・キミッヒ(ヴァイオリン) × 矢萩竜太郎(ダンス)+ 喜多直毅(ヴァイオリン/演奏家)+藤波圭介(トロンボーン) 日時 : 11月11日 17時開演 場所 : いずるば 大田区田園調布本町38-8 http://www.izuruba.jp/料金 : 3,000円 問い合わせ:080-3584-3315 喜多直毅さんが企画されたこのライブ、喜多さん自身が「誰よりも僕が観たい!」「観客で観ていたいくらい」というもの!ひとつには、喜多さんはハラルドさんの身体性の高さに注目しています。「まるで踊るように弾く…見たこともないような身体性の高さ」「ダンスしながら演奏しているわけじゃない」「演奏するカラダがそのままダンスを表現しているような…」「竜ちゃんとやったらいったいどうなるんだろ!」「彼に竜ちゃんのビデオを見せたら『ぜひやりたい』って」 みなさん、ぜひ観に来て!聴きに来て!感じに来てください! 即興についてハラルドさんのレクチャーつきです。 むらかみ もっと見る

  • 監修 齋藤 徹(音楽家/コントラバス)  「いずるば」での竜太郎さんを交えた即興は、普通とはちょっと違います。言い方は難しいのですが、まず自己表現ではないのです。 「聴く」「待つ」「信じること」これが始まり。何を「聴く」「待つ」「 信じる」の? 「他者を」であり「自分を」です。言わば、自己表現を放棄して、 他者に思いっきり場所を与え、 時間を与えて、しかも自分も遠慮なく発揮するのです。そんな「 根を持つことと羽根を持つこと」 矛盾したものを同時に手にすることを目指しているのです。 他者が活きることで初めて自分も活きる、しかも自己表現を軽く超えた、思ってもみなかった自分が出てくるのです。それこそ即興の醍醐味だと信じています。   監督 近藤 真左典  例えば、勝ち組と負け組、使える人と使えない奴など、勝ち負けや優劣の評価などが価値観になっている社会、社会に根強く存在する差別、排除、分断。それらはいつしか個々の在り方、つながりを蝕んでいきます。私たちが考える、あるいは私たちに示されるバリアフリーや、ダイバーシティの考え方は、いつのまにか社会的立場の強い側から見下すような、弱いとレッテルを張った側への一方的なものになっていないでしょうか。私はハンディキャップのある人たちに実は私たちが助けられているのだということに気づいてもらえることを願っています。私たちはハンディキャップのある人を必要としているのです。   「ぼくのからだはこういうこと」制作実行委員会スタッフ  「頭で理解し合い、計画的に達成することを目標とし、効率や合理性を求め、競争し合う社会」から「お互いの存在を感じ合い、分かち合い、創造し合う社会」へ、そんなパラダイムシフトへのヒントが、矢萩竜太郎さんと彼に関わる表現者たちのやりとりの現場の中にあるように思います。 その現場ではダウン症という障がいはハンディキャップのようには映りません。 むしろ場を柔らかくなじませ自由な創造的な雰囲気をつくるための触媒になっているように思います。 もっと見る

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