LGBTQ+の子どもたちに「ひとりじゃない」を届け続けたい
LGBTQ+の子ども・ユース(若者)の中には、学校や家庭で安心して自分のことを話せず、孤立の中で悩んでいる人が少なくありません。実際に、10代LGBTQの半数以上が過去1年で自殺を考えた経験があるという調査結果もあります。それでも、「安心して相談できる場所がある」と、そのリスクは大きく下がることがわかっています。
わたしたちは、LGBTQ+の子ども・ユースに「ひとりじゃない」を届けるために、2021年度からプライドハウス東京に関わってきたチームメンバーを中心に「ユースユニット」を立ち上げ、LGBTQ+の子ども・ユースの居場所づくりと相談支援を行ってきました。

しかし、プライドハウス東京レガシーのリニューアルに伴い、2025年度で終了となります。
それでも、この居場所と相談事業をなくすわけにはいきません。
24歳以下のLGBTQ+や「そうかもしれない」と感じる、さまざまなバックグラウンドをもつ子ども・ユースが「ひとりじゃない」と感じられる場所をこれからも続けるために、私たちはこのクラウドファンディングに挑戦します。
ユースにとっての居場所とは
ユースユニットのメンバーの中には、かつて利用者としてこの居場所に通っていたメンバーもいます。
ここでは、そのうちの2人のストーリーをご紹介します。







なぜ、いまLGBTQ+ユースの居場所が必要なのか
「相談できる人がいなかった」「学校も家も安心できる場所じゃなかった」
こういった子どもやユースの声は今も多く届く言葉です。
LGBTQ+の子ども・ユースは、今も深刻な孤立の中にいます。

42.2%が自傷行為、53.9%が過去1年に自殺念慮、19.6%が自殺未遂。これは全国の10代に向けた調査と比べて3倍以上という非常に高い数値です。
しかし、ここで重要な事実があります。

安心して話せる人や場所がある場合、それぞれの数値が大きく下がることが示されています。
つまり、居場所や相談先の存在そのものが命を守っているのです。
しかし、この調査によると性のあり方について安心して相談できる人・場所がないと感じている人は半数近くいます。

加えて、この調査によると学校や家庭でも困難を経験したことのある人が大半を占めています。

逃げ場がない。 話せる人がいない。 否定されるかもしれない。
その中で、ひとりで抱え込んでいるLGBTQ+の子どもたちがいます。
これまでの活動紹介
この居場所は、19歳から24歳のユーススタッフが中心となり、参加者の声やニーズをもとに企画を考え、運営してきました。
「LGBTQ+ユースによる、LGBTQ+の子ども・ユースのための居場所」として、おとなスタッフのサポートのもとユーススタッフが自分たちの手で場をつくってきたことが大きな特徴です。

居場所ではユースたちが思い思いに過ごすことができます。
軽食を食べたり、スタッフや他の参加者とおしゃべりをしたり、学校の宿題や課題をしたり、静かにのんびり過ごしたり。
最近ではユースコミュニティボックスを始め、服や雑貨などまだ使えるけど不要になったものを交換しあうこともできます。
また、この居場所に直接来ることが難しい多くの子ども・ユースのために、オンラインイベント、SNSでの情報提供や、全国各地のLGBTQ+の大型イベントに出張し、そのエリアの子ども・ユースの居場所作りにも積極的に取り組んできました。

この居場所について参加者のみなさんからはこんな声が届いています。


2025年12月からは、LGBTQ+の子どもをもつ親の立場のスタッフと大人スタッフがLGBTQ+の子どもをもつ親の会もスタートさせました。
親の会に参加されている方からはLGBTQ+ユースの居場所の意義について、次のようなメッセージをいただきました。

また、親の会が作り上げてきた、LGBTQ+の親のコミュニティの意義については次のようにお話しいただいています。
相談支援プログラム『ラップアラウンド・サポート』では、公認心理師をはじめとしたLGBTQ+に関する専門知識や相談支援経験豊富なスタッフが一人ひとりに寄り添う支援を行ってきました。
ラップアラウンド・サポートは、居場所での対面だけでなく、オンラインで全国どこからでも利用でき、性のあり方に関することもそれ以外のこともどんなことでも話すことができる子どもやユース支援に特化した相談支援プログラムです。
この『ラップアラウンド・サポート』について、次のような声を参加者のみなさんからいただきました。

*ミスジェンダリング: トランスジェンダーノンバイナリーの人を本人が望まない性別で扱ったり、それに関連する言葉を使うこと

私たちが居場所や相談事業の中でとても大切にしてきたのはDE&I(Diversity, Equity & Inclusion 多様性、公正、包摂)の取り組みです。
多様なLGBTQ+の子ども・ユースが安心して共存できる居場所を作れるよう、例えば遮音性のあるイヤーマフや筆談ボードなどを用意してきました。

ほかにも、LGBTQ+コミュニティの中でも隅に追いやられていないことにされがちなアイデンティティや属性にフォーカスをあてたイベントも行ってきました。
ユースユニットのメンバーたちはこれまで有償で活動し、LGBTQ+ユースにとって今はまだ数少ないSOGIハラの心配なく働き、様々なことに挑戦したり成長したりできる場にもなっています。

プロジェクト立ち上げの背景
わたしたちは2021年度から、さまざまな形でプライドハウス東京に関わってきたチームメンバーを中心に「ユースユニット」を立ち上げ、主にプライドハウス東京のLGBTQ+センターや事業の中でLGBTQ+の子ども・ユースの居場所作りや相談支援を行ってきました。しかし、この活動はプライドハウス東京レガシーのリニューアルに伴い、2025年度で終了となります。
しかし、この大切な活動をここで終わらせたくない。
そうした思いから、LGBTQ+の子ども・ユースの居場所づくりと相談支援等の事業に発足から携わっていた小野アンリと向坂あかねが共同代表を務める特定非営利活動法人Proud Futuresが、共感する他メンバーとともに、これまでの積み重ねやユースユニットでの経験を活かして、ユースユニットや相談支援事業を継続して運営していくことを決意しました。
そのために、今回クラウドファンディングに挑戦しています。
運営団体・メンバーからのコメント





利用者からのコメント
利用者からの応援メッセージ

最後に
安心して集える場所。
同じ思いを持つ仲間と出会える場所。
悩みを安心して相談できる場所。
この居場所とつながりは、多くの子どもたちにとってかけがえのないものです。私たちは、これを絶対になくしたくありません。
しかし、想いだけでは続けることはできません。
本クラウドファンディングで集める資金は、この居場所と相談支援を存続させるために不可欠な資金です。
皆さまのご支援がなければ、この取り組みを続けることはできません。
どうか、LGBTQ+ユースの未来をともに支えてください。
わたしたちについて
特定非営利活動法人Proud Futures
Proud Futuresが実現したい未来は、『LGBTQ+の子ども・若者が安心な気持ちで、自信をもって、自由に生きられる社会』です。
共同代表がそれぞれボストンと福岡で培ってきたLGBTQ+の子ども・若者支援の経験や知識を持ちより、2020年に発足。LGBTQ+の子ども・若者とサポートする大人へのリソース作りと共有を通してLGBTQ+の子ども・若者にとってより良い今と未来を作るための活動を行ってきました。
専門分野は、LGBTQ+の子ども・若者の居場所づくり、メンタルヘルスケア、アドボカシー、LGBTQ+インクルーシブ教育です。
ウェブサイト: https://www.proudfutures.org/
Instagram: https://www.instagram.com/proudfutures/
Facebook: https://www.facebook.com/proudfutures/
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