人形劇団むすび座の挑戦
環境に関わらず すべての子どもたちに人形劇を届けたい!

1967年に創立された人形劇団むすび座は、名古屋を拠点に国内外で活動を続けてまいりました。私たちはご依頼をいただければ、どこへでも足を運び、人形劇をお届けしています。
しかし依頼公演を中心とする現在の活動では、「人形劇を観たい」子どもや、「人形劇を観せたい」おとながいたとしても、金銭面の理由などでご依頼をいただくことができない場所へ赴いて人形劇を上演することはできません。
とくに、児童養護施設をはじめとした児童福祉関連施設に暮らしたり通ったりしている子どもたちや、経済的・家庭的な事情によって舞台芸術に触れる機会の少ない環境にある子どもたちに人形劇を届けることへのハードルは高く、ボランティアとして劇団の資金をそこに投入することも難しいのが実情です。
長年の課題である少子化問題に加え、経済社会、とくに演劇界全体が大きなダメージを受けたコロナ禍以降、以前の水準に回復することのない公演数、そして、近年では資材の物価や燃料費の高騰…。
私たちむすび座だけではなく、子どもたちに演劇を届ける<児童青少年演劇>を生業とする劇団は今、苦境に立たされています。
でも、私たちは「すべての子どもに人形劇を届ける」という想いをあきらめません。
私たちの思いをより良い形で実現し、人形劇に触れる機会のない子どもたちへ笑顔と感動を届けるため、クラウドファンディングに挑戦します!
これは、劇団活動を維持しながら子どもたちに豊かな文化体験を届け、子どもたちの未来、むすび座の未来、そして未来の社会を明るく発展させるためのプロジェクトです。
皆さまの想いをむすび座に託してください。その想い、子どもたちに届けます!
今回のクラウドファンディングで実現したいこと
私たちが実現したいのは、さまざまな環境にある子どもたちに人形劇を届けることです。
児童養護施設をはじめとした児童福祉関連施設は、国や自治体からの資金やNPO団体の支援などによって運営されていることが多く、人形劇を依頼する公演費用を捻出することは容易ではありません。
加えて、子どもたちのために奮闘する職員の方々の日々の時間も限られており、ご依頼をいただき、そこにいる子どもたちへ人形劇を届けるということへのハードルは大変高いといわざるを得ません。
しかし、こうした施設に通う子どもたちの中には、一般の家庭で育った子どもに比べて文化的な体験をしていない子どもも多く、心理的なケアが必要な子どもや、自らをとりまく環境のなかで人間関係を再形成し、信頼関係を築いていく必要のある子どもがいます。
表情をもたない人形に命が宿る人形劇は、子どもたちの心に優しく溶け込むことで、想像力や感受性を育み、心に残る体験を届けます。
子どもたちには目の前に広がる人形劇の世界で大いに心を動かし、怒ったり、泣いたり、笑ったりして欲しい。その時間を、子どもの周りにいるおとなたち、そして支援者の方々のあたたかな想いをむすび座の人形劇という形にして届けたいと思います。
そのあたたかな想いは、人形劇の楽しい思い出と一緒に、子どもたちの心を灯し続けてくれることでしょう。
今回のクラウドファンディングでいただいたご支援を通して、児童福祉関連施設をはじめ、様々な環境にいる子どもたちを対象に、以下の2つの形で人形劇の鑑賞機会を提供したいと考えています。
▼むすび座の想いを実現するための2つの形▼
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人形劇を「届けます」
児童福祉関連施設や特別支援学校などに出向いて、人形劇を公演します。
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人形劇に「招待します」
対象の施設を利用する子どもたちを、むすび座の主催公演に招待します。
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人形劇は現代の子どもに必要な心の栄養

デジタルツールが普及し、SNSやオンライン技術の発達、AI生成技術が台頭する現代。子どもたちでも、動画を視聴したりゲームで遊んだりと、デバイスを手にして生活することが当たり前の時代となりました。
その一方で、「実際に目の前にあるものを感じる」「触れて心を動かす」といった体験は、以前に比べて圧倒的に減少しています。
SNS上の相手や、AIを相手にしか相談できず、悩みを抱え込んでしまう若者の存在は今や社会問題になっています。
現代の子どもたちにとって、リアルな舞台芸術に触れる体験は、想像力や感受性を育み、豊かな心の成長を促すうえで欠かすことのできないものです。

私たちが専門としている人形劇は、表情のない人形に命や感情を見いだす、人間が持つ想像の力が最大限に発揮される舞台芸術です。
子どもたちは自分の想像力から生まれた感情を人形に投影させながら物語の世界を楽しみ、自分の心で登場人物の感情を追体験していきます。
だから、むすび座の人形劇は「今の子どもたちの成長に必要なこと」を考えて物語を選び、人形劇を創りつづけてきました。物語の登場人物たちが経験する喜びや悲しみ、怒り。たちはだかる困難に挑戦し、乗り越える姿。
それらすべてを人形劇を通して自分の体験のように感じてもらうことで、子どもたちの心に「希望」を届け、未来を明るく照らしたいと考えています。
そして、オンライン上のコミュニケーションにはない、同じ空間で他者の笑い声や驚きを五感で感じながら舞台を楽しむ経験や、観終わった後に感想を語り合い自分とは違う考え方を知る経験は、子どもたちの「共に生きる力」の基礎になっていきます。

デジタルが主流となった今の時代において、人形劇がもたらす生きた感動をひとつの空間に集まって味わうことに、大きな価値があると私たちは信じています。
人形劇が子どもの心にもたらすもの
人形劇の演者である人形は、子どもの心に入り込むことが得意です。
言葉で気持ちを表現することが難しい子どもでも、人形を介することで安心感を得られ、心の負担が軽減されるといわれています。
子どもたちが人形劇に触れることの価値、そして意義について専門家の皆さまにコメントをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
くすのき燕様
たかはしいちげん様
私たちには、人形劇の力を追求しながら上演を続ける日々の中に、もう1つ大切にしている時間があります。
それは、人形劇の上演後に人形たちが子どもたちを送り出す「お見送り」の時間です。

舞台で活躍した人形と間近で触れ合えるこのひとときは、子どもたちにとって忘れられない体験となります。人に対しては緊張してしまう子どもでも、人形には警戒心を抱かず、自然と心を開いてくれることが多くあります。
そして、私たちは子ども達だけではなく、保護者の方や、先生方など、子どもたちの生活を支えるおとなの方々ともお話します。上演中の子どもの様子や今後のご要望などをお伺いしていくことは、現代の子どもたちに必要なもの体感的につかみ取っていくことにつながっています。
私たちは「人形劇」を通して生まれる、あたたかな交流や対話によって、子どもたちに寄り添い、安心と笑顔を届けています。
人形劇を見た人たちの感想
「大人の私でも心を揺さぶられ、深く感動できるストーリーでした」(幼稚園教諭)
「普段は落ち着きのない子どもが、舞台に引き込まれ、食い入るように見ている姿がとても印象的でした」(保育士)
「終演後に感想を聞くと、子どもの新しい一面や豊かな感受性に気づくことができました」(幼稚園教諭)
「人形劇を舞台で観るのは初めてですが、ついひきこまれました。自分も子どもと同じ目線で楽しめたと思います」(おとな)
「息子が2歳のころからむすび座の人形劇を観ています。今回は5歳になった息子と一緒に感動して涙しながら観ることができました。一緒に育てていただきありがとうございます。」(おとな)
これらの声は、人形劇が子どもたちの心に深く届き、想像力や感性を育む力を持っていることを物語っています。子どもだけでなく大人の心にも響くその感動こそが、人形劇の大きな魅力です。
応援メッセージのご紹介
むすび座の人形劇は、共に作品を創り上げてくださる多くのスタッフの皆さんにも支えられています。
その方々から応援のメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
平丸久美子様
関根信一様
ラストラーダカンパニー Chang様 LONTO様
若狭慶大様
ノノヤママナコ様
人形劇団むすび座について
「人形劇団むすび座」は、1967年に創立された歴史ある人形劇団です。
名古屋を拠点に全国各地で上演活動を行うとともに、海外でも公演を重ね、年間1,000回以上の公演を実施して、子どもたちに人形劇を届けています。
その実績と信頼は長年にわたり積み重ねられ、専業の人形劇団としては国内でも有数の規模を誇ります。
劇団員と、現在上演中の作品から過去の代表作まで、さまざまな時代に活躍した人形たちとの集合写真
これまでの活動
むすび座の人形劇は、年間1,000回以上上演され、延べ10万~14万人の方々にご覧いただいています。
その多くは、幼稚園や保育園、小学校からのご依頼による公演です。子どもたちの成長の一助となることを願い、私たちは全国各地へ、時に海外にも足を運び、心に残る舞台を届けています。
私たちの劇団名“むすび座”は、創立当初、まだ名前をもたない人形劇団として活動していた頃に、子どもに豊かな文化を届けたいと願う地域の人々が集まり、劇団と手を”むすび”、子どもたちへ人形劇を届けたことから名づけられました。
そして、温かな思いと子どもたちの笑顔に支えられながら、人形劇を多くの人々へと届け、現在に至るまで活動範囲や規模を拡げながら活動してきました。
1979年の学校公演の様子(悟空誕生)
1967年の創立からまもなく60年。子どもたちの笑顔を中心に、人と人とがつながっていく瞬間に立ち会えることは、今もなお私たちにとって何よりの喜びです。
人と人とをむすぶ
私たちむすび座には、大切にしている合言葉があります。
それは「子どもと子どもをむすびます。人と人とをむすびます。」という言葉です。
この想いは、創立以来さまざまな場面で体現されてきました。長い歴史の中で、世代と世代をむすんできたこともその一つです。
かつて子どもとして人形劇を観た方が親となり、自分の子どもを劇場へ連れてきてくださることがあります。さらに、その親が祖父母となり、三世代で人形劇を楽しんでくださる光景も少なくありません。

また、人形劇を観た子どもたち同士が感想を語り合い、心を通わせる姿も数多く見られます。
舞台をきっかけに生まれる共感や対話が、新たなつながりを育んでいくのです。
私たちはこれからも、この合言葉を胸に刻み、誰かと誰かを結び、温かな絆を広げていく人形劇団であり続けたいと願っています。
資金の使い道
今回集まったご支援金は、以下の割合で使用し、子どもたちに人形劇を届ける活動に使用します。
60%…プロジェクト実施費用
児童福祉施設や児童養護施設等でのボランティア公演の費用(公演費、移動費や宿泊費等)、リターンにかかる経費に使用させていただきます。
30%…劇団の活動費
劇団員の人件費や、事務所・稽古場の維持に係る費用として使用させていただきます。
10%…クラウドファンディング手数料
20%の手数料のうち、協力費として支援者様にご負担いただく分を除いた手数料です。
今後のスケジュールについて
6月初旬 プロジェクトページ OPEN
6月15日 クラウドファンディング開始
クラウドファンディング期間中は、活動報告などでプロジェクトについて、そしてむすび座についての情報を随時お届けしていきます!
8月31日 クラウドファンディング終了
9月頃~ 順次リターンの発送を進めながら、支援公演の実施に向けて動きます。
ご支援いただいた資金で行った公演についても、順次ご報告いたします。
ごあいさつ
人形劇団むすび座 代表 大野正雄
コロナ禍が世界を覆った2020年。劇団存続の危機にあった私たちの元には全国から応援の声が寄せられ、多額のご寄付・クラウドファンディングへのご支援をいただきました。先の見えない不安の中、前を向く勇気を与えてくれたのは「むすびつき」の力でした。
あれから6年。いま、世界は再び混迷の中にあります。各地で続く対立や紛争、物価・燃料費の高騰は人々の暮らしを直撃し、むすび座も再び苦境に立たされています。
そんな時代の中でも、私たちにできることは人形劇を通じて子どもたちに喜びと感動を届けることです。
「人と人とをむすびます 心と心をむすびます」
この合言葉と歩み、まもなく60年。
激動の世界をいきていくために、今こそ劇団の原点に立ち返り、多くの人と手を取りあい、心をむすび、人と人が手をむすんで歩む社会の土台を築いていきたいと思います。
皆さんの支援は、むすび座の未来をむすび、人形劇と子どもたちをむすび、子どもたちと社会をむすんでいきます。
1人でも多くの方と手をむすび、新たな物語を紡いでいきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。





